暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ミュリエルの結婚 Muriel's Wedding

2006年09月30日 22時48分42秒 | 洋画>★★
1996年/豪/P・J・ホーガン監督/トニ・コレット レイチェル・グリフィス
2006年9月27日 日テレ 水曜シネマ

【あらすじ】
豪州の渡辺えり子、ミュリエル。地元議員の子である彼女は、<結婚式>に猛烈に憧れるバカ女だった。
親の金で勝手にリゾートでのバカンスを楽しんでしまった彼女は、カンカンの親から逃れシドニーへ。旅先で再会した高校時代の友人(グリフィス)と、新しい暮らしを楽しんでいた。
しかし友人が癌で半身不随、父親は議員を失職、両親は離婚と雪崩のような不幸がやってくる。現実逃避か自己防衛か、花嫁募集広告で偽装結婚のオリンピックメダル候補のイケメン水泳選手と婚約するミュリエル…いやマリエル。張り切ってど派手な結婚式をぶち上げるが…。


この映画には、嫌いなタイプの女しか出てこない。女に幻想を抱いている男性諸氏に見てもらって、女なんて結局こんなもんスよと教えてやりたいものだ。
しかし主演のトニ・コレットは、ケツはデカいものの顔はそう捨てたもんでもない。はにかんで見せる笑顔からこぼれる歯は、何処となくマイク・マイヤーズを連想させたりもする。
冒頭は本当に渡辺えり子(しかも「刑事ヨロシク」の時の)くらいにしか見えなかったが、シドニーに舞台を移動して髪の毛を切ってからは凄く綺麗に見えるようになった。
そういえば、マリエルに想いを寄せていた男の子はどうしたのだろうか。「その彼と幸せに…」という結末でもなく、やや消化不良。
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巌流島/GANRYUJIMA

2006年09月30日 13時04分13秒 | 邦画>★★★
2003年/邦/千葉誠治/本木雅弘 西村雅彦 田村淳
2006年9月25日 日テレ月曜映画

【あらすじ】
人間性に問題大有りの宮本武蔵(モックン)。強盗同然に漁師(ロンドンブーツ)を脅して、佐々木小次郎(西村)の待つ決闘の地舟島へ向かう。ところがロンドンブーツが武蔵に反撃し、気絶させたところで小次郎に助けを請うが、なんと小次郎はロンドンブーツを武蔵と勘違い。どうするロンドンブーツ、どうなる武蔵&小次郎!?

面白かったかと問われるとちょっとアレだが、最後まで集中して観られたのだからやっぱり面白かったのだろう。
それにしても、史実として佐々木(のモデル)が宮本に敗れた(殺された)とはいえ、漁師が剣豪を撲殺するとは無理がありすぎる。
そこまでの無理を通すなら、佐々木は死なず、記憶を失った宮本に代わって<宮本武蔵>に成りすましましたとさ。というくらいの無茶苦茶なオチにしても良かったのではないだろうか。いや、いっそミュージカルくらいにしてもいいくらいだ。
この監督(もしくは脚本家)は、多分「うる星やつら」の宮本武蔵編に影響を受けたに違いない。
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スピード2 SPEED 2: CRUISE CONTROL

2006年09月29日 23時32分37秒 | 邦画>★★
1997年/米/ヤン・デ・ボン監督/サンドラ・ブロック ジェイソン・パトリック
2006年9月29日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
キアヌと別れたサンドラは、新彼のジェイソン・パトリックとカリブ海クルージング旅行。
ウキウキの2人だったが、乗った船がキチガイテロリストにジャックされた!
操船システムを乗っ取り、何処で仕込んだのか凝った爆発物をセッティング。ダイヤを盗んでサンドラを人質に!船は南国リゾートの港町へ、一直線に突入する!


「スピード」の続編ではあるが、中身は主人公たちの恋愛と結婚の駆け引きである!終盤に来てグッと面白くなるものの、それまでの見所はサンドラのプリプリノーブラスタイルくらいしかない。唖の少女と手話で会話したりするジェイソンのフリは何だったのか、それがオチに何の関係もないどころか、少女がどうなってしまったのかも不明。
それでも港町に突っ込むシーンはバカバカしくも圧巻で、さながらドリフの大型コントを見るが如し。監督のヤン・デ・ボンはオランダ人。「ル・ブレ」にフランス人のドリフ魂を見たが、オランダにもドリフ魂が活きていることを発見!
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コップランド Cop Land

2006年09月28日 22時52分03秒 | 洋画>★
1997年/米/ジェームズ・マンゴールド監督/シルベスター・スタローン ハーヴェイ・カイテル ロバート・デ・ニーロ レイ・リオッタ
2006年9月28日 テレ東木曜洋画劇場

【あらすじ】
正義の男・保安官スタ。そんな彼が<コップランド>と呼ばれる警察官ばかりが住む街でくすぶっていた。
ハーヴェイ・カイテルはヒーロー気取りで暴利をむさぼり、レイ・リオッタは保険金詐欺を働く。ロバート・デ・ニーロは内部監査に目を光らせ、スタは人妻に恋をしていた!
若き警官マーレイがカイテルの陰謀に巻き込まれたことを知った、スタの取るべき道は如何に!?


分かれば面白いのだろうか。でも分からないから全っ然面白くなくて苦痛だった。
それでも「このキャスティングは豪華すぎる!」ということが分かるようになった、そんな自分が少々嬉しく思えた。
それにしても、こんな演技派に周りを固められてスタは大丈夫だったんでしょうか。スタは顔芸で勝負なんだがなあ。
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テロリスト・ゲーム2/危険な標的 Night Watch

2006年09月27日 23時36分44秒 | 洋画>★
1995年/英・米・ハンガリー/デヴィッド・S・ジャクソン監督/ピアース・ブロスナン アレクサンドラ・ポール
2006年9月27日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
香港株式市場大暴落!この影に潜む恐るべき陰謀と、名画が精巧なレプリカに入れ替わっているという事件の関連を追って、イメチェンしたブロスナンとノーブラのアレクサンドラが駆けずり回る!

髭で長髪というヤンキースのランディ・ジョンソンのような風貌に変身したブロスナンは、前作とは人が変わったかのような活躍を見せる。
が、やっぱり詰まらない!辛い2時間だったなあ~。
美術愛好家と北朝鮮全国民、そして種子島宇宙センターを敵に回した作品。あっと、衛星を利用した通信攻撃でパソコンモニターが爆発するというギャグもどうなんでしょうか!?
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テロリスト・ゲーム DEATH TRAIN

2006年09月26日 22時59分42秒 | 洋画>★
1993年/米・英/デヴィッド・S・ジャクソン監督/ピアース・ブロスナン アレクサンドラ・ポール
2006年9月26日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ドイツの科学者が、旧ソ連のパトロンを得て核爆弾を作ってみた!でも旧ソの欠陥品が災いして、誰にも言えない被曝事故。博士は入院、パトロンはちょっとアレな傭兵を使って列車をジャックした。爆弾を積んだ列車は、ヨーロッパを南下する。
一方何とかいう正義の組織(ボスはパトリック・スチュワート)は、列車のハイジャックを受けて人質救出に乗り出した!呼び出しを喰らって不機嫌なブロスナンは、狙撃手が女(ポール)だというので余計に不機嫌に!


ブロスナンが大塚明夫の時点で、なんか違う。というか、ブロスナンは本当に主役だったのか?妙に影が薄かったような気がするが…。オイシイところは、殆どアレクサンドラ・ポールに持っていかれたような気がしないでもない。
クリストファー・リー扮するパトロンのラスボスは、「私も被曝してしまった」とサラリと漏らすがそんな様子も見せず射殺による最期を遂げる。
東海村JCOの臨界被曝事故がなければ、爆発も無いのに<被曝>と言われてもちょっとピンと来ないことだったろう。しかし、あんまりこういうテーマをアクションの影に乗せて、軽く扱って欲しくはなかったなあ。
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新Mr.Boo!/アヒルの警備保障 Security Unlimited(摩登保〔金票〕)

2006年09月25日 22時51分56秒 | 洋画>殿堂>その他
1981年/香/マイケル・ホイ監督・主演/サミュエル・ホイ リッキー・ホイ
保存ビデオコレクション

【あらすじ】
警備会社に勤めるマイケル、サミュエル、リッキー。自作自演のスリ逮捕、ビル火災時のパラシュート活用、ライフルに指突っ込んで暴発させ、難民美女に恋するリッキー、強盗からちょろまかしたことで強請られて、競馬荒らしコンビは災難だ。

ハワード・ザ・ダックの次はアヒルの警備保障。アヒル続き。ま、アヒルは出ませんが。

しかしこれはよく出来てる!マイケル作品としては「Mr.Boo!」に次ぐ名作。リッキーも細くて小さくて可愛いし、大いに笑った。サミュエル=富山敬、リッキー=安西正弘の吹き替えも絶妙!なんつってもリッキーの妄想大爆発が可愛いのなんのって。西部劇のガンマンになったり、スーパーマンになったり。って、やっぱしリッキーばっかり見てるのね、私。でもね、これ見るとリッキーってマイケルにも大衆にも可愛がられていたんだなって確信するよ。
これだけのことができる人(マイケル)が、あの程度(「鉄板焼」とか、他のシリーズ作品)のことしか出来なかったりするのが不思議だ~!
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ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 Howard the Duck

2006年09月24日 22時40分07秒 | 洋画>★
1986年/米/ウィラード・ハイク監督/リー・トンプソン ティム・ロビンス
2006年9月21日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
アヒルが進化して文明を持っている星から、突如として何故かハワードだけが引きずり出された!彼が引っ張り込まれたのは、宇宙科学実験をしていたアメリカのとある実験場の近く。
アマチュアロックバンドのリー・トンプソンと仲良くなった彼は、星に帰るべく実験場を訪れる。しかしそこの科学者が、実験の作用で暗黒魔王に体を乗っ取られ物凄い形相に!


あー。糞だね。ハワードの着ぐるみで熱演した2人の小人さんには悪いが、こういうシナリオにマッチする媒体は漫画かアニメかゲーム。
更に86年という年代を考えれば、よく出来た着ぐるみだしモンスターの動きも上出来。しかしCGを駆使したスゲー映像を見慣れてしまった現代っ子には、チャチなものにしか見えない。ちょっと作品化するのを早まったとしか言いようが無い。
幸いハワードは地球に留まったことだし、続編として故郷に帰る大冒険を最新の映像技術で描いてみるのも面白いのではないだろうか。

ところで、「マスターズ」やら今作やらを連続で見せられると、改めて英語は宇宙の公用語なんだなあと思い知らされる。ああアメリカ人て能天気だね。
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セイヴィア Savior

2006年09月23日 22時50分12秒 | 洋画>★★
1998年/米/ピーター・アントニエビッチ監督/デニス・クエイド
2006年9月14日 日テレ映画天国チネ・パラ

【あらすじ】
イスラム過激派のテロで妻子を亡くしたデニス・クエイド、<目には目を>とてモスクでお祈り中のイスラム信者を無差別襲撃。名前も戸籍も財産も没収され、外人部隊としてボスニアに赴任した。
そんな折、ひょんなことから現地妊婦の出産に立ち会うハメに。父親不明、母親はしばし育児放棄で、クエイドは子育てに振り回される。


ボスニアに赴任してからは、妻子を殺されたことなどすっかり忘れた模様。自分が任務として射殺した、現地の羊飼い少年のことばかり考えている。
赤ちゃんがとても可愛らしいので、<渋る亭主に子供を欲しがらせよう作戦>に有効な作品かもしれない。
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バーブ・ワイヤー/ブロンド美女戦記 Barb Wire

2006年09月23日 12時40分32秒 | 洋画>★
1997年/米/デイヴィッド・ホーガン監督/パメラ・アンダーソン・リー テムエラ・モリソン
2006年9月22日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
舞台はアメリカ、問答無用の近未来!第二次南北戦争が終結し、アメリカは共産主義国家となっていた。という世界設定はあるもののそれはあまり問題ではない。
シリコンボインの賞金稼ぎバーブ・ワイヤーの、ブロンド振り乱した大活劇!網膜スキャンをクリアできる秘密兵器<コンタクトレンズ>と、バーブの元恋人であるアクセルが護衛する女化学者<コーラD>を巡って、バーブと陸軍、そして裏社会が大混乱の乱れ撃ち!


バーブの盲目の弟がとってもステキ。何故だろうと考えたが、見た目ブロンドのみうらじゅんだからだろうということで落ち着いた。
クール・ビューティーのボンテージアクション、この世界観、この映画は寺沢<コブラ>武一の魂を持っている!

余談だが、今回の放送を以って長野翼アナウンサーがミッドナイト・アート・シアターを降板となった。彼女を見ていると「映画なんか知らなくってもいいか~」と妙な自信がついただけに、ちょっぴり残念だ。
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