暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ドリームキャッチャー Dream Catcher

2019年10月30日 22時07分46秒 | 洋画>★★
2003年/米/ローレンス・カスダン監督/トーマス・ジェーン ダミアン・ルイス ジェイソン・リー ティモシー・オリファント ドニー・ウォールバーグ トム・サイズモア モーガン・フリーマン
2019年10月28日 日テレ映画天国

【あらすじ】
ヘンリー(ジェーン)、ジョーンジー(ルイス)、ビーヴァー(リー)、ピート(オリファント)は幼馴染み。20年前の少年時代、冒険の道中で<ダディッツ(ウォールバーグ)>に出会った。苛められていた彼を助けた4人は親友となり、彼から不思議な力を与えられもした。
その力のせいで少々不自由な社会生活を送ってきた彼らだが、不意に集合することになった。雪中の過疎山荘、そこで彼らは、エイリアンから世界を救うことになる…!!


2回目。だいぶ以前ではあるが、キングだっつんで観たのか? スピリチュアルなハナシかと思ったらエイリアンモノで、ズッコケた記憶しかない。
だのでハナから<エイリアンモノ>として観る分にはズッコケないだろうという余裕はあったのだが、ダディッツくんのラストでつい吹いてしまった。何故キング原作って、こんな演出がされてしまうのか。原作もまあ、そもそもトンデモだろうから…宿命かな!
しかしビーヴァーの少年時代は、可愛かった。メガネ好き。
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億男

2019年10月29日 22時25分25秒 | 邦画>★★
2018年/邦/大友啓史監督/佐藤健 高橋一生 黒木華 北村一輝 藤原竜也 沢尻エリカ 池田エライザ
2019年10月25日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
大倉一男(サトケン)は、兄の連帯保証人となった挙句の末3000万の借金を背負う身となっていた。昼も夜も働き、切り詰めた生活を送って妻子を養い、完済見込みは30年後。だが年の瀬に行きずりの婆さんからもらった福引を引いたら宝くじが当たり、それが年末ジャンボの一等3億円!ひゃっほー!妻子とは別居させられていたが、これで家庭を取り戻せる!
でもちょっと待てよ。借金返した残りの2億7000万円は、どう使ったらいいのかしら。こういう時は、起業して億万長者になった知り合いにアドバイスを求めよう。こうして一男は、11年と3か月ぶりに大学落研時代の親友古河九十九(高橋)を訪ねたのでした。九十九の言に従って、全額を引き出してきた一男。九十九は自分のペントハウスで大パーティーを開き、そして一男のカネを持ち逃げした。
一夜にしてまた借金男に転落してしまった一男は、九十九を探し手掛かりを求めながら、<カネとは何ぞや>という迷宮を探る。


大金を巡るドタバタ喜劇なんだとばかり思っていたら、なんと「芝浜」だった。ご丁寧にも落研でオハコが芝浜とか、親切すぎる。
宝くじで得た大金が一夜で消失及び競馬でも億稼いだのが泡と消えるのは、「こち亀」にあった。脱拝金主義を説いて会員に金銭を捨てさせる宗教紛いの詐欺は、「ルパン三世」にあった。
<カネとは何ぞ>を問い詰めると、行く先はいつの時代でもそういうことになるのだろう。カネが仮想化しつつある現在、いよいよその問いは深刻さを増す。ああ、俺が生きてるうちは、現金が無くなりませんように!
しかし、今作のメインテーマは、紛れもなく<高橋一生×佐藤健>なのでありました。モロッコでのエピソードにズキュンとしてしまった女子は、手を揚げるように。
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幸せの雨傘 POTICHE

2019年10月28日 21時30分40秒 | 洋画>★★
2010年/仏/フランソワ・オゾン監督/カトリーヌ・ドヌーヴ ファブリス・ルキーニ ジェラール・ドパルデュー カリン・ヴィアール ジュディット・ゴドレーシュ ジェレミー・レニエ
2019年10月22日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
舞台は1977年のサント・ギュデュル。雨傘会社<ピュジョル=ミショノー社>社長ロベール・ピュジョル(ルキーニ)は、今ならセクハラパワハラで訴えられるレベルの横暴経営者。妻スザンヌ(ドヌーヴ)は吸収された工場ミショノー社の令嬢で、一男一女がある。娘ジョエル(ゴドレーシュ)は母のことを<飾り壺>と形容し、左に偏り気味の息子ローラン(レニエ)はケーキ屋の娘と結婚しようという。ロベールは秘書ナデージュ(ヴィアール)と不倫していて、心臓が弱い模様。
さて不景気の折。社でもストが起こり、ロベールでは交渉にならない。発作を起こしたのを幸いと、経営者代表にスザンヌが担ぎ上げられた。
スザンヌは、労働者の味方だった。社長の居ぬ間にすっかり労働者の心をワシ掴み、ロベールから経営権を取り上げようというところまで追い詰めた。
さてスザンヌには、若かりし頃のオイタが少々ありました。もっともロベールにだってあるわけで、そんなこんなでローランとケーキ屋はいいか悪いかという次元から、市長ババン(ドパルデュー)との不倫疑惑なんかも浮上した。
果たしてスザンヌは、経営者として社を率いることができるのか。そして熟年夫婦の行く末は…!?


フランス人てのはなんとお盛んなことか、と脱帽する。
お仕事モードに入った時はそこそこ面白かったのだが、メインテーマはそこではなかったらしくあっさりスルー。
ラストで勝利の壇上からいきなり歌いだしたのには驚いた。
それにしても、ジェラールおじさんは太ったなあ。その割に相変わらずステキ可愛いのが凄い。羨ましい。
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スノーホワイト/氷の王国 The Huntsman: Winter's War

2019年10月27日 21時56分55秒 | 洋画>★★
2016年/英・米/セドリック・ニコラス=トロイアン監督/クリス・ヘムズワース ジェシカ・チャステイン エミリー・ブラント シャーリーズ・セロン ニック・フロスト ロブ・ブライドン シェリダン・スミス アレクサンドラ・ローチ
2019年10月22日 フジ

【あらすじ】
「白雪姫」前夜。美しくも若さを失いつつある女王ラヴェンナ(セロン)と、公爵さまとの不倫の末に娘を授かった妹フレイヤ(ブラント)。娘を殺されたフレイヤは<愛>を罪と認定し、氷の女王となった。
さてフレイヤは、孤児たちを集めて戦士<ハンツマン>に育て、諸国を併合し勢力を拡大していった。しかしそんな中でエリック(ヘムズワース)とサラ(チャステイン)は愛を育み、結婚して駆け落ちしようとして…阻止された。
エリックはサラが死んだと思い、サラはエリックが自分を見捨てたと思い込んで7年。魔法の鏡を手に入れる冒険の中で、二人は再会した。同行していたドワーフ兄弟(フロスト&ブライドン)、道中出会ったドワーフ女コンビ(スミス&ローチ)なんかとの交流もあって、焼けボックイに火が付いた。俺たちやり直そう!
とか言ってる間に、サラがフレイヤにさらわれた(ダジャレ)。
壊したはずの愛が復活するなんて、そんなの嘘! 鏡よ鏡、鏡さん、呼ばれて飛び出たのは死んだはずのラヴェンナだった! 肉体を捨てて鏡と同化していたラヴェンナは、ラスボスとして愛を打ち砕く…!?


「スノーホワイト」の前日譚ということらしいが、そっちを未見。あれ。放送されてないよね?
不倫! 愛なんてまやかし! 愛は罪! 鏡は独り者に残酷! 肉体はただの器!
そりゃそうなんだけどさー。そう声高に、ヒステリックに訴えられるのもどうかと思うわけよ。
愛なんて一時的なまやかしなんだから、ちょっとご家族からお借りする不倫くらいで丁度いい。とかね!? 歳取っても自尊心にさほど影響がないなんて、ブサイクに産まれて良かった。とかね!? 後ろ向きなポジティブシンキングもあっていいじゃない。
とかぐずぐず言ってます。
どうもアダムに似た奴がいるな、と思ったらニック・フロストだった。やっぱ似てるんだな。
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極道めし

2019年10月26日 21時20分05秒 | 邦画>★★
2011年/邦/前田哲監督/永岡佑 落合モトキ 勝村政信 ぎたろー 麿赤兒 木村文乃 田畑智子 田中要次 木下ほうか でんでん 木野花
2019年10月20日 TOKYO MXキネマ麹町〔邦画のほうが好き❤︎ぱーと3〕

【あらすじ】
ここはとある刑務所、5人部屋の雑居房204号。年の瀬も近づいた頃、恒例<おせち争奪戦>が始まった。シャバで食べた食事をどれだけ美味そうに語り、どれだけの喉を鳴らすことができるかで勝敗を決めるゲーム。勝者はお正月のおせち給食を、同房の各々から一品ずつ入手することができる。
新入りの栗原(永岡)は参加を見合わせていたが、シャバに置いてきた女しおり(木村)からの手紙絡みで渋々語らなくてはならない羽目に。
最強の卵かけごはん! 最強の浜焼き! 愛情のオム飯とオッパイプリン! そして、しおりの作った即席麺…。
優勝は、八戸親分(麿)のすき焼きでした。
それぞれの受刑者による、それぞれのエピソード。あれから3年、彼らの行く末は…!?


コミックが原作なんだそうだが、漫画のテイストを大事にし過ぎてるような気がするは気のせいだろうか。
俺としては「刑務所の中」のゴハンのほうが美味しそうだし、生活も楽しそう。って、楽しんじゃいけないのか。ウチの実家より豪華で美味そうなおせちが出るとか、刑務所っていいなあ!
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50回目のファーストキス

2019年10月24日 21時36分56秒 | 邦画>★★★
2018年/邦/福田雄一監督/山田孝之 長澤まさみ ムロツヨシ 佐藤二朗 太賀
2019年10月18日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
あれのリメイク。主人公(山田)はセイウチじゃなくて、アマチュア天文学者です。

まあ、良かったよ。福田雄一で良かったし、ムロツヨシで良かった。お土産にTシャツをおねだりするところまで再現してくれて良かったし、山田孝之で良かった。
山田孝之…くそ〜!似てるんだよなあ、眉毛とヒゲが!しかも今作においては髪型まで似てる。(←全部毛だった。毛が似てるって何だろう) あの人が女に夢中な姿を見せられてる感じがして、心中穏やかじゃないよ。もう、俺はアダムとロブちんでいい!
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フィッシュストーリー

2019年10月23日 22時03分15秒 | 邦画>★★★
2009年/邦/中村義洋監督/伊藤淳史 高良健吾 多部未華子 濱田岳 森山未來 大森南朋 山中崇 石丸謙二郎
2019年10月13日 TOKYO MXキネマ麹町〔邦画のほうが好き❤︎ぱーと3〕
【あらすじ】
2012年。彗星が地球に衝突するまで残りあと5時間ってんで、全人類は絶望に包まれていた。最後の望みは、彗星に埋め込まれたものの不発となっていた核爆弾を起爆させること。しかしそれは高度な計算に頼らなければならず、半ば不可能ともいえることだった。
1974年、セックス・ピストルズに先駆けること1年前に発売された和製パンクバンド<逆鱗>のアルバムに収められた、「フィッシュストーリー」。この曲が、巡り巡って世界を救う…!?


この感じ、筒井康隆っぽい。
入り組んでるけど分かりやすく、楽曲もなかなかにグッド(斉藤和義だそうな)。世界の滅亡を扱っているところも、好感が持てる。滅亡しないのがガッカリだが、絶望している世界はまあまあ楽しめた。
山中崇(岳ちゃんの恐い先輩)を見て誰だっけなと脳内検索をぐるぐる回していたのだが、たぶん「シャキーン!」の<表情ゆたか先生>に引っ掛かっていたものと思われる。
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シェルブールの雨傘 Les Parapluies de Cherbourg

2019年10月22日 21時45分43秒 | 洋画>★★
1964年/仏・西独/ジャック・ドゥミ監督/カトリーヌ・ドヌーヴ ニーノ・カステルヌオーヴォ マルク・ミシェル エレン・ファルナー アンヌ・ヴェルノン ミレーヌ・ペレー
2019年10月8日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
1957年、20歳のギイ(カステルヌオーヴォ)と17歳のジュヌヴィエーヴ(ドヌーヴ)は愛し合った。二人は結婚を誓い合ったが、ギイに徴兵がくる。ジュヌヴィエーヴは身篭るが、家は差し押さえの危機に晒される。母(ヴェルノン)の宝石を売りに行くと、宝石商で金持ちのローラン(ミシェル)に見染められる。ギイはろくすっぽ手紙も寄越さないし、母もローランを気に入るし、ローランもギイとの子を実子としてくれるというのでとうとうほだされて結婚しました。
さて59年3月、ギイは復員。ジュヌヴィエーヴを探すがそんなわけで既にシェルブールにはおらず、代わりに待っていたのは家の世話をしてくれていた幼馴染みマドレーヌちゃん(ファルナー)だった。育ての親である伯母(ペレー)も亡くなり、6月にはマドレーヌちゃんと結婚。ガソリンスタンド屋なんかをやって、人並みの幸せを手に入れた。
これはそんな、愛し合ったはずではあるがすれ違い、それぞれの幸せを手にしたよくある若い恋人同士の物語である…。


有名な主題曲でお馴染みの、カトリーヌ・ドヌーヴ作品。是枝裕和がドヌーヴ使ってベネツィアで賞を獲ったとかいうので放送されました。
正直言ってどうでもいいラブストーリーで、誰にも共感できない。まあこっちが歳を取り過ぎたのではあるが。
どうでもいいと思える最大の理由は、主演二人にしろローランにしろ、好きになった要因が<見た目>でしかなかったからなのです。マドレーヌちゃんがブサイクだったら、ギイを見直したのに!
ローランが母娘に接近した折、母ちゃんの方が「あら!アタシもまだまだ捨てたもんじゃないわね」と女を取り戻していたのが気持ち悪く(つっても俺よりよっぽど若いしきれいで男を虜にする資格がある)、やっぱ17歳のジャリっ娘を嫁に欲しいって言い出したローランもまた気持ち悪かった。
ミュージカル作品は数々あるが、全編台詞が歌にされている作品というの初めてかも。
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ワイルドガン Forsaken

2019年10月20日 21時30分19秒 | 洋画>★★
2015年/カナダ・仏・米/ジョン・カサー監督/キーファー・サザーランド ドナルド・サザーランド デミ・ムーア マイケル・ウィンコット アーロン・プール ブライアン・コックス
2019年10月16日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ジョン・ヘンリー・クレイトン(サザーランドjr)は、戦場から帰ってきた。だが牧師である父サミュエル(サザーランド父)は、それをあまり歓迎していない様子。
一方街では、なうてのガンマンだったジョン・ヘンリーの登場にざわついた。わけても土地の買い占めを目論み用心棒を雇っているマッカーディ(コックス)なんかは、そわそわしっぱなし。やんちゃなほうの用心棒ティルマン(プール)はジョン・ヘンリーを挑発し、紳士なほうの用心棒デイブ・ターナー(ウィンコット)は慎重だった。
それからもう一人、落ち着かない男が。女房メアリー・アリス(ムーア)がジョン・ヘンリーの元カノだった百姓トム・ワトソンである。
ジョン・ヘンリーは放浪中の事件がもとで銃を捨ててるし、街の人々は彼がマッカーディを懲らしめてくれるんじゃないかと期待している。親父は息子との距離を取りかねているし、マッカーディはトムの悋気を煽って土地を奪おうとする。
暴れん坊の好き勝手には、いつまでもさせないぜ。ジョン・ヘンリーは銃を取る…!!


ドナルド・サザーランドとキーファー・サザーランドが、親子役で共演!
ていうか、今さらキーファーあ? トウが立って渋味が出たとかそういうわけでもないし、ガンマンとして無敵っぽくもないしなあ。親父と共演してなけりゃ、注目もされなかったんじゃないかと。
父子確執に弱いワタクシでも、特に泣かなかった。そしてやっぱり、親父の方がカッコ良かったです。何あれ、ライオン!?
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海よりもまだ深く

2019年10月19日 21時50分28秒 | 邦画>★★
2016年/邦/是枝裕和監督/阿部寛 真木よう子 吉澤太陽 樹木希林 小林聡美 小澤征悦 池松壮亮 リリー・フランキー
2019年10月11日 フジ

【あらすじ】
篠田良多50歳(阿部)。小説家としてちょっといい賞はもらったものの、その後は売れもせず印税もスズメの涙。探偵事務所に勤めるも稼ぎはギャンブルに注ぎ込むダメ男。家庭は持ったが今は別れ、元妻響子(真木)には未練たらたら、響子が引き取った息子真悟(吉澤)には父親面したくも月5万の養育費すら滞納する始末。<大器晩成>なんて言っているのは、自分自身と母(樹木)だけなのだった。
そんなダメな男の、とある秋の何日か。嵐の夜に、元妻と息子と、何か変化は起こるのか…!?


是枝裕和も、薄々感付いてはいたがいい加減鬱陶しい。で、結局何が言いたかったのかしら。親の愛っていいものでしょ、とかそういうこと?知らねーよ。
良多が糞男だ大器晩成だって散々けなしてはいるが、一度は賞も取って商業出版までしてるし、別れたとはいえ家庭を持ちもした。親に孫も持たせてやった。
俺よりだいぶマシだよ。大器晩成どころか、早熟だったんじゃなかろうか。
飯とかオヤツとかを食べるシーンが多いのが気になった。橋爪功はいったい何だったのか。
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