2007年/独・トルコ・伊/ファティ・アキン監督/バーキ・ダヴラク ヌルギュル・イェシルチャイ トゥンジェル・クルティズ パトリシア・ジオクロースカ ヌルセル・キョセ ハンナ・シグラ
2011年1月31日 テレ東午後のロードショー〔「毎日かあさん」公開記念、家族のドラマ特集〕
【あらすじ】
ブレーメンで独り暮らすトルコ人のジイさまアリ(クルティズ)は、これまたトルコ人売春婦のオバハンイェテル(キョセ)を気に入って身請けした。アリにはハンブルクの大学で教鞭をとる息子ネジャット(ダヴラク)がいて、ネジャットは生後間もなく亡くなってしまった母親の面影を追ってかイェテルに強く惹かれた模様。ところがアリはそれを妬いて、イェテルに振り上げた手が思いがけず致命傷に…。
アリは刑務所に入り、ネジャットはイスタンブールへイェテルの27歳になる娘を探しに行く。
そのイェテルの娘アイデン(イェシルチャイ)は、イスタンブールで革命を戦っていた。仲間たちが検挙されるのを後目に、拳銃を隠してドイツへ渡ったアイデン。金がなく、大学で学食をタカろうと女学生に声をかけて仲良くなった。
アイデンはその女学生ロッテ(ジオクロースカ)の家に転がり込み、ブレーメンで靴屋店員をしているはずの母イェテルを探し続けた。しかし思わぬ道交法違反からお縄となってしまい、トルコへ強制送還そして刑務所入り。アイデンとレズレズの仲になっていたロッテは飛んでイスタンブール、アイデンを救出しようと奔走するのだが…。
不思議に絡み合うネジャット、アイデン、ロッテの三組の親子。ドイツとトルコ、政治と経済と宗教と。
ドイツとトルコの地理的社会的位置関係がサッパリ分からず、こんなボクちんが見たって意味が通じない描写も散見された。武蔵野系列あたりの劇場で上映されそうな派手さのない人死にドラマで、でも監督が上手いのか飽きずに見ていられた。
今まで思い及びもしなかったドイツとトルコの距離を、何となく感じることができたという意味で意義があった作品となろう。
2011年1月31日 テレ東午後のロードショー〔「毎日かあさん」公開記念、家族のドラマ特集〕
【あらすじ】
ブレーメンで独り暮らすトルコ人のジイさまアリ(クルティズ)は、これまたトルコ人売春婦のオバハンイェテル(キョセ)を気に入って身請けした。アリにはハンブルクの大学で教鞭をとる息子ネジャット(ダヴラク)がいて、ネジャットは生後間もなく亡くなってしまった母親の面影を追ってかイェテルに強く惹かれた模様。ところがアリはそれを妬いて、イェテルに振り上げた手が思いがけず致命傷に…。
アリは刑務所に入り、ネジャットはイスタンブールへイェテルの27歳になる娘を探しに行く。
そのイェテルの娘アイデン(イェシルチャイ)は、イスタンブールで革命を戦っていた。仲間たちが検挙されるのを後目に、拳銃を隠してドイツへ渡ったアイデン。金がなく、大学で学食をタカろうと女学生に声をかけて仲良くなった。
アイデンはその女学生ロッテ(ジオクロースカ)の家に転がり込み、ブレーメンで靴屋店員をしているはずの母イェテルを探し続けた。しかし思わぬ道交法違反からお縄となってしまい、トルコへ強制送還そして刑務所入り。アイデンとレズレズの仲になっていたロッテは飛んでイスタンブール、アイデンを救出しようと奔走するのだが…。
不思議に絡み合うネジャット、アイデン、ロッテの三組の親子。ドイツとトルコ、政治と経済と宗教と。
ドイツとトルコの地理的社会的位置関係がサッパリ分からず、こんなボクちんが見たって意味が通じない描写も散見された。武蔵野系列あたりの劇場で上映されそうな派手さのない人死にドラマで、でも監督が上手いのか飽きずに見ていられた。
今まで思い及びもしなかったドイツとトルコの距離を、何となく感じることができたという意味で意義があった作品となろう。