暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

U.M.A/レイクプラシッド Lake Placid

2022年01月30日 20時15分44秒 | 洋画>★★
1999年/米/スティーヴ・マイナー監督/ブリジット・フォンダ ビル・プルマン ブレンダン・グリーソン オリバー・プラット メレディス・サレンジャー ベティ・ホワイト
2022年1月2日 テレ東新春ロードショー

【あらすじ】
メイン州の湖で、いるはずのない巨大爬虫類に襲われ保安官が殉職するという事件が発生した。居合わせた保安官キーナン(グリーソン)、自然保護局のジャック・ウェルス(プルマン)を中心とした地元の保安局職員、それとニューヨークの博物館職員ケリー・スコット(フォンダ)が呼ばれて捜査にあたる。呼ばれてもいないのに、ワニ崇拝の変人ぼんぼんヘクター・サイア(プラット)もヘリコで合流。ワニなの?こんなとこにいるわけないじゃん。クマじゃね?恐竜かもよ?
という憶測もあったが、正体は湖畔のおばあちゃん(ホワイト)が6年がかりで餌付けしていた9メートル級のワニでした!捕獲してバナナワニ園に保護しようと手を尽くすが、奴は危険すぎた…!?


「レイクプラシッド」シリーズの記念すべき第一作。この時はまさか、「アナコンダ」とも合流することになるとは夢にも思うまい。
邦題が「U.M.A」とロマンチックなので、続編を先に観てなかったらガッカリしたかも。
最近じゃあんまりお姿が拝見できないビル・プルマン、ブリジット・フォンダ、オリバー・プラットなど、B級作品にしてはそこそこの顔ぶれです。もっとも、「アナコンダ」も最初は豪華な顔ぶれだったわけで…。
ところで、キーナン保安官とヘクターに恋愛フラグが立ちまくってるのって、狙い通りなんでしょうか。ビル・プルマンとブリジット・フォンダより、なんならアツアツですよね!ツンデレ!
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関ヶ原

2022年01月29日 19時44分41秒 | 邦画>★★
2017年/邦/原田眞人監督/岡田准一 役所広司 有村架純 平岳大 壇蜜 東出昌大 伊藤歩 中嶋しゅう 大場泰正 滝藤賢一
2022年1月25日 BS日テレ 映画劇場〔1月は!名作時代劇〕

【あらすじ】
石田三成(岡田)!

〔名作〕というから古い作品を観せられるものと思っていたが、思いがけず最近の作品だった。こんなの公開されてたっけ?キャスティングからして、話題にならないほうがおかしいってくらいカネかかってるけど…。
で、物語は信長以降、家康以前。好きな人は何度も咀嚼してるし、司馬遼太郎原作である。特に奇抜なことは起こらない。劇中のセリフがやたら早口(こっちが早回しで観ていたとしても)で、しかも訛りを尊重してるもんだから何言ってるんだかほぼ分からなかった。でも問題なし。誰が演じているか、どう演出されているか、それだけが問題であり、史実に変更はないのだからして。
しかし有村架純の可愛さは異常。あんな犬がいたら、俺だって飼ってみたいワン!
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驚き!海の生きもの超伝説/劇場版ダーウィンが来た!

2022年01月27日 21時24分20秒 | 邦画>★★
2021年/邦/田所勇樹監督/さかなクン 水瀬いのり(声) 龍田直樹(声)/ドキュメンタリー
2022年1月1日 NHK総合

【内容】
テレビ放送「ダーウィンが来た!」より、海の生き物たちをピックアップして駆け足で紹介。群れる、食う食われる、繁殖、教育、求愛、巣立ち、深海など。

「ダーウィン」視聴者です。放送帯が浅くやや低年齢向けではあるが、NHKの財力を駆使した時間の使い方(何年かがかりの海外撮影を、30分にまとめてしまうなど)はやはり見るべきものがある。
今作のような映画版は、雑ではあるが集めた素材の有効活用とも言える。深掘りはされていないが、興味の取っ掛かりとしては有効だ。何より、著作権収入になる。なんのかんのと言ってもやっぱカメラ性能が良いし、これを劇場で観たら結構感動するかも。
ラストの説教臭さと、さかなクンは要らなかったかな。
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スマーフ/スマーフェットと秘密の大冒険 Smurfs: The Lost Village

2022年01月26日 21時45分34秒 | 洋画>★★
2017年/米アニメ/ケリー・アズベリー監督/(声)松井暁波 斎藤寛仁 竹森千人 辻本耕志 吉田ウーロン太 茶風林 高垣彩陽 寿美菜子
2022年1月1日 NHKEテレ東京

【あらすじ】
スマーフ村に新しく参入したスマーフは、女の子!名を<スマーフェット(松井)>といい、実は魔法使いガーガメル(斎藤)によって粘土から造られた人造スマーフである。個性を重んじるスマーフ社会にあって、スマーフェットは自身のアイデンティティに悩んでいた。
一方ガーガメルは、大量のスマーフを捕獲して魔力を吸い上げ大魔法使いになるという野望を抱いていた。スマーフ帽から手掛かりを得たガーガメルは、地図を頼りにスマーフ村を目指す。
スマーフェットは、ガーガメルに手掛かりを与えてしまった結果に危機を募らせる。魔法使いよりも先にスマーフ村を探し当て、避難してもらおうと家を出る。彼女と共に、友人のドジっ子クラムジー(竹森)、頭脳派ブレイニー(辻本)、力持ちヘフティー(吉田)も同行。冒険とガーガメルとの追いかけっこの末、スマーフ村に辿り着く。そこは、スマーフのアマゾネス村だった。女子スマーフたちと友好を温めるのも束の間、村にガーガメルが到着。スマーフたちを一網打尽にしてしまう。ガーガメルの野望はリーチ成立。しかしスマーフェットがこれにマッタをかける…!?


第一作は観たが、第二作をすっ飛ばして今作である第三作を観る羽目に。
結局、あんましオモロくないのであった。なんか似たような作品がなかったっけ?と思ったらそれは「トロールズ」でした。
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魔女見習いをさがして

2022年01月25日 21時28分04秒 | 邦画>★★★

2020年/邦アニメ/佐藤順一、鎌谷悠監督/森川葵 松井玲奈 百田夏菜子 石田彰 三浦翔平  浜野謙太 菅原淳一
2021年12月31日 NHK Eテレ東京

【あらすじ】
アニメ「おジャ魔女どれみ」が放送されてから早幾年。大いに影響を受け大人になった女子たちがいた。
吉月ミレ(松井)は、大手商社に勤める帰国子女の27歳。勤務先で居心地の悪さを感じている。長瀬ソラ(森川)は22歳の大学生。教育実習を経験し、発達障害の生徒マキタくんが気になり過ぎて、教師に向いていないのではないかと悩み始めた。川谷レイカ(百田)は19歳のフリーター。歌手志望の彼氏がヒモ状態なのに、切り捨てられずに自らの夢がおざなりになっていることが課題だった。
そんな三人が、鎌倉の<まほう堂>で偶然出会った。まほう堂とは、「どれみ」の舞台モデルとなった屋敷である。住む場所も、年齢も異なる三人は意気投合し、「どれみ」繋がりで交友を開始。そしてそれぞれの人生が変わり始める…。


「どれみ」未体験。二十数年前に出会った友人(交流終了済)はアニメ好きのコスプレイヤーで、たまたま紹介した演芸ライブで出演していたアニオタ芸人と付き合うことになった。その芸人ははづきちゃん推しで、友人にはづきちゃんコス…身長180超の、自分用の衣装…を作らせたという。
という思い出しかない。
だが今作。どれみ未体験の自分でも、充分に楽しめた。むしろ大人向け。何より、安心して鑑賞できる作画に感服致しました。
俺っちは既に、彼女らのような<魔法>を叶えられる年齢は過ぎてしまったわけだが、「おジャ魔女は本当にいるのだ。俺たちの心の中にな!」と少しの希望を与えてくれる。
50になったら、もう魔法よりも社会保障に期待するしかない。
因みに、劇中登場する<マキタ君>はフルネームを<マキタユウジ>という。これはくだんのはづきちゃん芸人と因縁浅からぬ芸人、マキタスポーツの本名と同名でもある。どうでもいい。

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我輩はカモである Duck Soup

2022年01月24日 21時20分51秒 | 洋画>殿堂>その他
1933年/米/レオ・マッケリー監督/(グルーチョ&ハーポ&チコ&ゼッポ)マルクス兄弟 マーガレット・デュモント ルイス・カルハーン ラクウェル・トレス エドガー・ケネディ
2021年12月22日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
フリードニア共和国は財政難にあえぐ中、実力者のティーズデール夫人(デュモント)に援助を求めた。彼女はルーファス・T・ファイアフライ(グルーチョ)を宰相にするという条件を出したうえで承諾し、かくしてルーファスは首相になる。だが、強引な手法でかえって国内に混乱を招く。
フリードニア共和国の乗っ取りを企てていた隣国シルヴェニアの大使トレンティーノ(カルハーン)は、夫人に色仕掛けで接近する一方、スパイのチコリーニ(チコ)とピンキー(ハーポ)の二人組を送り込む。ルーファスは二人を側近にしたので、混乱に拍車がかかってしまい、ついにシルヴェニアと開戦、議会で首相と国民は「いざ開戦」と歌い狂う。

<ウィキペディア様より引用>

天才的に面白い作品。チャップリン?ロイド?やっぱマルクスでしょ!
今作はだいぶ以前に、新宿武蔵野館で観た。と思う。マルクスはどういう取っ掛かりで知るに至ったのか、ちょっと思い出せないな。でもハーポが好きだった。今見ても、やっぱりいいぜ。きゃー!ハーポー!
今作観りゃ丸分かりだが、ドリフチルドレンはみんなマルクスの孫みたいなもんだろう。イギリスに渡ってモンティ・パイソンとなり、アメリカで煮詰まってサタデー・ナイト・ライブとなり、香港で類似品ホイ三兄弟が活躍するに至った。ユダヤ系芸人は、マルクス神社を建ててメノラーを捧げているとかいないとか。⇦嘘ですよ!
NHKBSプレミアム様は、今後もマルクス作品を放送するように!
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ターミネーター/新起動(ジェニシス) Terminator Genisys

2022年01月23日 20時50分57秒 | 洋画>★★
2015年/米/アラン・テイラー監督/アーノルド・シュワルツェネッガー ジェイ・コートニー エミリア・クラーク ジェイソン・クラーク J・K・シモンズ マット・スミス
2022年1月10日 BSテレ東 シネマクラッシュ

【あらすじ】
2029年。ロボとの戦いで時空転送ターミナルを制圧したホモサピ軍は、1997年の「最後の審判」を止めるためカイル・リース(コートニー)を1984年に送った。
サラ・コナー(エミリア・クラーク)と彼女の守護者であるターミネーター(シュワルツェネッガー)に出会い、T-1000(イ)に付き纏われつつも撃退し、サラとカイルは二人で2017年のサンフランシスコへ転送。そこで待っていたのは、スカイネット(スミス)にナノマシンサイボーグへと改造されたジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)だった。<ジェニシス>が起動されたら、<審判>はすぐそこ!起動までのタイムリミットは1日とちょっと。警察にとっ捕まった二人がシュワちゃんと合流し、武器を手に入れサイバージェント社を爆破して、スカイネットを抹殺するため<ジョン・コナー>と戦う!


もう、どこまで行ってもキリがないよね。というかもはや、3と4の内容を覚えていない。カイルってチャンベールだったんじゃん。それを言い出したら、シュワルツェネッガー以外スタッフキャスト総とっかえなんだろうけどさ。
第一作が1984年で、その時点で想定していた未来は過去になりつつある。T-800が元いた未来というのも2029年というのだから、もうすぐだ。俺がのほほんと暮らしてるその裏で、あんなに必死で世界を救ってくれた人たちがいたなんて!(という作品がたくさんある)
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宇宙人ポール PAUL

2022年01月22日 20時56分17秒 | 洋画>殿堂>その他
2011年/英・米/グレッグ・モットーラ監督/サイモン・ペッグ ニック・フロスト セス・ローゲン(声) ジェイソン・ベイトマン クリステン・ウィグ ブライス・ダナー ジョン・キャロル・リンチ ビル・ヘイダー ジョー・ロー・トルグリオ シガニー・ウィーバー
2022年1月8日 フジミッドナイト・アート・シアター

2周目

10年ぶりに再観戦。ていうか、放送できるならとっとと放送してくれよ。というわけでコレクション入り。
前回の時はシビレもしなかったが…ニックがサイモンに、ぎゃー!
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笑の大学

2022年01月21日 20時52分53秒 | 洋画>★★★
2004年/邦/星護監督/役所広司 稲垣吾郎 高橋昌也 小松政夫
2022年1月5日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
時は昭和15年。警察庁では大衆娯楽に検閲を立て、不適正な上演に対し厳しい否認を下していた。浅草の大衆演劇<劇団・笑の大学>も、そのひとつである。
呼び出されたのは、座付脚本家椿一(稲垣)である。検閲官の向坂(サキサカ・役所)のダメ出しに、困り果てながらも連日の手直し。新作「ジュリオとロミエット」は手直しに次ぐ手直しの末、金色夜叉の「寛一とお宮」に。接吻を封じられ、「お国のため」を強制カットイン、警官の活躍場面を無理矢理挿入され、座長(小松)の自己満を非難され遂に6日目。笑いを封印された。
しかし椿は最後の手直しで、鉄面皮の向坂を83回笑わせた。そして赤紙が届いたことを告げる。


三谷幸喜の舞台劇を劇場版にした作品。お陰で難しいことを考えずに、ツルっと観られた。登場人物が実質二人というのも、頭使いたくない俺っちには有難い。
廊下のおっさんをずっとおヒョイさんと思っていたので、別人と知ってショックでした。
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ロード・インフェルノ Tailgate

2022年01月20日 21時42分10秒 | 洋画>★★★
2019年/蘭/ルドウィック・クラインス監督/ユルン・スピッツエンベルハー アェニック・フェイファー ローズマライン・ファン・デン・フック リズ・フェルヘール ビレム・デ・ボルフ
2022年1月2日 テレ東新春ロードショー

【あらすじ】
ハンス(スピッツエンベルハー)と嫁のディアナ(フェイファー)は、おじいちゃんのお誕生日を祝うため二人の娘(ファン・デン・フック&フェルヘール)を連れてクルマに乗り込んだのだった。とはいえ、ダンナの実家は居心地悪いもの。女の身支度には時間もかかるなんて言い訳もあって、出発は1時間も遅れてハンスはイライラが募っていた。おばあちゃんからはまだかの電話が頻繁にくるし、夫婦喧嘩に姉妹喧嘩、車中は険悪にピリついていた。
焦るハンスの前に、制限速度で走るバンがあった。煽った上に、下品な挑発で追い越した。ドライバーは、なんの変哲もないおっさん…ではなかった!ガスストップで一息ついてると、そのおっさん(デ・ボルフ)はディアナに、娘たちに説教垂れていた。俺の家族を説教していいのは俺だけだ!ハンスはおっさんに食ってかかり、罵声を浴びせて再びクルマを出す。だがおっさんは、ハンスのクルマを静かに追けていた。何アイツ、サイコ?一旦クルマを停めてハナシをつけようとしたが、頑として謝らないハンスにおっさんは最後通告を降す。オマエは謝るタイミングを誤った。ダジャレ。そう、おっさんはほんとうにサイコだった…というか、割と道理の通った<行き過ぎた小言幸兵衛>だったのです!果たしてハンスたち御一行は、そしておじいちゃんおばあちゃんは、サイコの小言から逃れることができるのか…!?


馴染みの薄いオランダ制。こんな亭主に仕切られ続けるなら、もはや結婚なんて憧れもしないと言わしめる傲慢クズ男が主人公である。で胸糞悪い家族模様を見せられるのであるが、おっさん(エドという役名があるらしい)に追われる展開へと至るや俄然面白い。何せハンスがクズなので、おっさんを応援してしまう。ハラハラというよりはワクワク。正義の害虫駆除ヒーローといったところか。冒頭一人の男を殺していたが、それも駆除活動の一環だったのだ。
アオリ運転をすると怖い目に遭うという教訓ムービーとして、広く自動車教習所で見せてほしい作品です。
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