暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

映画ホタルノヒカリ

2014年10月31日 22時08分40秒 | 邦画>★★
2012年/邦/吉野洋監督/綾瀬はるか 藤木直人 松雪泰子 手越祐也
2014年10月10日 日テレ金曜ロードSHOW!〔2週連続ラブコメ祭り〕

【あらすじ】
新婚さんになった、蛍(綾瀬)と高野部長(藤木)。出渋る蛍をなんとか連れ出し、イタリアはローマへやってまいりました。現地ホテルには、邦人でしかも<干物女>な冴木莉央(松雪)という女性が住み着いていた。そこへ莉央の弟優(手越)が現れ、蛍は行方不明になった部長を探すためウェディングドレス姿でチヴィタへ向かう。トランクの取り違えだの白い粉だの娘さんの写真だの婚約者フェイクだの生きていることの意味だので、蛍は妊娠したようです。

原作及びドラマ版未見。だらしないヒロインがパリッとしたヒーローに恋してなんちゃらかんちゃらするラブコメなら、漫画でもドラマでも「のだめカンタービレ」があるため二番煎じ感を禁じ得ない。
クールビューティの印象が強い綾瀬はるかは、恥ずかし気もなくコメディに取り組みいい仕事をしたように見受けられる。が、如何せん脚本家の言語感覚がヲタ狙いで、舌打ちしてしまう。趣味を実生活に持ち込む、嫌なタイプのオタクかよ。
今作には、<干物女>という単語が登場する。原作漫画が出自であり、曰く「面倒臭がりで恋愛から遠ざかっている10~30代の未婚女性」という定義らしい。ウィキペディアを参照して、特徴に挙げられている8項目を確認してみると、自分も半分が該当した。いや、半分しか該当していないのが不思議なくらいか。だいたい、<休日にメイクをしない>って、出掛けもしないのにわざわざメイクする奴なんているのかよ。…あ、普通は休日を恋人や友人とワイキャイ楽しく過ごすんですよね。ハイハイ、お忙しいですなー。独りでだらだら過ごすことの極楽を放棄するなんて、もったいない奴らだ。つーかその前にそもそも通常仕様でノーメイクな俺は干物を超えてるな。俺最強。
単語の発明者である原作者ひうらさとるは、<恋愛は面倒臭いからしない>ことを干物女の信条であると語っているそうな。つまり、<その気になればいつでもできる>のであり、その点綾瀬はるかというキャスティングはナイスであろう。
おそらく原作の醍醐味はこの<恋愛は面倒>と考えている蛍がいかにして恋愛に目覚め、かつその対象である<ぶちょう>と親密になるかが中心だったはずである。←調べてみたら最初は<ぶちょう>が相手ではなかった
しかして今回の映画版は、面倒ではない相手との恋愛(新婚)模様が描かれており、<干物>の意義が大幅に下がったように思われる。シナリオの締めはベビーの予兆であり、次回作があるとすれば当然<面倒臭がりな母親による自堕落な子育て>にならざるを得ない。が、社会通念的にそれは笑って済ませられるものではなくなってしまうのではないか。
ていうか、恋をしないってそんなに悪いもんでもないけど…??? 反論があるなら、結婚生活や恋愛の愚痴を世の中から追放してからお願いします。
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スティーヴ・オースティン/ザ・ダメージ  Damage

2014年10月29日 22時24分34秒 | 洋画>★★
2009年/米・カナダ/ジョン・F・キング監督/スティーヴ・オースティン ウォルトン・ゴギンズ ローラ・ヴァンダーヴォート リンダ・ボイド ドネリー・ローズ
2014年10月9日 テレ東午後のロードショー〔10月の木曜日は筋肉!!〕

【あらすじ】
膂力による絞殺殺人をしてム所入りしていたジョン・ブリックナー(ストーンコールド)が、仮釈放を果たしシアトルで地道に生活することになった。仮釈の嘆願書を刑務所に送ったのは、ベロニカという女性(ボイド)。殺された男の奥さんである。奥さんには8歳の娘がいて、生まれつき心臓が弱く移植手術をするほか完治の見込みがない。しかし手術には25万ドルもの大金が必要だってんで、ブリックナーの善意を小突いて脅迫した。
地道にやってちゃ稼げない! ブリックナーはリノ(ゴギンズ)とかいう、飲み屋のネーチャンフランキー(ヴァンダーヴォート)に紹介された男のマネージメントを受け、闇賭博ファイターとしてデビューした。
時給7ドルの土方仕事と比べたら割のいい仕事だが、25万を稼ぐには道のりは遠い。しかもリノには借金があり、そっちとこっちを賄うためにゃ一発逆転のビッグマッチを組まねばならん。果たしてブリックナーは、大金を手にすることができるのか…!?


基本「ストリートファイター」とか「ライオンハート」と同様のストファイモノ。これをプロレスラーのスティーヴ・オースティンにやらせていることに価値があるのだが、残念ながら<圧倒的な強さ>は見られない。折角だから、ラリアットで一撃KOとかの<プロレスラーならでは>な雑魚戦が見たかった。もちろんラスボスも、プロの格闘家がベストだったのだが…。
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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events

2014年10月28日 22時45分41秒 | 洋画>★★
2004年/米/ブラッド・シルバーリング監督/エミリー・ブラウニング リアム・エイケン (カラ&シェルビー)ホフマン姉妹 ジム・キャリー ビリー・コノリー メリル・ストリープ ティモシー・スポール キャサリン・オハラ ジュード・ロウ &ダスティン・ホフマン
2014年10月6日 日テレ映画天国

【あらすじ】
長女ヴァイオレット14歳(ブラウニング)は発明少女、長男クラウス(エイケン)は読書家記憶力少年、まだ幼い次女サニー(ホフマン姉妹)は何でも齧りっ子。ボードレール3姉弟は、ある日火事で両親と屋敷をいっぺんに失ってしまった。
孤児になってしまった3人を、オラフ伯爵(キャリー)とかいう遠縁らしい男が引き取ってくれた。が、彼の目的はボードレール家の莫大な遺産だった。伯爵は俳優をやってたりなんかする独り身だが、銀行の資産管理人ポー(スポール)が見てないところでは子供たちをぞんざいにこき使い、挙句殺して遺産の丸取りを目論んでいるのだった。
列車に轢かせようとしたり!毒蛇に襲わせたり!殺人ヒルに喰わせようとしたり…!!! 新たな引き取り手が現れる度、変装と役作りで近づいては襲いかかった。その都度少女たちは、知恵と工夫と勇気を駆使して乗り越えるのだった。
殺すのを諦めたオラフは、ヴァイオレットと結婚して相続権を得ようと企んだ。果たしてオラフの首尾は、そして彼の正体と、両親の死の真相とは…!?


ティム・バートンぽいなと感じたが、配下のスタッフがたくさん関わっているらしい。もともとバートンにオファーがあって、ジョニデで作られる予定もあったとか。ふーん。
で、ジム・キャリーになったと。いいんじゃない? さすがにあの頃のクドさは抜けてるし。
問題は、プロットの分かり辛さのほう。ハナシ自体は難しくないものの、ボードレール夫妻が所属していたコミュニティは如何なる集団だったのか。オラフ伯爵とは一体どんな背景を持った人物なのか。レモニー・スニケットとは一体何者なのか。目のシンボル、望遠鏡、家屋敷が燃え尽きても衰えない資産の出所、子供たちに与えられた特殊能力の秘密。明らかにならないものが多すぎる。詳しくは原作をお読みくださいということか?
しかし<世にも不幸せな>と謳う割には展開がライトで、あまり<不幸せ>っぽくもない。こんな児童文学を読んだら、「ワタシもお金持ちの家に生まれて、孤児になりたかった」なんて思っちゃいそうだなあ。
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今日、恋をはじめます

2014年10月27日 22時27分25秒 | 邦画>★
2012年/邦/古澤健監督/武井咲 松坂桃李 新川優愛 山賢人 木村文乃 青柳翔 長谷川初範 麻生祐未 村上弘明
2014年10月6日 TBS月曜ゴールデン特別企画

【あらすじ】
日比野つばき(武井)は、写真屋の娘である。明應高校へ入学するが、イマドキ女子にあるまじきオサゲ髪及び膝丈スカートのため、初日に<ダサ子>認定。しかしこのダサ子に、学年トップカーストの中のトップ、全女生徒憧れのプリンスである椿京汰(松坂)が<俺の女>宣言をする。
まあこんなのは傲慢男の「クルーエル・インテンションズ」なのであるが、このテのこれはそのまま二人がマジになるのがお約束。キレイに変身したり昔の女の登場があったり進路がどうとかいう話があったりして、2年のクリスマスを迎えましたとさ。オシマイ。


あはははは! い、いやまあね。こういう漫画で夢を見るくらいの女の子なら、安心だよね。
しっかし詰め込んだなあ。格差恋愛の出逢いから感情の発展、双方を頂点とした三角関係と、相手を慮っての身を引く問題とか。家庭の事情とか。何年分の連載で築いた山場をいちいち投入すんだって。まとめろよ。いいから「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」を読め!
それでも長谷川初範の出演に燃える。エイッティ! だからそんなにウルトラマン好きなのかよ!!!
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謎解きはディナーのあとで

2014年10月26日 22時38分27秒 | 邦画>★★
2013年/邦/土方政人監督/櫻井翔 北川景子 椎名桔平 鹿賀丈史 中村雅俊 桜庭ななみ 団時朗 要潤 甲本雅裕 竹中直人 大倉孝二 伊東四朗 宮沢りえ
2014年9月30日 フジ

【あらすじ】
シンガポールへ向かう豪華客船の中で、資産家レイモンド・ヨー(団)が殺害される。
親善美術品である<Kライオン>、怪盗マイケル・クワン(要)とファントム・ソロス、主人公宝生麗子(北川)の船旅の御守りである<セイレーンの涙>、船に乗り合わせたおセレブの皆様方…。
はたして麗子と影山(櫻井)、そして風祭警部(椎名)の推理と捜査の行方は…!?


原作及びドラマ未見。もとより事務所の介入が大きい政治的芸能界コンテンツであり、アイドルタレントにしか興味のないようなのでも楽しめるように作られたコミック的作品だからストレスなく見られました。よくある<ドラマ・ザ・ムービー>としては、一見でも入り込めるような登場人物紹介があって良心的。
まあ一番嬉しかったのは、団時朗の出演なんだけどね。ってそんなにウルトラマン好きか!?
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ウルトラマンコスモス2/THE BLUE PLANET

2014年10月25日 17時13分19秒 | 邦画>★★
2002年/邦/北浦嗣巳監督/杉浦太陽 斉藤麻衣 松尾政寿 風見しんご 西村美保 嶋大輔 木之元亮 高樹澪 嶋田久作 &赤井英和
2014年9月23日~10月14日 テレ東新ウルトラマン列伝

【あらすじ】
コスモスと分離して宇宙飛行士になっていたハルノ・ムサシ(杉浦)は、緑豊かなはずの遊星ジュランが怪獣スコーピスによって砂漠化されてしまった現場を目の当たりにする。ムサシはコスモスによって助けられ、地球帰還を果たす。
旧友の結婚式のためサイパンを訪れたムサシは、エイ型怪獣レイジャとそれを操るギャシー星人に遭遇する。レイジャの調査に派遣されていた<TEAM SEA>隊長キド(風見)と再会し、ムサシはチームに入隊する。そこへ現れたのはジュランを滅ぼしたあのスコーピスだった。レイジャにフェードインして戦うギャシー星人シャウ(斉藤)の協力もあって、一旦は退けることに成功する。ギャシー星人もまた、スコーピスによって星を奪われた恨みがあるのだった。
しかしスコーピスは再び地球を襲う。しかも20体もの群れとなって。これにはギャシー星の技術である次元バリアを張ることによって防御を試みたが、バリアは破られ侵入を許してしまう。シャウと、ギャシー星人リーダーのジーン(松尾)によるレイジャコンビで何体かは倒すものの、数には敵わず劣勢に。そこへムサシの願いが光を呼び、コスモスと再び一体化するのだった。
スコーピスを圧倒するコスモスだが、スコーピスを操る親玉怪獣サンドロスが襲来する。ボスにたじたじのコスモス。満を持して、もう一人の光の巨人<ウルトラマンジャスティス>が力を貸す。果たして二人の巨人はサンドロスを撃退し、地球を、そしてギャシー星人を救うことができるのか…!?


どうしてこんな番組をチェックしてまで映画放送を掬い上げるのか。ていうか、ウルトラマンが好きだからただのチャンス到来である。
でもこれは駄作。そもそもウルトラマンに佳作を望むべくもないのだが、それにしても杉浦太陽の復活とジャスティスの紹介をするための作品といっても過言ではない。平成ウルトラマン世代には、各シリーズの隊員たちの登場がボーナス要素だったかもしれないが、昭和ウルトラマン世代であるこちとらとしてはちと物足りないのだなあ。この点<ゼロ>は優秀だった。
善い宇宙人はヒューマノイドで、悪い宇宙人はモンスタークリーチャー。みんなの知ってるバルタン星人は、可愛らしくアレンジされTVシリーズ中に登場したものを流用。まあコドモ相手のコンテンツなわけだから、42歳がどうのこうのと文句をつけるものでもないか。
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フランス、幸せのメソッド Ma part du gâteau

2014年10月24日 22時52分25秒 | 洋画>★★
2011年/仏/セドリック・クラピッシュ監督/カリン・ヴィアール ジル・ルルーシュ オードリー・ラミー ジャン=ピエール・マルタンス ラファエル・ゴダン マリーヌ・ヴァクト
2014年10月5日 TOKYO MXキネマ麹町〔「シングルママと仲間たち」特集〕

【あらすじ】
フランス(ヴィアール)は海のある街ダンケルク在住の42歳、夫と離婚し3人の娘を一人で養っているのだった。
ところが20年勤めたシフラノール社が、不景気を理由に突然大規模リストラを敢行。フランスも解雇され、自殺未遂までしたが立ち直った。パリに行けば職もあるだろうと、子供たちを妹(ラミー)夫婦に預けて出稼ぎに出る。
ステファン(ルルーシュ)は、ロンドンでも腕利きのトレーダーである。上司に請われて、パリの事務所に赴任することになった。35歳独身、金持ちの女好きである。
フランスは、ステファンの家政婦として就職した。庶民には想像もつかないセレブリティの価値観念。ステファンは元妻メロディ(ゴダン)との間に幼い息子アルバンがいた。メロディがバカンスで1か月旅行に行っている間、ステファンはアルバンを預かることになった。子供の扱いが分からないステファンは、アルバンをフランスに押し付けた。なんだかんだで親密になっていった二人。ステファンはロンドン出張にアルバンとフランスを同行させた。
ベッドインまでした二人だが、ふとしたきっかけでフランスはシフラノールを潰したのがステファンの投資によるものであると知る。ステファンがモンスターのように見えてきたフランスは、アルバンを誘拐してダンケルクに帰ってしまうが…!?


金融トレーダーとかこの手の人間は、特殊な価値観念上に生きているので庶民は近付かないようにしましょう、という教訓映画。
以前販売営業部の電話番をしていた時、「俺はリーマンブラザーズだぞ」と訳の分からない高慢な態度の男からのコールを受けたことがあった。倒産のニュースにガッツポーズをしたものだ。
この手の人種は、取扱いの金額のせいか人間性がおかしくなってしまうものなのだろうか。そんなことを感じる庶民の心情は世界共通なようで、今作でも一旦はロマンスを発展させつつラストでは叩き潰している。こんなことができるのも、トレーダーに映画なんかマトモに見る時間がなく文句を言われることもないためであろう。←偏見
主人公フランス=カリン・ヴィアールは42歳のオカンでありながら、オバハンと呼ぶのがはばかられる美人である。一方のステファン=ジル・ルルーシュは、35歳という設定ながら青髭をゴリゴリに蓄えたブサイク面。一応は<モテる>という役回りであるからして、もうちょっと見栄えのいい配役はなかったものかと思うのだが、これが制作側の<トレーダーなんかブサイクで十分>という意図ならたいしたものである。
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ダンサーの純情 Innocent Steps

2014年10月23日 22時32分37秒 | 洋画>★★
2006年/韓/パク・ヨンフン監督/パク・コニョン ムン・グニョン ユン・チャン パク・ウォンサン
2014年10月5日 TOKYO MXキネマ麹町〔「ダンスに込める想い」特集〕

【あらすじ】
社交ダンス界のエースヨンセ(パク・コニョン)は、ダンス協会会長の息子ヒョンス(ユン・チャン)の謀略によりパートナーを横取りされた上に膝を潰されて屈辱の予選落ち。クサる日々を送っていた。
そんな彼に、マ先輩(パク・ウォンサン)からチャンスが与えられた。中国のダンスチャンピオン、チャン・チェミンを呼び寄せたから、彼女と偽装結婚をして韓国籍を取得させ、パートナーにして3カ月後の大会に出場しろという。投げやりなヨンセは、言われるままに彼女を迎え入れて婚姻届を出した。
ところが来たのはチャンピオンの妹チェリン(ムン・グニョン)で、ダンスはまったくの素人だった。それでも仲介業者であるマ先輩は彼女の招聘に大金をかけているため追い返すわけにはいかない。しょうがないからヨンセは、素人のチェリンにイチからダンスを仕込んで大会を目指すのだった。同時に入管の調査課には、偽装結婚を疑われないように同居生活と口裏合わせをすることに。嘘から出たマコトで、二人の間にはいつしか師弟愛を超えたモノが芽生えるのだった。
しかし卑劣漢のヒョンスは、ヨンセから再びパートナーを横取りする。果たしてヨンセとチェリンの仲は、どうなってしまうのか…!?


映画において<偽装結婚>とは、ロマンスフラグでしかない。恋愛に発展しないケースを、私は見たことがない。
しかもワルモノがいてのスポ根モノとなれば、あとは推して知るべしであろう。もちろん観客も、裏切られることなど期待していない。田舎臭くても可愛いムン・グニョンが、ステップと恋を覚えてどんどん美しくなる過程こそがこの作品の真価である。極めつけは大会コスチュームに身を包んでの華麗なダンスシーンであるが、ここでのパートナーがパク・コニョンでないのは残念ではあるもののそれ故の愁いを帯びた表情もまた一興であろう。
ところで、チャン・チェリンは中国から来たが、<北>っぽいニュアンスで語られる。明らかに中国語ではなく韓国語をしゃべっているし、中国在住の脱北者だろうかと頭の上にハテナマークを浮かべながら観戦していたが、理由が判明いたしました。
チェリンがいた<中国>とは、<延辺>即ち<延辺朝鮮族自治州>という特殊な地域なのでありました。そんな場所があるなんて、学校じゃ教えてくれなかったもんね。勉強になるなあ!
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ファースター/怒りの銃弾 Faster

2014年10月22日 22時25分43秒 | 洋画>★★
2010年/米/ジョージ・ティルマン・Jr.監督/ドウェイン・ジョンソン ビリー・ボブ・ソーントン オリバー・ジャクソン=コーエン カーラ・グギノ マギー・グレイス &トム・ベレンジャー
2014年10月2日 テレ東午後のロードショー〔10月の木曜日は筋肉〕

【あらすじ】
刑務所を出所した<ドライバー(ロック様)>は、その足で通販会社に押し入り従業員を一人射殺した。
彼の犯行動機は、復讐だったのである。10年前の強盗事件で運転手役をしていた彼は、盗んだ金の隠し場所を聞き出され兄を殺され自身もまた殺された。そしてその模様をビデオカメラで撮影されたのである。ドライバーは死んだが、奇跡的に蘇生した。そして10年の時を経て、横領と兄殺しと撮影に関わったすべての人物を殺すため、刑務所でマッチョを極めてシャバに出てきたのだった。
ドライバーの復讐に気付いた<復讐される側>は、暗殺者<キラー(コーエン)>を雇ってドライバーを殺そうとした。しかしドライバーは次々と復讐を達成させる。
この事件を捜査する刑事<コップ(ソーントン)>は、ドライバーを逮捕することができるのか。そしてドライバーとキラーの勝負の行方は…!?


リベンジアクション。現役もりもりのマッチョ体型でありながら、主に銃撃で仕事をする。「所詮はプロレスラー」と侮るなかれ、意外とビビリ顔が堂に入ってたり、もちろん顔もイイのでもっと日本でも名前が売れてほしいところ。
<キラー>の存在がやや意味不明だったり、なんであそこにトム・ベレンジャーを起用したんだろうという謎の部分もあるが、ロック様を堪能するにはなかなか良い作品である。演出もカッコイイ。
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パパラッチ Paparazzi

2014年10月21日 22時32分34秒 | 洋画>★★
2004年/米/ポール・アバスカル監督/コール・ハウザー ロビン・タニー トム・サイズモア デニス・ファリーナ ダニエル・ボールドウィン ケヴィン・ゲイジ トム・ホランダー &メル・ギブソン クリス・ロック
2014年9月29日 日テレ映画天国

【あらすじ】
大ヒットアクション映画「アドレナリン・フォース」の主演に抜擢されたお蔭で、一躍大スターの仲間入りを果たした俳優ボー・ララミー(ハウザー)。ところがセレブともなると大衆紙のカメラマンが付き纏い、その矛先は妻子にも向けられた。腹を立てたボーはカメラマンのレックス(サイズモア)をぶっとばすが、彼の怒りを買ってパパラッチ集団の付き纏いは更に加速する。
遂に自動車事故を引き起こすに至り、愛息ザックが瀕死の重体に陥るとボーは完全にキレた。敵が仕掛けた盗聴機や隠しカメラを逆手にとって、逆襲を開始する。レックスの取り巻きパパラッチを一人ずつ始末していくボー。警察もボーのやってることを嗅ぎつけはするが、果たしてスターの運命は…!?


メル・ギブソンプロデュース。ダイアナ妃の事故死を意識した作品だっつーことだが、きっとメル・ギブソン自身がパパラッチに憤慨していて、ぶっとばしてぶっ殺してやりたいと思って作った映画なんだろう。
パパラッチは確かに過剰なアンモラルではあるが、主人公がやってることは殺人だからなあ。清々しい顔して映画主演とか、こっちの神経もいただけないわ。
短くサクっと観られたのは良。
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