暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ダウン DOWN

2005年06月17日 10時59分23秒 | 洋画>★★
2001年/蘭・米/ディック・マース監督/ジェームズ・マーシャル ナオミ・ワッツ
2005年6月16日 テレ東木曜洋画劇場

【あらすじ】
エレベーターが、人を喰う!

日ハム×千葉ロッテのドーム戦チケットが手に入ったので、ダーリンに予定空けといてもらうように電話した。20時50分。
いつも10分あれば終わる通話だが、今回は何やらえらく思い詰めている様子。野球観戦へのお誘いなだけのはずだったのに、「命の電話」になってしまった。
しかしそんな深刻な悩みを聞くのに、こんな糞B級パニック映画を点けながらというのも如何なものか。ゴメンね、ダーリン。

そんなこんなで、前半1時間は実にいい加減にしか見ていない。
ローラー小僧がエレベーターから「ペッ」と吐き出されて転落死してしまうシーンからの鑑賞となる。
ん?地下から高層階まで一気に引き上げたら、もともとの移動方向に加えて上方へ移動するかなりの力が加わっているはず…。小僧は水平よりも、垂直に近いベクトルを持ってるのでは?
などと細かいツッコミを入れてはイケナイ。この映画は皆が一度は想像してゾッとする、エレベーターの「もしも…」を描いた作品なのだ。
ジョビジョバもヌルいエレベーターシチュエーション映画なんぞを作ってないで、本作を見習って欲しい。

ところで、ナオミ・ワッツがJ・マーシャルにビデオテープを手渡すシーンがある。
「呪いのビデオじゃないだろうな」
なんとも気の利いた吹き替えじゃございませんか。私は感動した!

この2001年メジャー制作モノとはとても思えない超B級パニックホラー、これ以上はないほど完璧に「木曜洋画劇場」の持ち味にマッチしている。
「エレベーターが人を喰う」というソソるコピーも、さすが我が愛しのテレ東といったところだ。

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