ブロークン・チェーン THE BROKEN CHAIN

1993年／米／ラモント・ジョンソン監督／エリック・シュウェイグ　Ｊ・Ｃ・ホワイト・シャツ　ピアース・ブロスナン
2011年4月2日 ＴＢＳダイヤモンドシアター

【あらすじ】
１８世紀。新大陸をめぐるイギリスとフランスの入植争いに、原住民は巻き込まれ翻弄された。とりわけ北東部の６部族からなる＜イロコイ連合＞は、ウィリアム大佐（ブロスナン）らに率いられた英国軍と共に、戦場に駆り出されていた。
そんな原住民部族に実在した、ジョゼフ・ブラント（シュウェイグ）とロハヒオ（ホワイト・シャツ）の一代記。

体面的には、ピアース・ブロスナンが主演ということになっている。だけどどう見たって、主人公ではないのですよ。途中で死んじゃうし。
じゃ主役は誰なのか？残念ながら、私が参考にしているオールシネマ様ではジョゼフ役エリック・シュウェイグは上から３番目、ロハヒオ役に至っては名前も上がっていないどころか俳優登録すらされていなかった。確認するのに苦労したわよ。英語ページを見つけて、ようやく＜J.C.WHITE SHIRT＞という名前を確認するも、凄っげ下のポジション。読み方表記は、適当です。
更に解説文ではウィリアム大佐が主人公で、アメリカ独立戦争が舞台と書かれている。私はアメリカ史に疎いけど、あれは＜フレンチ・インディアン戦争＞ではないのかなあ。
こういうのってどうなのだろうか。そりゃまピアース・ブロスナンさんが主演で、パッケージにババーンと描かれていたら商業的には有利かもしれないけどさ。中身見たら、ネイティブを馬鹿にしてるってのがすぐバレるのに。製作総指揮を担った人物の一人は、西欧お貴族様っぽいお名前。所詮白人資本の道楽なのか。作品自体は学校教育に使ってもいいくらいの出来だっただけに、勿体無いと思うんだよね。
この私をして、＜アメリカ独立戦争＞や＜イロコイ連邦＞のことを調べる機会となりました。勉強になった！