2010年/邦アニメ/しぎのあきら監督/声:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 釘宮理恵 神奈延年 内海賢二
2011年4月8日 テレ朝
【あらすじ】
近未来。隕石の衝突によって、地球は暗闇に包まれていた。春日部市は家電マフィアである金有商事によって牛耳られ、貧富の格差は拡大していた。そんな中、金有商事の販促キャラクターであるアクション仮面に扮し、野原しんのすけ推定25歳(神奈)は何かを起こそうとしていた…!金有商事社長金有増蔵(内海)によって固められてしまったしんのすけは、金有の一人娘である婚約者のタミコ(釘宮)に<5歳のオラ>を連れてくるよう託した。
さて、嵐を呼ぶ園児しんちゃん(矢島)は、お馴染みの園児たちを巻き込みタミコによって未来に連れて行かれた。金有商事の刺客である花嫁(希望)軍団に追っかけられ、タミコはさらわれ大人の風間くん(金有商事勤務)と結婚させられることに!
果たしてしんちゃんと園児たち、そしてデブデブ&ハゲハゲになっていた未来のみさえ(ならはし)とひろし(藤原)は、結婚式を阻止してしんのすけを救出することができるのか!?大人の中では、ボーちゃんとひまわりが大活躍!
1992年にテレビアニメ放送がはじまってから早約20年、永遠の園児としておしりをぷりぷりさせていたしんちゃんが、よもや大人になるとは!この時点でかなり違和感のある本作だが、ヒロインのタミコさんがクレしんぽくないキャラデザで脳内ギアチェンジが起きてしまった。これはクレしんなのか!?
結論からすると、まあ、予想通りの残念賞なのですわ。それでもしんちゃんの「タミさ~ん!!!」には、じわっときてしまったのだが。これは矢島姐さんに泣かされたと言っても過言ではない。
「ヤキニクロード」におけるスティーヴ・ブシェミ他のように、制作側の好きな奴を勝手に(かどうかは知らないが)出演させて、分かる人だけ笑ってくれればよいというスタンスは好きだったのだが。最近の作品は、芸能プロダクションとタイアップして、テレビで流行にさせられた使い捨てタレントを起用することが鉄則になってしまった。
完全にテレビっ子に媚びた体制ではないか。
まあもともとテレビアニメなことだし、そんな目くじら立てるほどのことではないのだけれど。原作者不在の今後の傾向は、更なるスポンサー介入が予想される。見切り時か。シリーズ最新作「黄金のスパイ大作戦」に合わせて特別編成されてたアニメ<スパイ編>が、意外と面白かった。
ところで、このお話における<未来>は、最後に<訪れないこと>となる。金有が春日部を征服することはなくなるのだが、これだけの直近未来となると既に電器屋のオヤジになってるだろうし、タミコちゃんも産まれていて近くに住んでいるだろう。
気になるね、しんちゃん!
2011年4月8日 テレ朝
【あらすじ】
近未来。隕石の衝突によって、地球は暗闇に包まれていた。春日部市は家電マフィアである金有商事によって牛耳られ、貧富の格差は拡大していた。そんな中、金有商事の販促キャラクターであるアクション仮面に扮し、野原しんのすけ推定25歳(神奈)は何かを起こそうとしていた…!金有商事社長金有増蔵(内海)によって固められてしまったしんのすけは、金有の一人娘である婚約者のタミコ(釘宮)に<5歳のオラ>を連れてくるよう託した。
さて、嵐を呼ぶ園児しんちゃん(矢島)は、お馴染みの園児たちを巻き込みタミコによって未来に連れて行かれた。金有商事の刺客である花嫁(希望)軍団に追っかけられ、タミコはさらわれ大人の風間くん(金有商事勤務)と結婚させられることに!
果たしてしんちゃんと園児たち、そしてデブデブ&ハゲハゲになっていた未来のみさえ(ならはし)とひろし(藤原)は、結婚式を阻止してしんのすけを救出することができるのか!?大人の中では、ボーちゃんとひまわりが大活躍!
1992年にテレビアニメ放送がはじまってから早約20年、永遠の園児としておしりをぷりぷりさせていたしんちゃんが、よもや大人になるとは!この時点でかなり違和感のある本作だが、ヒロインのタミコさんがクレしんぽくないキャラデザで脳内ギアチェンジが起きてしまった。これはクレしんなのか!?
結論からすると、まあ、予想通りの残念賞なのですわ。それでもしんちゃんの「タミさ~ん!!!」には、じわっときてしまったのだが。これは矢島姐さんに泣かされたと言っても過言ではない。
「ヤキニクロード」におけるスティーヴ・ブシェミ他のように、制作側の好きな奴を勝手に(かどうかは知らないが)出演させて、分かる人だけ笑ってくれればよいというスタンスは好きだったのだが。最近の作品は、芸能プロダクションとタイアップして、テレビで流行にさせられた使い捨てタレントを起用することが鉄則になってしまった。
完全にテレビっ子に媚びた体制ではないか。
まあもともとテレビアニメなことだし、そんな目くじら立てるほどのことではないのだけれど。原作者不在の今後の傾向は、更なるスポンサー介入が予想される。見切り時か。シリーズ最新作「黄金のスパイ大作戦」に合わせて特別編成されてたアニメ<スパイ編>が、意外と面白かった。
ところで、このお話における<未来>は、最後に<訪れないこと>となる。金有が春日部を征服することはなくなるのだが、これだけの直近未来となると既に電器屋のオヤジになってるだろうし、タミコちゃんも産まれていて近くに住んでいるだろう。
気になるね、しんちゃん!