暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

イーオン・フラックス Aeon Flux

2011年04月19日 22時03分42秒 | 洋画>★★
2005年/米/カリン・クサマ監督/シャーリーズ・セロン マートン・ソーカス ジョニー・リー・ミラー ソフィー・オコネドー フランシス・マクドーマンド アメリア・ワーナー
2011年4月19日 テレ東午後のロードショー〔レディス・アクション特集〕

【あらすじ】
2011年の、高致死率ウィルスの世界的蔓延によって、人類の99%までもが死滅してしまってから早400年。辛うじてワクチンで生き残った人々を集めた人類は、楽園都市<ブレーニャ>で細々と世代を重ねてきた。都市は外界から隔離し、トレバー(ソーカス)とウォーレン(ミラー)のグッドチャイルド兄弟によって管理されていた。しかし彼らの独裁体制に抵抗する勢力は、ハンドラー(マクドーマンド)を最高指揮者に<モニカン>というレジスタンスを組織。そしてモニカンの最強ヒットマンこそが、イーオン・フラックス様(セロン)なのである!
ブレーニャでは謎の失踪事件が頻発するようになっており、イーオンの妹ウーナ(ワーナー)もまた、その犠牲者となってしまった。そしてイーオンには、遂にトレバー・グッドチャイルドの暗殺指令が下された。妹分シサンドラ(オコネドー)と共にグッドチャイルド本部に潜入するイーオンだが、トレバーと対面した時、世界の秘密を垣間見る扉が開く…!
果たして人類が歩んできた400年は如何なるものだったのか、そしてイーオン・フラックスが切り拓く世界の行く末は…!?


世界観をイチから設定するあたり、オタクっぽいなあと思ったらアニメ作品の実写化なんだそうな。
カリン・クサマ、お父さんは道産子68年生まれの女性監督。
それでだったのかなあ。ファンタジックアクションなんだけど、笑ってしまうほどのカッコ良さを感じられなかったのは。まあそんなアクションは山のようにあることだし、クサマ監督は女だてらに頑張ってくれたと褒めてやらねばなるまい。
ただ!ただ、こんなぴたぴたスーツのシャーリーズ・セロンを使ってくれるのであれば!近未来アイテムを使っての締め付け拷問くらいあったっていいじゃないか!図書館ではちょっと期待したのに。がっかりだよ。
<残された人々>という使い古されたモチーフながら、生殖機能に理屈を付けてやや哲学的な方向に。人類滅亡の原因が<ウィルス>としてあるところから、<ブレーニャ>以外のコミューンの可能性、または発病しないで抗体を獲得できた個体の可能性を残し、興収次第では続編も作れる仕掛けを残しているところがあざとい。因みに人類滅亡の年は2011年、今年だ。わーい。
というか、オチがどうだったのか思い出せない自分の記憶力が恨めしい。あ、あれ…?(番組の、エンディングは覚えてるのになあ)
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