暇人映画

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マイケル・ジャクソン/THIS IS IT THIS IS IT

2010年12月24日 22時51分54秒 | 洋画>★★
2009年/米/ケニー・オルテガ監督/マイケル・ジャクソンと仲間たち
2010年12月24日 日テレ金曜特別ロードショー

【内容】
2009年に急逝したキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。同年から次年にかけて公演されるはずだったコンサート「THIS IS IT」の準備模様を、オーディションからリハーサルまで追うドキュメンタリー。

世間ではクリスマスだサンタクロースだチキンだシャンパンだデートだなんだかんだ大騒ぎで浮かれているさなか。イカレた習慣のおこぼれに預かりつつ、独り冷静に金曜特別ロードショーを観るのだった。
マイケル・ジャクソンは私の中でスルー中のスルー。とはいえ、さすがにあそこまでメジャーだと顔の認識もあるし、何曲かは耳馴染みのものもある。だが確かに、曲の善し悪しはともかく、変な身体能力と求心力は尋常じゃない人なんだなあとぼんやり感じた。
だってあの人50歳だったんでしょ。50のオッサンの体型じゃないし、動きじゃない。「マイケル・ジャクソンだから」と思うと何となく「出来て当然」みたいなイメージになってしまうが、並のオッサンならとっくに故障したり中年太りしたりして動けなくなってると思うと気持ち悪くさえあった。金のある人のことだから、いろいろ考えるけども。
まあ、<凄い>とは思ったけど<カッコイイ>とは思わないんだよなあ。ラスト近くで発信された、<地球環境を大切に>みたいなメッセージがまた気分を萎えさせる。こういうことを堂々と臆面も無く言う奴は、偽善者っぽくて信用できん。バブルスく~ん。
それより何より感じたことは、プロダクションをはじめとした商魂の逞しさだ。記録映像って、映画としては何の投資もなかったに等しいのに…。このコンサートをめぐる金銭の移動状況に、非常に興味があります。
しっかしこんなやる気満々だったのに、突然死んじゃうなんてビックリ大将だよなあ。スタッフたち、チケット購入者のぽかんとした顔が目に浮かぶ。←そんな暢気なもんじゃないか
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