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ピンク・パンサー2 The Return of the Pink Panther

2010年12月06日 22時40分47秒 | 洋画>殿堂>その他
1975年/英/ブレイク・エドワーズ監督/ピーター・セラーズ クリストファー・プラマー ハーバート・ロム バート・クウォーク カトリーヌ・シェル
2010年12月6日 テレ東午後のロードショー〔刑事(デカ)祭り!〕

【あらすじ】
世界最大級最高級のダイヤモンド<ピンク・パンサー>が盗まれた!ダイヤが置かれていた場所には、大泥棒<ファントム>の犯行主張である特製手袋が。警察は、過去にファントムを逮捕したことのある唯一の刑事クルーゾー(ピーセラ)に捜査を委任した。
現場で!自宅アパートで!ファントムの正体である富豪リットン卿(プラマー)邸、そしてリットン夫人(シェル)の旅行先で!有能…とは正反対のドッタンバッタン捜査、上司ドレフュス(ロム)の青筋は破裂寸前。ダイヤ泥棒の真犯人を、クルーゾーは弟子ッこケイトー(クォーク)の不意打ちをかわしながら追い詰めることができるのか…!?


長らく見たいと思っていたピーセラのピンク・パンサーが、ようやく見れた。さすが僕のテレ東、さすが僕ちゃんの午後のロードショーだ。イエーイ!
取り敢えず、名曲「ピンク・パンサーのテーマ」に乗って繰り広げられるアニメーションが秀逸。手描きだろうに、CGのような素晴らしい回り込みだ。オープニングクレジットに、日本語字幕を乗っけるほどの配慮も納得。リチャード・ウィリアムスがどれほどの偉人なのかと資料検索してみるも、「英国の有名なアニメーター」以上の情報は得られず。そんなもんか?
そして本編。プロットにたいそうな筋なんかなくて、ひたすらピーセラがズッコケるのを堪能する。スマしてればハンサムなのに、素敵だなあ。ワイヤーアクションとかなかった時代だろうのに、ケイトーに飛び蹴り食らわしたりする。そんな体を張った芸人魂に敬意を評してか、超スローで回してくれたりする配慮が…可笑しい。うう~む、実に素晴らしい!
いきなりの「2」(ほんとは3作目)のみ放送のため、ケイトーの存在はかなり不思議なものとなっている。※(カラテの達人としての?)クルーゾーを崇拝する内弟子で、「隙があったら掛かってきなさい」という師匠の言葉を律儀に遂行しているのです。
ファントムもドレフュスも持ち越しキャラみたいだし、どうせなら一挙放送ピンクパンサー特集にしてくれればいいのに。
ともかく爆笑するほどではないにしろ、ドリフチルドレンには嬉しい楽しい作品。勢い余って殿堂入り。
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