暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

GOEMON

2010年12月05日 22時55分51秒 | 邦画>★
2009年/邦/紀里谷和明監督/江口洋介 奥田瑛二 要潤 伊武雅刀 中村橋之助 平幹二朗 大沢たかお 寺島進 ゴリ 広末涼子
2010年12月5日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
舞台は戦国末期豊臣の時代。天下にその名を轟かせた爽快泥棒石川五右衛門(江口)が、明智光秀の遺品であるパンドラの匣を盗み出してしまったことから騒動が始まる。
匣が教えてくれたのは、本能寺の変が羽柴と明智の共謀によるものであったということ。それを知った五右衛門は、信長(中村)への忠心から秀吉(奥田)暗殺を謀る。一方秀吉配下で天下を狙う石田三成(要)は霧隠才蔵(大沢)を、徳川家康(伊武)は服部半蔵(寺島)を刺客に五右衛門と三つ巴の戦いを繰り広げる。しかしこの三忍者(って、五右衛門は忍者じゃないか)、元は信長の下で研鑽を積む師弟同士だったのです。
打倒秀吉に機運も高まる中、茶々(広末)もこれに参加。実は五右衛門と茶々は、若い頃信長の下で守り守られる浅からぬ仲だった。なんてロマンスもありつつ、釜茹でになったのは実は才蔵だったとか関ヶ原に五右衛門が信長装束で単独参戦したりとか。因みに猿飛佐助(ゴリ)は、五右衛門の相棒であり×××でした。


日本映像メディア界は、コンピュータゲームにおいて世界をリードしている。
だからといって、こんなゲームみたいなシナリオ、映像、アクション演出を2時間繋いで「映画です」って差し出されてもなあ…。日本国民の知能指数の低さを披露しているようで、なんだか腹が立つ。と思ったら、監督は悪評高い「CASSHERN」を作ったアイツか。
桃山ディズニーランドとか西洋風背景とかは「それでもアリ」とは思うのだが、アクションはやり過ぎで興冷めですね。だいたいあれだけの戦闘スキル身体パラメータを見せておいて、霧隠才蔵はアッサリやられ過ぎなんだよなー。
歴史的史実と山田風太郎的忍者ファンタジー、そして歌舞伎演目をミックスした上で独自のアレンジを加えてるんだろうってことは想像できるのだが。以前モーニングに短期連載されてた「風と雷」(原作:樹林伸/脚本:市川海老蔵/漫画:星野泰視)を思い出し、「ヌルハチにはならないのか~」とガッカリする。
しかし、最悪の秀吉配役だったな。悪役でもいいけど、奥田瑛二はないだろうよ。ビトタケシかと思ったし。
そういえば、「Little DJ/小さな恋の物語」に引き続きまたも広末の少女時代が福田麻由子ちゃんだったなあ。そんなに似てるか?
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