初めてのNHK

2012-11-12 02:12:23 | Weblog
俺は両サイドに誰かが来たら、どうしても聞き耳を立ててしまう
ベッドから出てる状態なら玄関まで行って聞く
先日も若い女性の側のインターホンが鳴ったので、ちょっと注意して聞いていた
どうやらNHKの受信料の契約に来たようだった

女性は言われるままに契約手続きをしていた
ここに5年住んでるがNHKの受信料という問題は初めてである
こんなマンションにも回ってくるのかと思っていると次は俺の部屋ではなく、
もう片方の男の部屋のインターホンを鳴らした

すると体が不自由なのでそちらで開けてくれという声がした
やはり相当体が悪いのだろうか
そして私はテレビは見ていないと答えると失礼しましたと言ってドアを閉めた
体が悪い人に細かく追求する気にもならなかったのだろう

そして俺の部屋のインターホンも鳴った
もちろん居留守をするとすぐに降りていった
また厄介な問題が出てきたもんである
俺は一応玄関からテレビが見えないようにラックを移動させた
見てないと言いつつテレビが置いてあったら不自然極まりない

もちろん俺はNHKを見ている
大河ドラマとかドキュメンタリー系である
だが受信料を払いたくはない
ネットで調べたら居留守をし続けるのがベストのようである

向こうも目を付けたら結構執着するらしいので根競べである
もちろんバッタリ遭遇してしまったら隣と同じく見ていないと言うつもりだ
見てないというか地デジになって以降映らないわけだから、
最悪証拠としてそれを見せればいいわけだ
だがHDDレコーダーに接続すると見れるんでそれさえしまっておけばいいわけである
しかしなぜ今急に来たのか不思議である

それにしても当たり前だが本当に1人暮らしは大変である
今まで親がやっていてくれてたことも全部自分でしなければならない
そしてそれによって起こるすべてのことが自分の責任である
この部屋で何が起きようとも自業自得である
親元で死ぬまで暮らせれば1番いいんだが、さすがにそれは無理である
当初から見れば1人暮らしも板についてきたと思うが、
小さいことがストレスになっていくのが大変である
明らかに1人暮らしを始めてストレスが増えたと思う

眩暈が起きたり腰痛になったり下痢が止まらなかったり、
胸がムカムカして外に出たりと実家暮らしのときには起きなかったことが起きている
それもすべて自分で克服しなければならない
みんなそれと戦いながら生きてるわけだ
何かあったら親元に逃げ込めるのも、あと少しだろう
もう少ししたら逃げ道がなくなるわけである
NHKぐらいで悩んでるようではダメであろう
とにかくあらゆる面で成長しなければと思う今日この頃である
と言いつつ、来年50なんだが・・・

そしてそれに関連して奇妙な光景を目撃した
体が不自由でドアも開けられないと答えた隣の男である
最近ヘルパー?のような女性が毎日のように尋ねてくる
しかも別の何かか知らないが複数の人間が来ることもある
余程深刻な体調なのだろうかと思っていた
先日も階段でガッツリ会ったときも壁に手をついて歩いていたぐらいである

しかし・・・、である
隣が外に出たので、ふと外を見た
普通である、ごく普通に歩いていた
信号待ちの車を縫うように向こう側に渡っていた
とても体が不自由な人間の歩き方ではなかった

まさか不正受給ではないと思うが、それぐらい颯爽と道路を横切っていた
まあ体調がいいときもあるのだろうが若干モヤモヤしたものが残る光景だった
しかし、ほぼ毎日誰かが来るのは複雑である
もちろん大騒ぎするわけではなく実害は何もないのだが、
常に隣がいるというのは落ち着かないものである

そいつだけなから構わないんだが、
誰かが来てるとトイレを流すのも気を使ってしまうのが俺なのである
いくらなんでも気にしすぎだと思うが米を研いだりするのも気にしてしまう
このマンションがいかに音が漏れるか知ってるからこその悩みである

そして不思議なことになぜか俺が起きると来るのである
つまり俺は起きたらまずトイレに行く
当然流すんだが、その直前に来ることが多い
あと5分遅ければ気兼ねなく流せたのにと怒りすら覚えることもある
もちろん相手にではなく自分の間の悪さにである

しかし誰が何をしに来てるのだろうか
聞き耳を立ててると、やはり体調のことを聞いてるようである
やはり介護関係なのだろうか
そいつの代わりに買い物をしてきてる様子もある
しかし、そいつは缶ジュース1本買いに行くために外に出れる元気がある
本当に謎の多い男である

それにしてもいつからなのか最初からそうだったのかは気になる
何度も書くが下の騒音を俺と勘違いして、
インターホンを押すぐらい元気があったわけだ
当時は結構買い物にも出かけていた
まあこちらとしては騒音面とかを考えると最高の隣人であることには違いない
謎は多いが俺がいる間は引っ越さないでほしいものである

しかし、あの颯爽とした歩き方は引っかかったままである
本当に色んな人間が住んでるマンションである
もちろん俺もその中の1人である
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