先日、ついに大記録を達成した
それは実家に帰らない連続日数1年である
つまり1年間実家に帰らなかったわけだ
普通に1人暮らしをしてる人から見ればアホかという記録だが俺にとっては大記録である
なぜなら44歳までずっと親元でぬくぬくと生活してた男が、
ある日突然世間の荒波に放り出されたのだ
20代で放り出されるなら経済力はともかく親と接してる時間が短いわけだから、
順応自体は早くできるだろう
しかし俺は44年間寄生し続けたわけで若い人より順応力は低いはずだ
しかも年を食ってるだけで社会経験もなければ当時は給料も月10万ちょっとだったと思う
今は残業が増えて去年の年収185万だったが、それでも1人暮らしには厳しい収入だ
それが今では普通に生活できている
そして親の力無しで1年間乗り切ったわけである
もちろん何かあったら親が何とかしてくれるという安心感はあったから、
厳密には親の力を借りてるんだが、いずれにしろ俺的にはとんでもない記録である
この記録は意識して達成したものではない
1月に最後に帰ってから、次はいつ帰ろうかと思いながら8月になった
そのときふと、1年という数字が頭をよぎった
だが、さすがに無理だよなあと思いつつ月日が流れいつしか強烈に意識するようになり、
ラスト3ヶ月からは自分の中でカウントダウンを始めていた
毎日あと何日だと意識していた
そしてラスト1週間はフワフワした変な気持ちになっていた
そして前日はガッツポーズである
今思えば当初の心細さは尋常じゃなかった
部屋は何とか自力で借りたものの本当にやっていけるのか不安で一杯だった
とにかく初めて今の部屋で寝た日の違和感というか不安感はハッキリと覚えている
実家以外で寝るなんて修学旅行以来である
夕方の出勤なのに目覚ましをセットしたぐらい起きられるのか不安だった
だが初めて親がいない建物で1人で寝たあの日から俺の中で何かが変わったことは間違いない
オーバーだが本当の意味での人生の第一歩を踏み出したような気がした
それでも4月下旬に初めて寝てからも3日に1回は帰っていた
そして7月中旬ぐらいから間隔が空くようになってきた
徐々に帰るのが面倒になってきた瞬間であり1人暮らしが定着し出した瞬間である
とは言うものの帰る時は本当にワクワクした
やはり親がすぐ近くにいる安心感と食事の充実が大きい
それが段々と月1回ぐらいになって丸々1ヶ月空くことも出てきた
そして今回の大記録になったわけだ
笑われるだろうが帰る前の晩少し緊張して眠れなかった
そして電車に乗っていよいよ家の前に着いたときには、
世間的に何も成し遂げてないのに凱旋帰宅したような気分になった
しかしさすがに1年振りである
扉が引くのか押すのか忘れており最初引いても開かないのでロックされてるのかと思い、
あれこれ確認して、ようやく押して開けることに気づいたぐらいである
そして親との対面だが特に変わっておらずホッとした
しかしこの年まで2人とも元気でいてくれてありがたい限りだ
そしてお待ちかねの豪華?な食事である
向こうではあり得ない栄養バランスであり、これだけは毎日食べたいぐらいだ
そして実家といえばもう1つ1年振りなことが待っていた
それは入浴である
1年間シャワーのみの生活を送ってきたわけだが、やはりお湯に浸かるのは気分が最高だ
1人暮らしを始める前は毎晩湯船に浸かっていた
そして1人暮らし当初は当然湯船に浸かる入浴にチャレンジした
だがバストイレ一緒だから湯船にお湯を張ってしまうと体を洗うスペースがない
便器に座って体を洗う人もいるそうだが、身動きがとれず俺は無理だった
まあ外国ではシャワーのみというのも普通だし慣れてしまえばどうってことはない
だがやはりお湯に浸かるのは気分がいいしホッとする
やはりこれも毎日味わいたいものである
唯一の問題点はネットがほぼできないことだ
父親のパソコンを少しだけ借りて普段見てるサイトなどを軽くチェックする程度しかできない
ここさえクリアできれば言うことなしなんだが、1~2日ぐらいは我慢しろという話だろう
そのマイナス面を差し引いても余りあるプラス面があるわけである
こうなると結局やっぱり実家に住みたいという結論になってしまうんだが、
向こうとこっちの落差を考えると致し方ないことである
だが元気と言いつつも、いつまでも親がいるわけではない
いつか必ず訪れるその日以降は1人で生きていかなくてはならないのだ
帰る場所もなくなり何があっても親元に逃げ帰ることはできないのである
そう考えると本当に人間は強いものだと感心する
すでに親がいない人など普通に大勢いるし、当然だが俺の両親もそうだ
だがみんな平然と生きている
何かあったときに逃げ帰る場所がないのにである
そんな人たちを見てると俺がそんなに強く生きられるのか不安である
今の俺は1人暮らしが定着したといっても親がいるという安心感あってのことである
ともあれ1人で1年間乗り切ったのは大きな自信につながったし得たものも大きいはずだ
自分に対するご褒美として外食でもしようと思う
まあ、たまに行ってる食べ放題か回転寿司ぐらいだが、自分を褒めてやろうと思ってる
今振り返っても、よく達成できたもんだと感心する
だが今後は逆に月に1~2回ぐらい帰ろうと思う
親の元気な顔を1回でも多く見たいし、1回でも多く母親の手料理を食べておきたいと思う
しかし1年という数字を意識し出してからは本当に長かった
それは実家に帰らない連続日数1年である
つまり1年間実家に帰らなかったわけだ
普通に1人暮らしをしてる人から見ればアホかという記録だが俺にとっては大記録である
なぜなら44歳までずっと親元でぬくぬくと生活してた男が、
ある日突然世間の荒波に放り出されたのだ
20代で放り出されるなら経済力はともかく親と接してる時間が短いわけだから、
順応自体は早くできるだろう
しかし俺は44年間寄生し続けたわけで若い人より順応力は低いはずだ
しかも年を食ってるだけで社会経験もなければ当時は給料も月10万ちょっとだったと思う
今は残業が増えて去年の年収185万だったが、それでも1人暮らしには厳しい収入だ
それが今では普通に生活できている
そして親の力無しで1年間乗り切ったわけである
もちろん何かあったら親が何とかしてくれるという安心感はあったから、
厳密には親の力を借りてるんだが、いずれにしろ俺的にはとんでもない記録である
この記録は意識して達成したものではない
1月に最後に帰ってから、次はいつ帰ろうかと思いながら8月になった
そのときふと、1年という数字が頭をよぎった
だが、さすがに無理だよなあと思いつつ月日が流れいつしか強烈に意識するようになり、
ラスト3ヶ月からは自分の中でカウントダウンを始めていた
毎日あと何日だと意識していた
そしてラスト1週間はフワフワした変な気持ちになっていた
そして前日はガッツポーズである
今思えば当初の心細さは尋常じゃなかった
部屋は何とか自力で借りたものの本当にやっていけるのか不安で一杯だった
とにかく初めて今の部屋で寝た日の違和感というか不安感はハッキリと覚えている
実家以外で寝るなんて修学旅行以来である
夕方の出勤なのに目覚ましをセットしたぐらい起きられるのか不安だった
だが初めて親がいない建物で1人で寝たあの日から俺の中で何かが変わったことは間違いない
オーバーだが本当の意味での人生の第一歩を踏み出したような気がした
それでも4月下旬に初めて寝てからも3日に1回は帰っていた
そして7月中旬ぐらいから間隔が空くようになってきた
徐々に帰るのが面倒になってきた瞬間であり1人暮らしが定着し出した瞬間である
とは言うものの帰る時は本当にワクワクした
やはり親がすぐ近くにいる安心感と食事の充実が大きい
それが段々と月1回ぐらいになって丸々1ヶ月空くことも出てきた
そして今回の大記録になったわけだ
笑われるだろうが帰る前の晩少し緊張して眠れなかった
そして電車に乗っていよいよ家の前に着いたときには、
世間的に何も成し遂げてないのに凱旋帰宅したような気分になった
しかしさすがに1年振りである
扉が引くのか押すのか忘れており最初引いても開かないのでロックされてるのかと思い、
あれこれ確認して、ようやく押して開けることに気づいたぐらいである
そして親との対面だが特に変わっておらずホッとした
しかしこの年まで2人とも元気でいてくれてありがたい限りだ
そしてお待ちかねの豪華?な食事である
向こうではあり得ない栄養バランスであり、これだけは毎日食べたいぐらいだ
そして実家といえばもう1つ1年振りなことが待っていた
それは入浴である
1年間シャワーのみの生活を送ってきたわけだが、やはりお湯に浸かるのは気分が最高だ
1人暮らしを始める前は毎晩湯船に浸かっていた
そして1人暮らし当初は当然湯船に浸かる入浴にチャレンジした
だがバストイレ一緒だから湯船にお湯を張ってしまうと体を洗うスペースがない
便器に座って体を洗う人もいるそうだが、身動きがとれず俺は無理だった
まあ外国ではシャワーのみというのも普通だし慣れてしまえばどうってことはない
だがやはりお湯に浸かるのは気分がいいしホッとする
やはりこれも毎日味わいたいものである
唯一の問題点はネットがほぼできないことだ
父親のパソコンを少しだけ借りて普段見てるサイトなどを軽くチェックする程度しかできない
ここさえクリアできれば言うことなしなんだが、1~2日ぐらいは我慢しろという話だろう
そのマイナス面を差し引いても余りあるプラス面があるわけである
こうなると結局やっぱり実家に住みたいという結論になってしまうんだが、
向こうとこっちの落差を考えると致し方ないことである
だが元気と言いつつも、いつまでも親がいるわけではない
いつか必ず訪れるその日以降は1人で生きていかなくてはならないのだ
帰る場所もなくなり何があっても親元に逃げ帰ることはできないのである
そう考えると本当に人間は強いものだと感心する
すでに親がいない人など普通に大勢いるし、当然だが俺の両親もそうだ
だがみんな平然と生きている
何かあったときに逃げ帰る場所がないのにである
そんな人たちを見てると俺がそんなに強く生きられるのか不安である
今の俺は1人暮らしが定着したといっても親がいるという安心感あってのことである
ともあれ1人で1年間乗り切ったのは大きな自信につながったし得たものも大きいはずだ
自分に対するご褒美として外食でもしようと思う
まあ、たまに行ってる食べ放題か回転寿司ぐらいだが、自分を褒めてやろうと思ってる
今振り返っても、よく達成できたもんだと感心する
だが今後は逆に月に1~2回ぐらい帰ろうと思う
親の元気な顔を1回でも多く見たいし、1回でも多く母親の手料理を食べておきたいと思う
しかし1年という数字を意識し出してからは本当に長かった