珍客

2017-02-15 01:13:35 | Weblog
俺の隣に生活保護がいるということは度々書いてきた。
足を悪くして働けなくなったということらしく、
頻繁にケースワーカーやらヘルパーが来る
その割には普通に歩いてる姿を何度も目撃してる

それはともかく先日珍しい訪問者が来た
若い女の口調だったんで、ちょっと聞いてると、
いわゆる宗教の勧誘のようだった

男が色々体のことを話すと、
女は体が悪いようには見えないですねなどと言っていた
やはり誰が見ても体が悪く働けないようには見えないのである

そのセリフを聞いて当初ついに役所が、
保護費打ち切りに動き出したのかと感じた
そういう場合トラブルになる危険性があるので、
まずは若い女性職員を送り込み軽く打診してるのかと思っていた

俺は内心もっとやれ的な気持ちで聞いていた
こっちは毎日ストレスを抱え働いてるのに、
隣でノーストレスの悠悠自適の生活をされていては、
精神的にたまったもんじゃないのである

しかし話が進むうちに宗教の勧誘だと気づき、
内心ガッカリって感じだった
それでも男がどういう対応をするのか興味があり、
引き続き聞いてると突然男が中に入れよと言い、
女がいいんですかと嬉しそうな感じで中に入っていった
事前にどういう接点があったかは知らないが、
若い女を招き入れるのもどうかと思うし、
入っていくほうもよく男の部屋に入れるなと思った

その後会話は聞き取れなくなり、
しばらくして女が出てきた
次はこっちかと不安になったがそのまま去って行った
どうやら手当たり次第に訪問してるわけではなく、
そこにピンポイントで訪ねてきたようだ
やはりどこかで接触があったのだろう

するとしばらくして階段を女性同士が話しながら上がってきて、
男の部屋のインターホンを押した
そしてまた話が始まった
俺は興味があり玄関に行って聞いてると、
また宗教の勧誘だった

どうやらさっきの女が先輩を連れてきたようである
自分ではらちが明かないので呼んできたようだった
そして先輩らしき女性が熱心に話し出した

会話の内容から教団の名前は、
誰もが知ってるような有名な団体である

今あなたが生きてられるのは、
神のおかげなんですよなどと熱く話している
そして最初の女も、この前会ったとき、
現状が不安だって言ってたじゃないですかと語りかけていた
しかし男はのらりくらりとかわしてる感じだった
その後も、とにかく1度集会に来てくれみたいなことを言っていた

結局10分ぐらいやり取りが続いて彼女たちは帰って行った
俺は話が進まないので途中でどうでもよくなり、
最後のほうは聞いてないが、諦めて帰ったようである

どこかで接触があって自宅に押しかけて来たという感じだろう
やはり1度でも接触があるとしつこく勧誘されるようである

ちなみに俺はこのような活動を否定するものではない
そこにすがりたい人がいるのも理解できる
俺も最悪の精神状態になったら救いを求めるかもしれない

今は会社に行っててそれなりに人と接してるが、
これが無職になったり親も死んで1人になって、
他人と関わることがなくなったら、
精神的に不安になって誰かと関わりたいと思うかもしれない

しかし今は仕事も忙しく、そこまで気が回らない
とにかく勧誘の現場を目の当たりにして、
ちょっとでも脈があるとガンガン来るんだなという感じである

それにしても当初男の保護費打ち切りを期待しただけに、
ちょっとがっかりである
あいつは絶対働けるはずである
俺は今後も隣でその怒りを抱えつつ仕事に向かうわけである

さて、先月の電気代が来た
一々報告する必要はないんだが、
またも奇跡的な額だった
先月と同じく5000円を切ったのである



例年この時期がもっとも電気代を使う
過去最高の7000円台を記録したのもこの時期である
最高で8000円近くまで行った
この時はさすがに10000円が見えてきたので焦った記憶がある

それがまさかの5000円割れである
現状特に意識して節約はしていない
浴室を暖める乾燥は使ってるし、
浴室から出る際の電気ストーブも点けている
エアコンも何度が使った
ただし設定温度は16度である
16度と聞くとアホかと言われそうだが、
これが結構暖かくなるのである

俺は暖房を使う時は室温が12度以下のときだから、
16度で十分暖かいのである
もちろん12度を切ったら必ず使うわけではない
本当にきつく感じるのは大体12度以下の時で、
心身共に限界になったら使う感じである
だから16度で十分なのである

そんなこんなで5000円を切ったわけだが、
これは嬉しい想定外である
ちなみに俺の部屋はオール電化でガス代がない
だからこの数字は結構奇跡なのである

今月が冬の最後だから、もしこの程度だったら大勝利である
まあ別に7000円を超えてもいいわけだが・・・

とにかく精神的には少し嬉しい冬になったことは間違いない
コメント
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