先日まさに晴れのち雨という出来事があった
今年に入ってからの急激な体調不良については散々書いてきたが、その朝は異常に体が重かった
これほど体が重く感じたのは初めてだ
これはさすがに病院に行かなきゃまずいと思い、ついに決断した
実は少し前に朝起きて痰を吐いたとき血が混じっていた
きれいな赤い血だった
さすがに血を吐くというのは精神的にこたえた
ぶっちゃけ生きた心地がしなかった
ちょっと調べたら肺がんの症状がピッタリである
俺はタバコも吸わないし他人の煙を吸うこともない
だがそれでもなる人は多くいるわけで調べてるうちに絶望的な気分になってきた
だが躊躇してる余裕はもうない
意を決して近くの内科に向かった
まず血液を採取して後日また来て欲しいとのことだった
そして5日後に再び行くと検査結果は異常なしだった
だが念のためレントゲンと心電図を撮ることになり、その場で結果を待つことになった
そして名前を呼ばれ先生がレントゲンの写真をテレビで見るシーン同様机の電気が点いたボードに挿した
レントゲンは正面と両サイドの3枚を撮影した
その3枚を厳しい表情で見つめたまま一言も発しない
俺は全身の血が凍りつくような感覚に襲われた
ものすごく長い時間に感じたが実際は30秒ぐらいだったと思う
やっぱりか・・・、俺は覚悟を決めた、さあ何とでも言ってくれ
するとやっと口を開いて「問題はないと思います」と言った
おいおい・・その間はなんだよ、一瞬本当に死を意識した
心電図も異常なし
そして結果は問題なしで終了した
医者の話では血痰が出るのは特に珍しいことではなく、よくあることだという
今後も続くなら耳鼻科に行ってくれということで終了した
そのときは体の異常な重さも消えていたんで精神的にはやったぞという気分だった
これで一連の体調不良に一区切りついたということにしたい
もちろんまだ万全じゃないし重大な病気が見落とされてる可能性も0じゃないんだが、
現時点でこれ以上調べようがないらしいので、まずは一段落だ
だが外に出て自転車で帰る途中、複雑な気分だった
病院に行く前ネットで症状を調べてるとき夫が肺がんになった闘病記のブログがあり思わず読んでしまった
奥さんが書いたんだが結局奥さんと小さい子供を残して他界してしまった
年齢を見ると俺より年下だった
もちろんこういう例は全国に山ほどあるし俺がどうこう考える問題でもないのかもしれない
しかしなぜか帰り道、俺だけ助かっていいのか、癌じゃなかったことを喜んでいいのかという罪悪感に襲われた
あの闘病記が脳裏に焼きついており、とても大手を振って喜ぶ気分にはなれなかった
まあ複雑な心境を抱きながらも、とりあえずこれで一安心ではある
それで安心して気が抜けたわけじゃないだろうが直後に雨が降った
車に轢かれたのである
まあ正確にはぶつかっただけだが精神的にダメージを受けた
病院を出てそのままスーパーで買い物をしての帰り道である
マンションまであと100メートル切ったところで事故?は起きた
国道に入る道で車が列になり信号待ちをしていた
その隙間から車が左折してきて側面に激突した
つまり右折レーンから左折してきたのである
後で見たんだが道路に直進と右折の矢印が書いてあり左折禁止?ではなかろうか
道路交通法とか詳しくないんで分からないが、車が列になってる向こう側から突然出てきたんで気づかなかった
自分で言うのもなんだが俺は普段、慎重すぎるぐらい慎重に周囲を確認しながら自転車をこいでる
その俺が気づかないぐらいだから余程の無謀運転だったわけだ
まあ向こうも車が壁になって気づかなかったんだろうが減速しないで突っ込んできたんでどうしようもなかった
そんで30メートルぐらい走り去って止まった
俺はナンバーを確認する余裕もなく道路に散らばった食材を回収していた
するとなぜか助手席から男が出てきてこちらに歩いてきた
最初大丈夫ですかと聞いてきたが、すぐに横断歩道がないのに危ないですよと言ってきた
これは言いがかりである
そんなところに横断歩道なんてあるわけがない
俺が怪訝そうな顔をしてると今度はすぐに謝罪モードに切り替えてきた
相手は30代前半ぐらいのように見えた
真面目なサラリーマンという感じではなく顔に小さくタトゥーがあるのが確認できた
俺はとにかく事故に遭った驚きでただ呆然としてるだけというか何もしゃべれなかった
まして相手がヤバそうな感じの奴であり少なくとも車内には運転手も含め1人以上はいるわけだ
ここで俺が強気に出ると一気に囲まれてボコボコにされるかも分からん状況だ
まあ真昼間で人もいるんだが精神的には結構追い込まれていた
幸いこっちも怪我はなく自転車の破損等も確認できなかったんで、
相手が謝ってるうちに終わらせたほうがいいと思い、もういいからと言ってその場を離れた
相手も謝りながら戻っていった
いやあ、しかし携帯の必要性を痛感した
もし相手が凄んできても携帯がないから警察を呼べないのだ
こういう場合は携帯を出して110番をちらつかせれば、かなりの抑止力になるだろう
たまたま相手が下手に出てきたんで助かったが、これが深夜だったらどうなってたか分からない
まあ相手も逃げようと思えば逃げられたのに、ちゃんと戻ってきたんだから本当のワルでもなさそうだが、
正直内心は恐怖でヒヤヒヤだった
今振り返ると、その間俺はほとんどしゃべらなかったと思う
ぶつかった驚きのほうが大きく最初走り去ったときもナンバーを見れなかった
突然ああいうことが起きたら何もできないもんだなあと思った
普段からある程度シミュレーションしておかないと言葉が何も出てこない
ほんとに驚きが大きく何も対処できなかった
さて部屋に戻って少し確認したら右肘にあざができていた
薄くはなるだろうが消えないんだろうなあ
そして衣服の破れ等はなかったし食材も無事だった
まあこれなら下手に関わるよりよかったんじゃないかと思って消化するしかないだろう
だが肘のあざといいズボンの汚れといい1000円(笑)ぐらいは弁償させるべきだったかなあ
実は一瞬頭をかすめたがかなりの衝撃でぶつかってるから相手の車にも傷が付いてるはずで、
それに対していちゃもんつけられてきたらたまらんというのも、早く切り上げようとした理由だ
もちろん向こうが悪いんだから知ったこっちゃないんだが、
まともそうな奴じゃないんで長引くとどうなるか分からんという気持ちのほうが強かった
部屋に戻ってよく見ると買ったはずのドクターペッパー(ジュース)がない
これが好きでよく飲むんだがなくなってる
実は散らばった食材を拾うときドクターペッパーのラベルが落ちてるのに気づいていた
しかし気が動転した状態で拾ってるため全部あるかどうか確認していなかった
まあ98円だったから捨ててもいいんだが一応現場に戻って確認することにした
そんで周囲を見渡すと・・道路の端に落ちていた
最近雨が多くて水が溜まってるその中に落ちていた
普通はあきらめるだろうが俺は手にとって穴が開いてないのを確認して持ち帰った
無事生還である
傷は付いてるが蓋も開いてないし中身には影響ないだろう
しかしペットボトルのラベルが全部きれいにはがれるって相当の衝撃だったわけだ
今思えば側面で助かったが、もう少しタイミングが早ければ正面からガッツリ轢かれてたわけで、
そうなってたら重傷どころか下手したらということも考えられた
もちろん毎日のように、そういう事故が起きてるわけで、そう考えると本当に恐ろしい
しかしトラウマって本当にあるんだな
俺は何かがあってトラウマになったという話を聞くと、また大げさなと思っていた
だがこの事故があった直後、外に出るのが怖くなった
またどっからか車が突っ込んでくるのではないかとビクビクしながら自転車に乗ってる
事故以前から慎重に周囲を見ながら乗ってたんだが、さらに慎重になった
とにかくスピードを出さず、ゆっくりこぐようになった
この程度の事故でこうだから大きな事故に遭った人はもっと怖い思いをしてるのだろう
しかし事故ってのは本当に一瞬の隙に入り込んでくるもんだ
確かにあの瞬間、俺は右を見ることはできたし普段それで何度も未然に事故を防げてたと思う
本当にあの一瞬だけ意識に空白があった、周りが見えていなかった
何度も言うが悪いのは向こうである
だが事故に巻き込まれては命の危険すらある
やはり信号が青でも左右確認するぐらいの用心深さが必要だろう
これぐらいの事故で、それに気づかせてもらえたことに、ある意味感謝しなければなるまい
と言いつつ起きるのが事故なんですがね
今年に入ってからの急激な体調不良については散々書いてきたが、その朝は異常に体が重かった
これほど体が重く感じたのは初めてだ
これはさすがに病院に行かなきゃまずいと思い、ついに決断した
実は少し前に朝起きて痰を吐いたとき血が混じっていた
きれいな赤い血だった
さすがに血を吐くというのは精神的にこたえた
ぶっちゃけ生きた心地がしなかった
ちょっと調べたら肺がんの症状がピッタリである
俺はタバコも吸わないし他人の煙を吸うこともない
だがそれでもなる人は多くいるわけで調べてるうちに絶望的な気分になってきた
だが躊躇してる余裕はもうない
意を決して近くの内科に向かった
まず血液を採取して後日また来て欲しいとのことだった
そして5日後に再び行くと検査結果は異常なしだった
だが念のためレントゲンと心電図を撮ることになり、その場で結果を待つことになった
そして名前を呼ばれ先生がレントゲンの写真をテレビで見るシーン同様机の電気が点いたボードに挿した
レントゲンは正面と両サイドの3枚を撮影した
その3枚を厳しい表情で見つめたまま一言も発しない
俺は全身の血が凍りつくような感覚に襲われた
ものすごく長い時間に感じたが実際は30秒ぐらいだったと思う
やっぱりか・・・、俺は覚悟を決めた、さあ何とでも言ってくれ
するとやっと口を開いて「問題はないと思います」と言った
おいおい・・その間はなんだよ、一瞬本当に死を意識した
心電図も異常なし
そして結果は問題なしで終了した
医者の話では血痰が出るのは特に珍しいことではなく、よくあることだという
今後も続くなら耳鼻科に行ってくれということで終了した
そのときは体の異常な重さも消えていたんで精神的にはやったぞという気分だった
これで一連の体調不良に一区切りついたということにしたい
もちろんまだ万全じゃないし重大な病気が見落とされてる可能性も0じゃないんだが、
現時点でこれ以上調べようがないらしいので、まずは一段落だ
だが外に出て自転車で帰る途中、複雑な気分だった
病院に行く前ネットで症状を調べてるとき夫が肺がんになった闘病記のブログがあり思わず読んでしまった
奥さんが書いたんだが結局奥さんと小さい子供を残して他界してしまった
年齢を見ると俺より年下だった
もちろんこういう例は全国に山ほどあるし俺がどうこう考える問題でもないのかもしれない
しかしなぜか帰り道、俺だけ助かっていいのか、癌じゃなかったことを喜んでいいのかという罪悪感に襲われた
あの闘病記が脳裏に焼きついており、とても大手を振って喜ぶ気分にはなれなかった
まあ複雑な心境を抱きながらも、とりあえずこれで一安心ではある
それで安心して気が抜けたわけじゃないだろうが直後に雨が降った
車に轢かれたのである
まあ正確にはぶつかっただけだが精神的にダメージを受けた
病院を出てそのままスーパーで買い物をしての帰り道である
マンションまであと100メートル切ったところで事故?は起きた
国道に入る道で車が列になり信号待ちをしていた
その隙間から車が左折してきて側面に激突した
つまり右折レーンから左折してきたのである
後で見たんだが道路に直進と右折の矢印が書いてあり左折禁止?ではなかろうか
道路交通法とか詳しくないんで分からないが、車が列になってる向こう側から突然出てきたんで気づかなかった
自分で言うのもなんだが俺は普段、慎重すぎるぐらい慎重に周囲を確認しながら自転車をこいでる
その俺が気づかないぐらいだから余程の無謀運転だったわけだ
まあ向こうも車が壁になって気づかなかったんだろうが減速しないで突っ込んできたんでどうしようもなかった
そんで30メートルぐらい走り去って止まった
俺はナンバーを確認する余裕もなく道路に散らばった食材を回収していた
するとなぜか助手席から男が出てきてこちらに歩いてきた
最初大丈夫ですかと聞いてきたが、すぐに横断歩道がないのに危ないですよと言ってきた
これは言いがかりである
そんなところに横断歩道なんてあるわけがない
俺が怪訝そうな顔をしてると今度はすぐに謝罪モードに切り替えてきた
相手は30代前半ぐらいのように見えた
真面目なサラリーマンという感じではなく顔に小さくタトゥーがあるのが確認できた
俺はとにかく事故に遭った驚きでただ呆然としてるだけというか何もしゃべれなかった
まして相手がヤバそうな感じの奴であり少なくとも車内には運転手も含め1人以上はいるわけだ
ここで俺が強気に出ると一気に囲まれてボコボコにされるかも分からん状況だ
まあ真昼間で人もいるんだが精神的には結構追い込まれていた
幸いこっちも怪我はなく自転車の破損等も確認できなかったんで、
相手が謝ってるうちに終わらせたほうがいいと思い、もういいからと言ってその場を離れた
相手も謝りながら戻っていった
いやあ、しかし携帯の必要性を痛感した
もし相手が凄んできても携帯がないから警察を呼べないのだ
こういう場合は携帯を出して110番をちらつかせれば、かなりの抑止力になるだろう
たまたま相手が下手に出てきたんで助かったが、これが深夜だったらどうなってたか分からない
まあ相手も逃げようと思えば逃げられたのに、ちゃんと戻ってきたんだから本当のワルでもなさそうだが、
正直内心は恐怖でヒヤヒヤだった
今振り返ると、その間俺はほとんどしゃべらなかったと思う
ぶつかった驚きのほうが大きく最初走り去ったときもナンバーを見れなかった
突然ああいうことが起きたら何もできないもんだなあと思った
普段からある程度シミュレーションしておかないと言葉が何も出てこない
ほんとに驚きが大きく何も対処できなかった
さて部屋に戻って少し確認したら右肘にあざができていた
薄くはなるだろうが消えないんだろうなあ
そして衣服の破れ等はなかったし食材も無事だった
まあこれなら下手に関わるよりよかったんじゃないかと思って消化するしかないだろう
だが肘のあざといいズボンの汚れといい1000円(笑)ぐらいは弁償させるべきだったかなあ
実は一瞬頭をかすめたがかなりの衝撃でぶつかってるから相手の車にも傷が付いてるはずで、
それに対していちゃもんつけられてきたらたまらんというのも、早く切り上げようとした理由だ
もちろん向こうが悪いんだから知ったこっちゃないんだが、
まともそうな奴じゃないんで長引くとどうなるか分からんという気持ちのほうが強かった
部屋に戻ってよく見ると買ったはずのドクターペッパー(ジュース)がない
これが好きでよく飲むんだがなくなってる
実は散らばった食材を拾うときドクターペッパーのラベルが落ちてるのに気づいていた
しかし気が動転した状態で拾ってるため全部あるかどうか確認していなかった
まあ98円だったから捨ててもいいんだが一応現場に戻って確認することにした
そんで周囲を見渡すと・・道路の端に落ちていた
最近雨が多くて水が溜まってるその中に落ちていた
普通はあきらめるだろうが俺は手にとって穴が開いてないのを確認して持ち帰った
無事生還である
傷は付いてるが蓋も開いてないし中身には影響ないだろう
しかしペットボトルのラベルが全部きれいにはがれるって相当の衝撃だったわけだ
今思えば側面で助かったが、もう少しタイミングが早ければ正面からガッツリ轢かれてたわけで、
そうなってたら重傷どころか下手したらということも考えられた
もちろん毎日のように、そういう事故が起きてるわけで、そう考えると本当に恐ろしい
しかしトラウマって本当にあるんだな
俺は何かがあってトラウマになったという話を聞くと、また大げさなと思っていた
だがこの事故があった直後、外に出るのが怖くなった
またどっからか車が突っ込んでくるのではないかとビクビクしながら自転車に乗ってる
事故以前から慎重に周囲を見ながら乗ってたんだが、さらに慎重になった
とにかくスピードを出さず、ゆっくりこぐようになった
この程度の事故でこうだから大きな事故に遭った人はもっと怖い思いをしてるのだろう
しかし事故ってのは本当に一瞬の隙に入り込んでくるもんだ
確かにあの瞬間、俺は右を見ることはできたし普段それで何度も未然に事故を防げてたと思う
本当にあの一瞬だけ意識に空白があった、周りが見えていなかった
何度も言うが悪いのは向こうである
だが事故に巻き込まれては命の危険すらある
やはり信号が青でも左右確認するぐらいの用心深さが必要だろう
これぐらいの事故で、それに気づかせてもらえたことに、ある意味感謝しなければなるまい
と言いつつ起きるのが事故なんですがね