晴れのち雨

2011-08-21 01:45:53 | Weblog
先日まさに晴れのち雨という出来事があった
今年に入ってからの急激な体調不良については散々書いてきたが、その朝は異常に体が重かった
これほど体が重く感じたのは初めてだ
これはさすがに病院に行かなきゃまずいと思い、ついに決断した
実は少し前に朝起きて痰を吐いたとき血が混じっていた
きれいな赤い血だった

さすがに血を吐くというのは精神的にこたえた
ぶっちゃけ生きた心地がしなかった
ちょっと調べたら肺がんの症状がピッタリである
俺はタバコも吸わないし他人の煙を吸うこともない

だがそれでもなる人は多くいるわけで調べてるうちに絶望的な気分になってきた
だが躊躇してる余裕はもうない
意を決して近くの内科に向かった

まず血液を採取して後日また来て欲しいとのことだった
そして5日後に再び行くと検査結果は異常なしだった
だが念のためレントゲンと心電図を撮ることになり、その場で結果を待つことになった
そして名前を呼ばれ先生がレントゲンの写真をテレビで見るシーン同様机の電気が点いたボードに挿した
レントゲンは正面と両サイドの3枚を撮影した

その3枚を厳しい表情で見つめたまま一言も発しない
俺は全身の血が凍りつくような感覚に襲われた
ものすごく長い時間に感じたが実際は30秒ぐらいだったと思う
やっぱりか・・・、俺は覚悟を決めた、さあ何とでも言ってくれ
するとやっと口を開いて「問題はないと思います」と言った

おいおい・・その間はなんだよ、一瞬本当に死を意識した
心電図も異常なし
そして結果は問題なしで終了した
医者の話では血痰が出るのは特に珍しいことではなく、よくあることだという
今後も続くなら耳鼻科に行ってくれということで終了した

そのときは体の異常な重さも消えていたんで精神的にはやったぞという気分だった
これで一連の体調不良に一区切りついたということにしたい
もちろんまだ万全じゃないし重大な病気が見落とされてる可能性も0じゃないんだが、
現時点でこれ以上調べようがないらしいので、まずは一段落だ

だが外に出て自転車で帰る途中、複雑な気分だった
病院に行く前ネットで症状を調べてるとき夫が肺がんになった闘病記のブログがあり思わず読んでしまった
奥さんが書いたんだが結局奥さんと小さい子供を残して他界してしまった
年齢を見ると俺より年下だった
もちろんこういう例は全国に山ほどあるし俺がどうこう考える問題でもないのかもしれない

しかしなぜか帰り道、俺だけ助かっていいのか、癌じゃなかったことを喜んでいいのかという罪悪感に襲われた
あの闘病記が脳裏に焼きついており、とても大手を振って喜ぶ気分にはなれなかった
まあ複雑な心境を抱きながらも、とりあえずこれで一安心ではある

それで安心して気が抜けたわけじゃないだろうが直後に雨が降った
車に轢かれたのである
まあ正確にはぶつかっただけだが精神的にダメージを受けた

病院を出てそのままスーパーで買い物をしての帰り道である
マンションまであと100メートル切ったところで事故?は起きた
国道に入る道で車が列になり信号待ちをしていた
その隙間から車が左折してきて側面に激突した
つまり右折レーンから左折してきたのである

後で見たんだが道路に直進と右折の矢印が書いてあり左折禁止?ではなかろうか
道路交通法とか詳しくないんで分からないが、車が列になってる向こう側から突然出てきたんで気づかなかった
自分で言うのもなんだが俺は普段、慎重すぎるぐらい慎重に周囲を確認しながら自転車をこいでる
その俺が気づかないぐらいだから余程の無謀運転だったわけだ
まあ向こうも車が壁になって気づかなかったんだろうが減速しないで突っ込んできたんでどうしようもなかった

そんで30メートルぐらい走り去って止まった
俺はナンバーを確認する余裕もなく道路に散らばった食材を回収していた
するとなぜか助手席から男が出てきてこちらに歩いてきた
最初大丈夫ですかと聞いてきたが、すぐに横断歩道がないのに危ないですよと言ってきた
これは言いがかりである
そんなところに横断歩道なんてあるわけがない

俺が怪訝そうな顔をしてると今度はすぐに謝罪モードに切り替えてきた
相手は30代前半ぐらいのように見えた
真面目なサラリーマンという感じではなく顔に小さくタトゥーがあるのが確認できた
俺はとにかく事故に遭った驚きでただ呆然としてるだけというか何もしゃべれなかった
まして相手がヤバそうな感じの奴であり少なくとも車内には運転手も含め1人以上はいるわけだ

ここで俺が強気に出ると一気に囲まれてボコボコにされるかも分からん状況だ
まあ真昼間で人もいるんだが精神的には結構追い込まれていた
幸いこっちも怪我はなく自転車の破損等も確認できなかったんで、
相手が謝ってるうちに終わらせたほうがいいと思い、もういいからと言ってその場を離れた
相手も謝りながら戻っていった

いやあ、しかし携帯の必要性を痛感した
もし相手が凄んできても携帯がないから警察を呼べないのだ
こういう場合は携帯を出して110番をちらつかせれば、かなりの抑止力になるだろう
たまたま相手が下手に出てきたんで助かったが、これが深夜だったらどうなってたか分からない
まあ相手も逃げようと思えば逃げられたのに、ちゃんと戻ってきたんだから本当のワルでもなさそうだが、
正直内心は恐怖でヒヤヒヤだった

今振り返ると、その間俺はほとんどしゃべらなかったと思う
ぶつかった驚きのほうが大きく最初走り去ったときもナンバーを見れなかった
突然ああいうことが起きたら何もできないもんだなあと思った
普段からある程度シミュレーションしておかないと言葉が何も出てこない
ほんとに驚きが大きく何も対処できなかった

さて部屋に戻って少し確認したら右肘にあざができていた
薄くはなるだろうが消えないんだろうなあ
そして衣服の破れ等はなかったし食材も無事だった
まあこれなら下手に関わるよりよかったんじゃないかと思って消化するしかないだろう

だが肘のあざといいズボンの汚れといい1000円(笑)ぐらいは弁償させるべきだったかなあ
実は一瞬頭をかすめたがかなりの衝撃でぶつかってるから相手の車にも傷が付いてるはずで、
それに対していちゃもんつけられてきたらたまらんというのも、早く切り上げようとした理由だ
もちろん向こうが悪いんだから知ったこっちゃないんだが、
まともそうな奴じゃないんで長引くとどうなるか分からんという気持ちのほうが強かった

部屋に戻ってよく見ると買ったはずのドクターペッパー(ジュース)がない
これが好きでよく飲むんだがなくなってる
実は散らばった食材を拾うときドクターペッパーのラベルが落ちてるのに気づいていた
しかし気が動転した状態で拾ってるため全部あるかどうか確認していなかった

まあ98円だったから捨ててもいいんだが一応現場に戻って確認することにした
そんで周囲を見渡すと・・道路の端に落ちていた
最近雨が多くて水が溜まってるその中に落ちていた
普通はあきらめるだろうが俺は手にとって穴が開いてないのを確認して持ち帰った
無事生還である
傷は付いてるが蓋も開いてないし中身には影響ないだろう
しかしペットボトルのラベルが全部きれいにはがれるって相当の衝撃だったわけだ

今思えば側面で助かったが、もう少しタイミングが早ければ正面からガッツリ轢かれてたわけで、
そうなってたら重傷どころか下手したらということも考えられた
もちろん毎日のように、そういう事故が起きてるわけで、そう考えると本当に恐ろしい

しかしトラウマって本当にあるんだな
俺は何かがあってトラウマになったという話を聞くと、また大げさなと思っていた
だがこの事故があった直後、外に出るのが怖くなった
またどっからか車が突っ込んでくるのではないかとビクビクしながら自転車に乗ってる
事故以前から慎重に周囲を見ながら乗ってたんだが、さらに慎重になった
とにかくスピードを出さず、ゆっくりこぐようになった

この程度の事故でこうだから大きな事故に遭った人はもっと怖い思いをしてるのだろう
しかし事故ってのは本当に一瞬の隙に入り込んでくるもんだ
確かにあの瞬間、俺は右を見ることはできたし普段それで何度も未然に事故を防げてたと思う
本当にあの一瞬だけ意識に空白があった、周りが見えていなかった

何度も言うが悪いのは向こうである
だが事故に巻き込まれては命の危険すらある
やはり信号が青でも左右確認するぐらいの用心深さが必要だろう

これぐらいの事故で、それに気づかせてもらえたことに、ある意味感謝しなければなるまい
と言いつつ起きるのが事故なんですがね
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あれこれ

2011-08-14 02:02:39 | Weblog


俺は1人暮らしを始めてから昼食は、ほぼインスタントラーメンである
5食パック300円以下を目安に購入してる
ちなみに起きるのが昼前なんで朝食なしで1日2食だ
これを規則正しく続けている

しかし去年から夏場だけ冷やしうどんを食べることにした
近くのスーパーでうどんが3玉99円で売ってるのでコスト的にも問題ない
そして1番安い1リットルのつゆを買ってきて長ネギを刻んで食べてる
そこで問題なのが水切りである

ざるがあればベストなんだが購入に踏み切れず箸で麺を押さえてお湯を捨てている
この際、昨晩飯を食った皿があればシンクに置いておき、その熱湯を皿に入れる
そうすると洗剤を使わなくても水洗いだけで十分落ちる
これも最近発見した生活の知恵である

最も洗剤など100円以下で売ってるんで買っても問題ないんだが、どうしても節約精神が出てしまう
しかも今使ってる洗剤は3年半前に購入したものがいまだに使い切らずに残ってる
これで洗浄効果があるのか疑問だが泡立ってるんで大丈夫だろう

さてその水切りだが当然鍋から麺が落ちることがある
その都度、手で広い鍋に戻して水ですすぎを繰り返しある程度冷めたら鍋のまま食べる
当然鍋のままだから水がかなり残っててつゆが一気に薄まってしまう
去年の夏の終わりに来年こそざるを買うぞと決意したが今年も買わないで終わりそうだ
ざるなど100円ショップに行けばいくらでもあるが、どうも決断できない

麺を下に落とすたびに買おうと思うのだが我慢して済むならまあいいかと思ってしまう
しかしさすがに先日キレる寸前の出来事が起きた
お湯を捨ててるとき箸の隙間から麺が落ちたんだが丁度排水口の上に落ちた
俺はさびたら困るので蓋は別の場所に置いている

つまり配管の上に被せてる悪臭防止の蓋がむき出しになってるわけだがそこに落ちたのである
ここはほとんど洗っておらず、黒いぬめりの塊がこびりついてる
さすがにそれは鍋に戻すことはできないので指でつまんで捨てるんだが、
その際そのぬめりが爪の中に侵入してきたのである
俺は笑いながら爪の中を洗い麺を、うどんを出した袋に入れようとした
すると今度は、それが滑ってシンクの上の部分に落ちた

それを拾って袋に入れたが、そのままだとシンクに麺の跡が付きそうなんでティッシュで拭いた
ここまで苦労してようやく食べ始めたわけだ
しかし、ここまでやってもいまだにざるを買おうという気にはなれない
このまま今年の夏も麺を落としては拾うという作業が続きそうである

さて先日ちょっと面白い出来事があった
俺は深夜によく窓から外を眺めると書いてきたが毎晩2時半ぐらいに前を通る男がいる
年は30歳前半ぐらいだろうか
その時間に歩いてる奴などほとんどいないんで印象に残っていた
そして何度か目撃し、通るのが2時半前後であることが分かった
いわば2時半の男である
前を通って駅のほうに向かっていくんだが、もちろんこの時間電車はない

つまり出勤する途中か帰宅する途中なのか興味が出てきた
そして、しばらくして俺は出勤するため14時半ごろ部屋を出て前の道に出たら・・・、
何とそいつが前を歩いてるではないか!
正面を確認せずとも後姿ですぐに分かった

今帰りなのか、これから出勤なのか・・いずれにしろ毎日ほぼ12時間働いてることになる
他人をねぎらってる場合じゃないが本当に頭が下がる
しかし結構な距離を歩いてるはずだが、なぜ自転車に乗らないのか興味ある
まさか自分にそこまで興味を持ってる見知らぬオヤジが存在するとは夢にも思ってないだろう

話を戻すと至近距離で後ろにつけた際、尾行したい衝動に駆られた
出勤じゃなければ尾行しただろう
いずれにしろ近いうち昼か夜に尾行して勤務先を確認したいと思う
もちろん自宅を知ってしまう可能性もあるんだが別に何かするわけでもないので問題ないだろう

もちろん自宅と会社を往復してるとも限らないわけで、とにかくどちらか一方が分かればいい
何度も見てるうち興味が湧いてきてしまったので勘弁していただきたい
ちなみに俺はそっち系の趣味はないので誤解なきようお願いしたい

しかし逆の立場で考えると、おちおち道も歩けないですねえ
まあ俺に興味を持つ奴などいないだろうけど(笑)
この調査結果は需要がなくても報告したいと思う

さて先日、実家に帰らない連続日数記録200日を達成した
8月はさすがに帰ろうと思ったが、この分だと帰れそうもない
1月下旬に帰ってから200日である
意味不明だが感無量だ
まさか1年は無理だろうが俺にとっては200でもすごい数字だ
よくここまで帰らずにいられたもんだと思う
確かに間が空きすぎて逆に帰りづらくなったというのもある

まあ普通に行けば親が先に死んで1人で生きていかなければならないわけだからこれは自信になった
しかしせっかく近くにいるわけだから定期的に帰ったほうがいいのはいいのだろう
いつ何が起きるか分からんわけだし久しぶりに母親の料理も食いたくなってる

だが賃貸の契約更新ももうすぐである
残るのか帰るのかそろそろ決めなければなるまい
連続200日を達成し通算でも3年半1人暮らししてるわけで、
1人暮らしの適正試験には合格したといっていいだろう

1人暮らしでやっていける確信を持てただけでも十分ではないかと思う
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雨の中の犬

2011-08-07 02:02:34 | Weblog
ついに恐れてたことが起きた
いつものように深夜にゴミを出すため外に出た
そのときは雨が降っていた
嫌な予感がしつつ降りて行き犬を見た

見る前にやっぱりいるんだろうなと、あきらめの気持ちはあった
しかし雨である
ひょっとして・・希望も少しあった
そして恐る恐る見ると・・やっぱりいた

いただけなら、まあ予想通りである
しかし風向きは想定外だった
何と犬めがけて雨が直撃してるのである

もちろん寝れるわけもなく小刻みに動いてる
上にあるバルコニーの出っ張りも、この風向きでは無意味である
俺は怒りがこみ上げてくるのを必死で抑えていた

こんなときに飼い主は寝てるのか?
今すぐ叩き起こして犬が濡れてることを教えるべきではないか
あれこれ迷いながらも結局何もすることはできなかった
後日ポストに何とかしろと手紙を入れることも考えたがいまだに実行できていない

う~ん・・困りましたねえ
俺に金があれば犬小屋を買って使ってくれとの手紙と一緒に玄関前に置いておくんだが、
今の俺には無理である
しかし雨の日に犬を外に出しっ放しにして平気な飼い主が実在するとは驚きです、ハイ

さて去年も書いたと思うが、またこの季節がやってきた
夜中に玄関のドアを開けると通路にセミがいた
去年も書いたがこのケースはまだ大体生きてる

またこれを見ることになるのかと思いちょっと触ったら案の定バタバタと動き出した
そこにいると誰かが踏みつける可能性もあるんで強めに突いたら、
最後の力を振り絞って飛んだ、飛んだが高くは飛べず左右の壁にぶつかりながら落ちていった

何十年も土の中で過ごし外に出たらあっという間の命である
セミが道路に落ちてるのは去年何度も見たが本当に切ない気分になる
今年もまた何度か見ることになるのだろう

その関連で言うと今年はセミが鳴かないというニュースがあった
そういえば泣き声を聞いてないなあと思った
しかし先日、会社帰りの道でセミの鳴き声をたくさん聞いた
近くの工場の敷地にある木に止まって鳴いてるようだ

しかし真夜中にセミが鳴いてるというのもあまり聞いた記憶がない
それとも今まで意識してなかっただけだろうか
とりあえず泣き声を聞いてホッとした次第である

さて急に涼しくなったので助かっている
エアコンはおろか扇風機もそれほど使っていない
寝るとき開き直って窓を開けるようになってから扇風機を回して寝るということがなくなった
まあ扇風機自体電気代はほとんどかからないので回しても問題はないんだが、
去年はタイマーが切れたら目が覚めてまたセットして寝るを繰り返していた

だが窓が開いてると暑さで目が覚めるということはほとんどなくなった
恐れてた虫の侵入だが今のところ大きな被害はない
もうゴキブリが入ってきてもやむなしぐらいの覚悟は決めてるんだが、
入ってこないならそれに越したことはない
意外なことに蚊もほとんど入って来ない

1番怖いのがスズメバチでこれだけは洒落にならない
もし入ってきたらそれこそ警察を呼ぶぐらいの事態である
そう考えるとやはり網戸付きの窓がある部屋が最強ということになる
今度引っ越す機会があれば絶対条件だ

しかし夜に電気を付けた状態で開けなければ意外と虫は入って来ないもんなんですね
場所もあるのかもしれんがこれは意外な発見だった

こう書いてて気づいたが今年はまだ1度も蚊に刺されていないと思う
まさか蚊から見て吸う価値もなくなったということはないと思うが不気味である
体調がずっと悪いので蚊から見ると生気がないというか生き物として認識されてないのではないか
そんな心境にもなる今年に入っての体調不良である

さて定期的に報告してるあり得ないボケ事件だが、また起きた
ヒゲを剃るためクリームを塗って、そのままの状態で頭からシャワーを浴びてしまったのである
シャワーを浴びて頭を拭こうと思ったらヒゲが濃いではないか
そのとき剃らずに流したことに気づいた
これは過去に記憶がないので初めてかもしれない

普通ならもう1回塗って剃るんだろうがさすがにもったいない
塗って少しは時間を置いてたんで柔らかくなってるはずだと思い何もせずそのまま剃った
意外なことにある程度剃れた

俺のひげは針金のように太いがそれでも結構スムーズに剃れた
やはり少しは柔らかくなっていたのだろう
しかし、考えられないミスがよく出てくるものだ

加齢のせいにしてあきらめるしかないだろう
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