nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

星の村スターライトフェスティバル-2

2012-10-09 20:50:12 | 星空

連載2回目は・・

 

大抽選会も終わる頃には星空が雲を押しのけ広がって来ました。<o:p></o:p>

 

参加者の多くは自慢の愛機をここぞとばかりにお披露目モード。

毎年素晴らしい自作望遠鏡やら架台やらメーカ品の改造機やらあらゆる英知がここに集結します。<o:p></o:p>

初めに、昔懐かし超ロング望遠鏡。

以前、学校で活躍していた望遠鏡のレンズ(五藤光学)を自作鏡筒に仕込んで自作三脚に搭載したというものらしい。 口径は確か15cm焦点距離2250mmだそうで、鏡筒は2つ繋ぎ合せてあって、軽自動車に入るように分解できるそうです。今は単焦点望遠鏡流行ですからこの手の長焦点望遠鏡はメーカー品では、なかなかお目に掛かれない代物。 でも、球面収差など殆ど感じられない素晴らしい星像にドキッ! 感激です。<o:p></o:p>

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次に伺ったのは、口径45cm反射望遠鏡。

勿論自作だそうで、いろいろリクエストして幾つか星を見せてもらいました。 昨年に引き続きこと座のリング星雲もやっぱり凄かった。 45cmの威力です。 メンテナンスが行き届いている事も重要です。<o:p></o:p>

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更に、エンコーダ(下記写真に写っている黒くて四角いのが表示部)も付いていて、星の位置を正確に表示できるため手動専門のドブソニアン(地面付近の底辺で方角と高さの向きを変える経緯台のこと)と言えども暗い星も即座に導入できるそうです。 私も将来の希望の参考にさせて頂きます。<o:p></o:p>

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次は双眼鏡!?<o:p></o:p>

これまたビッたまげのメーカ品切り落としの術を使った双眼鏡。

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接眼部分のプリズムからアイピースまでの経路長の違いを片方の鏡筒を切り落として寸法合わせしたという傑作品。勇気が要ります。<o:p></o:p>

でも、双眼で覗くカシオペア座の2重星団とアンドロメダ大星雲は素晴らしいの一言。<o:p></o:p>

勇気・アイディア賞をあげましょう。<o:p></o:p>

でも、なんで横に望遠鏡を並べないんだ!って言われる方。 良い質問ですね。<o:p></o:p>

横に並べると眼幅が広すぎるわけ。、本物の双眼鏡の様にプリズムを使うには部品が高すぎるし加工が難しい訳。 安価に眼幅に合わせる術を見出したのがこの鏡筒を斜めに設置する方法。だそうです。<o:p></o:p>

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最後は、冷却CCDで今夜の撮影に挑むという方の望遠鏡。 望遠鏡自体はタカハシの望遠鏡そのものですが、冷却CCDの部分に相当なお金とアイディアをつぎ込んだ様子。

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驚いたのは、接続リングと冷却CCD(赤い四角のやつ)の間にガタが有る事。<o:p></o:p>

私ならセロテープ等で押さえてガタを固定してしまうところですが、このガタが良いらしいんです。 その場で説明を聞きましたが、今一理解に苦しんでしまいましたが、一部始終をビデオで撮影していたので、先ほど会話の内容をもう一度確認したところ、どのみち望遠鏡の方角や傾きで光軸が多少なりともズレて来る物。 固定してしまうとそのズレを補正できないが、敢えてフリーにしておいて、PC上のフォーカサーで画面一部方向で発生するフォーカスのズレを確認してCCDの前にあるリングを回す事で光軸が傾いた事により起きたそのズレを補正して光軸を正しい位置にするのだとか。 すばらしい発想ですね。<o:p></o:p><o:p></o:p>

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やはりこの季節は時間と共に冷え込んで来ます。 深夜になればなるほど夜空が晴れ渡り22時を過ぎるころには、快晴状態。 東の山の上に出て来た牡牛座とスバルそして明るく輝く木星の写真です。やっぱ秋はいいねェ。

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でも、23時を過ぎて半月になった月が昇って来て空が明るくなってきたので寝る事にしました。

この続きは、翌朝の嬉しいハプニング・・・です。<o:p></o:p>


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