2017年10月20日(金) 「日立システムズホール仙台コンサートホール」3人の作曲家が集結して合唱の演奏会が開催された。そして、プログラムも全てこの3人のオリジナル作品で網羅されていた(アンコール曲のみは編曲)。
「創立30周年記念 女声合唱団 木声会演奏会」であったが、どのステージも良く歌いこまれ、真摯な練習の積み重ねの成果が聞きとれる爽やかな演奏会であった。各パートの音色が良く統一されていて、特に弱声フレーズの繊細で美しい表現が特徴的であった。合わせて、言葉(日本語)の扱いが明瞭であり、自然であり、久し振りに日本人による日本語の美しい演奏に出会った感があった。
Ⅰ 「風と薔薇の神話」 アメリカ・インディアンの詩による連作合唱曲
指揮 横山 琢哉 ピアノ 掛田 瑤子 訳 金関 寿夫
作曲 吉川 和夫
風の歌(セリ族)
ハイダの子守唄(ハイダ族)
ぺヨーテの神に捧げる歌(ヒュイチョール族)
Ⅱ 「風になりたい」 女声合唱とピアノのための4つの歌
指揮 横山 琢哉 ピアノ 寺嶋 陸也 詩 川崎 洋
作曲 寺嶋 陸也
はくちょう
海がある
花
風になりたい
Ⅲ 「吉川和夫小品集」
指揮 横山 琢哉 ピアノ 掛田 瑤子
「光」(日本中に歌声を「歌おうNIPPON」プロジェクト) 詩 まど・みちお
「泣いているきみ」 詩 谷川 俊太郎
「野ずえにのこる遅咲きの花は・・・」
~森田稔先生へ感謝をこめて~ 詩 A、プーシキン
訳 金子 幸彦
Ⅳ 「太陽のほとり」 女声合唱曲集~委嘱初演~
指揮 横山 琢哉 ピアノ 寺嶋 陸也
詩 石垣 りん
作曲 信長 貴富
朝のパン
空をかついで
ゆりかごのうた
ひめごと
太陽のほとり