8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

2008を振り返って(4)

2008-12-30 07:12:59 | インポート

いよいよ2008年も大詰めである。ここ数日は大雪と寒波の同時襲来で体力を消耗しているが、今朝は除雪作業から解放されるようだ。あらためて一年を振り返ってみたい。

今年は日本の政治体制の脆弱さが際立った年であった。社保庁問題は未だに解決どころか、糸口さえ見えていない状況である。後期高齢者医療制度の問題と合わせて、国民の不安感は募るばかりである。あれもこれも、長年続く政治体制の脆さから官僚主導の国策がもたらしたものである。

一見、平和そうに見える日本であるが先行きは心配である。何より大きいのは、国全体を支配する将来への期待よりも不安の大きさである。老いも若いも押し並べて、将来への不安を抱いて生きている現状は大いに憂慮すべきことである。

不安感が絶望感となり、自暴自棄から無差別に危害を加える凶悪事件が多発した年であった。これなどは世情不安の顕著な現象と捕らえるべきであり、決して一部性格異常者の稀有なる犯行と看過すべきではないと考える。

年の瀬も迫ってから急激に襲ってきた経済危機によるリストラの多発は、現在進行形で年越しをしそうだが、政治、経済界の真価を問われる重大な局面を迎えようとしている。国家、国民が総力を挙げて解決に取り組むべき課題となっている。

文化、スポーツなどでは明るいニュースがあった。オリンピックにおける日本選手の活躍、特に、女子ソフトボールの金メダルなどは国民に大きな感動を与えた。また、日本人によるノーベル賞複数受賞も誇らしくも嬉しいニュースであった。

数日後にやって来る2009年がどうなるか?危惧すべきことも多いのだが、希望、期待を持って新年を迎えたいものである。そして、年内に必ず行なわれるであろう選挙には、老若男女こぞって高い意識と関心を持って一票を投じること。そこに国づくりの第一歩があることを自覚しなければならない。

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