今年もコロ・フェスタの季節がやって来た(11月5,6日 大分県日田市)。2005年11月26,27日には岩見沢市で開催されたが、実行委員長として三善晃先生に来岩を依頼しつつ、何度かファックスでの交信、そして、最終的にはプログラム原稿と写真を郵送していただくという経緯があった。その時の資料を見ながら、三善先生を偲び、コロフェスタin日田の盛会を祈念したい。
三善晃先生との交信記録等を通して、先生のコロ・フェスタに寄せる思いを改めて実感し、胸が熱くなる。
2005年1月29日 FAX有難うございました。11月にはお伺いできるよう、それまでに身体を直しておきたいと思います。FAXの件は承りました。後日、挨拶文と写真をお送りします。また、予定表への書き込みは致しました。岩見沢について、地名辞典などで見ております。色々な条件が許されて、ゆったりした旅程で近郊の温泉などを探訪できたら、と思っています。
2005年9月20日 こちらも秋めいてまいりましたが、ときには夏日がぶり返してきます。コロ・フェスタ岩見沢のことは気に懸かっておりますが、東京から見ますと遠く感じられる岩見沢の地理的条件を11月という気候を含めて主治医に諮らねばなりません。10月に四国の本籍地・丸亀に自作の初演を聴きにゆくのも条件付きで許可してもらいました。これは体調が好転している先日(今月)のことで、10月になってからの医師の判断に左右される要素が強くあります。先日、軽井沢で合唱の集いがあり私も聴きにゆきましたが、やはり合唱はいいものだと改めておもいました。特に出演合唱団や栗山さんの名前をチラシに見ると、コロ・フェスタ岩見沢がどんなに魅力的か、きっと素晴しいはずだと胸踊るものがあります。しかし、一方で、すごく疲れやすかったり、ふらついたり、もつれたりすることの不安がつきまといます。当面の病気はこうして一進一退を繰り返しながら螺旋階段のように快方に向かってゆくものだと聞いています。ただ、おたずねのプログラム原稿と写真はお送りします。たとえ万一出掛けられない場合でも、私は皆さんと一緒に歌い、皆さんと一緒に日本の合唱を考えてゆきたく存じていますから、プログラム原稿もそのことを前提にさせていただきます。
2005年10月27日 昨26日、主治医と会って当面の過ごし方を話し合いました。結論として、今回の岩見沢参加は諦めることになりました。現在、体力が不足していて長時間・長距離の負荷はのぞましくない、という見解でした。私としてはフェスタの皆さんに現地でお目にかかれることを楽しみにしてきたのですが、健康上の理由を医学的見地から言われると、反論できません。理由はあくまで体力不足なので、今改善に努めています。そうしないと、何処へも行けないことになって、実は今月初旬に本籍の丸亀(四国)へも結局行けませんでした。これからは体力をつけて日本各地とは言わず海外へも行けるようにしたいと思っています。今回、横山さんのご縁でお招きいただきましたのに、結果的に失礼なことになってしまったことに深くお詫び申し上げます。栗山さんはじめ皆さんにも、なにとぞ三善の残念な気持ちとお詫びをお伝えして下さい。最後にコロ・フェスタ岩見沢の大成功をお祈り致します。グッド・ニュースをお待ちしています。
コロ・フェスタ2005岩見沢に寄せられた三善先生のメッセージ
原稿と写真を郵送していただいた時の封筒に書かれた先生直筆文字(fax等は全て活字でした)