毎年楽しみにしている「合唱の輪」を聞いた。どうしても聞く機会が多くなりがちであるコンクールでないのが良い。朝10時過ぎから夕方18時まで、3部構成の長丁場であったが、思ったより疲労感が無く最後まで聞くことが出来た。資料によると出演団体33、総出演者数1348人という大演奏会でした。10人ほどの小編成団体から100名ほどの大編成合唱まで、それぞれが10分の持ち時間で演奏をした。時期的に1,2年生による合唱であるが大変レベルの高い合唱部の演奏もあり、とても学年有志による合唱とは思えないような素敵な演奏もあった。また、札幌市以外(岩見沢、苫小牧)からの参加もあった。
今回は会場が昨年秋に開館した札幌文化芸術劇場hitaruであったことも特筆したい。本格的な合唱演奏会としては初めての体験であったが、評判通りとても素敵なホールであり、合唱の演奏会場としても十分に満足できるホールであることが確認できた。そして、会場が市民ホール(わくわくホリデーホール、旧市民会館)の真横にあり、地下鉄大通駅直結というロケーションも申し分ない。あとは、利用料金等々においてどれほど一般市民の利用に対応できるかが課題であるが、まずは本格的なオペラ、バレーなどに接する機会が増えたことは嬉しいことである。なお、本演奏会は「hitaruオープニングシリーズ協力事業」として中学生の合唱枠が設けられた由。今後もこのようなチャンスを期待したいと思っている。hitaruで合唱をした中学生にとって、一生の思い出が出来たことを共に喜びたい!