11月20日(日)の札幌は「祝賀一色」で盛り上がっていたようである。午前は「北海道日本ハムファイターズ」の優勝祝賀パレードがあり、午後には札幌ドームで「北海道コンサドーレ札幌」のJ2優勝とJ1昇格をかけた試合が行われた。8703はいずれも家でテレビを通しての確認であったが、パレードには約14万人、ドームには約3万4千人が集まったそうである。中には、ダブルで参加した人も相当数いたようである。
日ハムのパレードは文字通り祝賀一色であり、「おめでとう!ありがとう!」の声が飛び交い、ただただ盛り上がっていた。8703もクライマックスと日本シリーズそれぞれに札幌ドームで直接応援参加し、感動を経験させてもらっただけに、本当に心からの「おめでとう!ごくろうさん!」の声を関係者一同(特に、栗山監督と選手一同)に贈りたい。そして、このような喜びは毎年でも、何回でも経験したいものである。
一方、コンサドーレの試合は、勝つか引き分けであれば優勝と昇格が決まり、負けると他のチームの試合結果によっては?という微妙な条件付のものであった。普段は滅多にJ1、J2の試合はテレビ観戦さえしないのだが(ただし、今年は初めて札幌ドームでコンサの試合を見た)、この試合は最初からテレビ観戦していた。前半は、明らかに相手チームが押し気味の内容であり、コンサには「何が何でも勝つぞ!」の気配が感じられない。内心「やはり、このレベルのサッカーは見ていて面白くない!」の思いが頭をもたげてきてストレスが溜まった。しかし、両者得点なしで前半を終えた。
そして、後半、相手(金沢)チームも勝つ気を失ったかのような戦いぶりになった。一方、コンサは前半よりも、更に攻める気のないプレイで、試合内容としては全く盛り上がりのない凡試合となった。そして、そのような試合になった理由が明らかになった。コンサは負けさえしなければ良し、については前述したが、金沢チームも他のチームの試合結果から「負けなければ良し!」(J2残留)が休憩時間段階で判明したとのこと。そのような事情からして、「こんなつまらない試合も致し方なしか?」と思ったが、終盤は両者全く攻めようとしない光景に、フアンからブーイングが起こるほどであった。「すこぶるつきの面白くない試合」であったが、両チームに「おめでとう!」の言葉を贈っておこう!