天晴れ「北海道農民管弦楽団」！

「北海道農民管弦楽団　創立20周年記念定期演奏会」を聞いた。キタラ大ホールに多数の聴衆が集い、素晴しい記念演奏会であった。第１部は、この日のために結成された「北海道ゴーシュ合唱団」と共に2曲。１．シュトラウスⅡ世作曲／堀内敬三作詞「美しき青きドナウ」　２．牧野時夫作曲／宮沢賢治作詩　混声合唱・オルガン・管弦楽のてめの　オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」（第1楽章　農民芸術概論綱要　第2章　青い槍の葉　第３章　雨ニモマケズ）。

第２部はサン＝サーンス作曲　序奏とロンド・カプリチオーソ　イ短調作品２８　ヴァイオリン独奏：牧野時夫、ショスタコーヴィッチ作曲　交響曲第５番「革命」ニ短調作品４７　であった。オラトリオの指揮は作曲者であり、同団の代表でもありコンサートマスターである牧野時夫、それ以外の指揮は関谷弘志（客演）であった。特に、ショスタコーヴィッチの交響曲は素晴しい演奏であった。本日初演されたオラトリオはオーケストラも合唱も充分な練習が出来ていないように感じた。次回の演奏に期待したい！

８７０３は「北海道ゴーシュ合唱団」への参加奨励を呼びかけたり、集客の面での協力を行ったつもりだが、後者に関してはある程度の成果を感じている。しかし、合唱団への参加については、練習への参加が困難という人が多くて、あまり貢献できなかった。しかし、牧野時夫氏を中心に精力的な活動を続けている「北海道農民管弦楽団」には、これからも大いに注目し、応援を続けていく所存である。