なんちゃってLOHASな日々

ハーブの事。田舎暮らしの事。読書あれこれ。毎日の生活の中の、ちっちゃな出来事を楽しんじゃうブログです。

映画「めがね」

2009年07月29日 | 読書
昨日は海に行く予定だったのに、あいにくの大雨
海どころの騒ぎではないほどの、土砂降りです。

しかたがないのでDVDをレンタルしてきて、一日、「おうち映画館」をすることに。

娘は、あいも変わらず「プリキュア オールスターズ」 
あばれはっちゃく(ダンナ)は「ALWAYS 続 三丁目の夕日」 
私は、かもめ食堂のスタッフが作った映画「めがね」を借りてきました。

映画「めがね」は小林聡美さん演じるタエコさんが、南の島に訪れて。
そこにいる、民宿のおじさん。春になるとやってくるお客さんのさくらさん(もたいまさこさん)。高校教師のハル。タエコさんを追っかけてくるヨモギ君の、なんとはなしの日々のお話です。

全員がメガネをかけているので「めがね」

不思議な感じの、ゆったりとした空間の中で。
タエコさんの心が、少しずつ、溶けていきます。
かもめ食堂の時も感動したのですが、映像の色のキレイさ。場面の広さ。
場面の一つ一つに「効き色」があって、絵を見ているみたいです。
台所が、キレイなんだよなぁ。いいな。シンプルで。
淡々とお話が進む中での、食卓の美味しそうなコト。ビールの美味しそうなコト。

観ているうちに、私も、ゆるゆるな気分になりました。

さくらさんが小豆を煮ている場面も好きです。私も小豆を煮るのが好きなので。
形よく、美味しく、ふっくりしたお豆を煮る時の、思い入れが重なるんですね

おじさんの漬けた梅干・・・あぁ・・・雨続きで、メインイベントの天日干しが出来てないんだよね・・・どんな按排に仕上がった梅干なのかしら? なんて思いつつ

謎があるわけでも。何かを語りかけられるのでもなく。
事件がおこるわけでもありませんから。
好き嫌いの分かれる映画かなぁ・・・と思います。
映画評を見ても、賛否両論

でも・・・私は、好きです 空気感や広さ。色のキレイさ。登場人物の存在感。いいな。この島に行きたいなぁ・・・って思いました。

心の中の固まりを。少しずつ解していける。特に変わったわけではないけれど。でも、何かが変わってく。

少し行き詰った時に。深読みせずに。ぼーっと「黄昏る」のに、とってもいい映画だと思います。

海がとてもキレイでした
コメント (2)