今日はこのニュースから。
時事ドットコム 2007/11/13-15:29
イラクに派遣されている自衛官の母数はどれくらいか、によって自殺者の割合が高いか低いかは変るので何とも言えないが、自殺率の国際比較グラフ('04年)によると、一般では10万人の母数に対して24人。イラクに派遣されている自衛官が6万6000人もいるわけないので、16人の自殺者というのは一般の自殺率よりはかなり高い数字であると思われる(まさか、ほんとは戦闘で死んだのに世論操作のために「自殺」と偽ってる…なんてことはないよな)。
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http://www.zorro-me.com/2003-2/ag030201.html
このページには、こんなことが書いてある。
ちなみに、平成16年度の自衛官の自殺者は過去最多の94人(社民党調査)だったそうだ。
なぜ自衛官の自殺者はこんなにも多いのか。
それについて、先ほど紹介したページには、1番目の理由として「経済的理由(女やギャンブルなどに遣った金の補填にサラ金に手を出すから)」が挙げられており、2番目として次の理由が紹介されている。
キツい話である。
先日のエントリーで紹介した2007年7月23日の東京朝刊1面の記事にも、「もう生きて帰れないかもしれない」と毎回覚悟をしながら命がけで米兵のタクシーをやらされている自衛隊員の話が出てくる。しかし、政府はそのような命がけの米軍パシリ活動を自衛隊がやっている事を評価するどころか、公表さえしていないのである。これでは死にたくもなろう。
それだけではない。
イラクの事情に詳しいある翻訳家によると、自衛隊の受け入れ地域における評価は、既に地に堕ちてしまっているらしい。
まったく同感である。
命令とはいえ、復興支援のためと言い聞かされて来てみたら、地元の人々に石を投げられ、星条旗と一緒に日の丸を焼かれ…こんな矛盾した活動に命をかけて取り組まなくてはならない自衛隊員の方々に同情を禁じえない。亡くなられた方はほんとうに苦しかっただろうと思う。自殺された自衛官の方のご冥福をお祈りしたい。
この問題に関して、見ぜひていただきたいドキュメンタリー映画がある。
「テロリストは誰?」
http://www.wa3w.com/
私はこのDVDを購入して観たが、付属の冊子に、このドキュメンタリーの翻訳と拡販の中心人物であるきくちゆみ氏の次のような言葉が載っている。
テロリスト国家であるアメリカに追従して、世界の罪の無い人々を虐殺する行為を、日本の自衛隊は現在やらされている。
まともな感覚のある人間であれば、「新テロ特措法」などというわけの分からない法律を、絶対に通過させてはならないと思うのが普通なのではないだろうか。そうでないという人がもしいたら、「日本がオイシイ思いをするにはアメリカに逆らわない方が得だから(自分達さえよければいいのだ)」以外の理由があったら是非とも教えていただきたいものだ。
時事ドットコム 2007/11/13-15:29
派遣自衛官の自殺16人=対テロ、イラク支援で-政府答弁書
政府は13日午前に閣議決定した答弁書で、テロ対策特別措置法とイラク復興支援特別措置法に基づいて派遣された自衛隊員計16人が在職中に自殺したことを明らかにした。
内訳は海自8人、陸自7人、空自1人。照屋寛徳氏(社民)の質問主意書に対する答弁書で、「派遣と隊員の死亡との関係は、一概には言えない。退職後に精神疾患になった者や自殺した者の数は、把握していない」としている。自殺が派遣中か帰還後かなど詳細は不明
イラクに派遣されている自衛官の母数はどれくらいか、によって自殺者の割合が高いか低いかは変るので何とも言えないが、自殺率の国際比較グラフ('04年)によると、一般では10万人の母数に対して24人。イラクに派遣されている自衛官が6万6000人もいるわけないので、16人の自殺者というのは一般の自殺率よりはかなり高い数字であると思われる(まさか、ほんとは戦闘で死んだのに世論操作のために「自殺」と偽ってる…なんてことはないよな)。
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http://www.zorro-me.com/2003-2/ag030201.html
このページには、こんなことが書いてある。
自衛官の自殺急増
02年度4一2月段階の自殺者は、すでに63人(陸白42、海自12、空白9)。01年度の59人を超え、過去最悪の98年度の75人を上回る勢い。30代前半-40代後半、准尉・曹クラスが主。防衛庁は03年度から悩み相談窓口を設けるなど、対策に乗り出す。
ちなみに、平成16年度の自衛官の自殺者は過去最多の94人(社民党調査)だったそうだ。
なぜ自衛官の自殺者はこんなにも多いのか。
それについて、先ほど紹介したページには、1番目の理由として「経済的理由(女やギャンブルなどに遣った金の補填にサラ金に手を出すから)」が挙げられており、2番目として次の理由が紹介されている。
2番目の理由は仕事の「やりがい」である。憲法第9条があるために自衛隊はいわば日陰の身。社会と融合できない最大の原因はここにある。
戦後の誕生から現在まで戦争経験はない。国民のために働いたのは防災くらいやろ。それも阪神大震災では動きの悪さを露呈、「自衛隊は震災時こそ役に立つ」という神話さえ崩壊した。
米軍の海兵隊には国民の信頼、ステイタス性さえあるが、自衛隊にそれがあるか?それでいて規律や訓練は厳しいのだからたまったもんやない。
かつては大義名分とはいえ「お国のため」との大命題があったが、今ではアメリカの世界戦略上のパシリや。自分は何のためにいるのか。疑問を持つのも無理はない。有事に備えた即戦力部隊とされる「陸上白衛隊西部方面 普通科連隊」から自殺者が相次いだのも、それが原因や。
キツい話である。
先日のエントリーで紹介した2007年7月23日の東京朝刊1面の記事にも、「もう生きて帰れないかもしれない」と毎回覚悟をしながら命がけで米兵のタクシーをやらされている自衛隊員の話が出てくる。しかし、政府はそのような命がけの米軍パシリ活動を自衛隊がやっている事を評価するどころか、公表さえしていないのである。これでは死にたくもなろう。
それだけではない。
イラクの事情に詳しいある翻訳家によると、自衛隊の受け入れ地域における評価は、既に地に堕ちてしまっているらしい。
米軍に給油することは、日本をイラクやアフガンの一般市民から見て「侵略軍」の一員にしてしまうことですね。
実際、自衛隊がイラクに行ってから、それまで親日だったイラクの国民感情が変わり、アメリカおよびイスラエルの国旗とともにクルマで踏みつけるために日の丸が道路にペイントされたそうです。
また、「自衛隊歓迎」という横断幕を作った商店主の店は爆破されました。
要するに「復興に貢献」などと言っていますが、求められていないんですよね、本当は。
「世界に感謝されている」とかいう寝言というかウソを国会で唱えるのはやめてほしいですし、アメリカの「日米同盟に影響するぞ!」とかいう恫喝外交もやめてもらいたいもんです。
そもそもイラク戦争は「大量破壊兵器がある」という理由で始められたのに、結局なかったわけだし、イラクでもアフガンでも米英が「テロとの戦い」と呼ぶ戦争で、罪もない一般市民がどんどん殺されて、結果として米英を憎み、彼らに報復したいと思う“テロリスト”予備軍を倍増させているだけですからね。(その憎しみの対象に、日本を加えることになるのが、インド洋の給油です。)
「テロとの戦い」というよりも「テロリストを創出する戦い」と呼んだ方がよいでしょう。
そんな戦争に日本人の税金をつかって手を貸すなどとんでもない話です。
まったく同感である。
命令とはいえ、復興支援のためと言い聞かされて来てみたら、地元の人々に石を投げられ、星条旗と一緒に日の丸を焼かれ…こんな矛盾した活動に命をかけて取り組まなくてはならない自衛隊員の方々に同情を禁じえない。亡くなられた方はほんとうに苦しかっただろうと思う。自殺された自衛官の方のご冥福をお祈りしたい。
この問題に関して、見ぜひていただきたいドキュメンタリー映画がある。
「テロリストは誰?」
http://www.wa3w.com/
私はこのDVDを購入して観たが、付属の冊子に、このドキュメンタリーの翻訳と拡販の中心人物であるきくちゆみ氏の次のような言葉が載っている。
このドキュメント映画を日本語字幕にして広めよう、と決めたのは、自衛隊のイラク派遣が公言され始めた2003年のこと。この映画からアメリカの外交政策の非情さ、第三世界の人々に対する差別的ないのちの軽視、武力を前面に押し出す外交政策が立体的に伝わってくる。こんなアメリカと一緒に軍事行動をする覚悟が本当にできているのか。それが私たちにとって、何の益があるのか。この映画を観て考えてほしいと思った。
テロリスト国家であるアメリカに追従して、世界の罪の無い人々を虐殺する行為を、日本の自衛隊は現在やらされている。
まともな感覚のある人間であれば、「新テロ特措法」などというわけの分からない法律を、絶対に通過させてはならないと思うのが普通なのではないだろうか。そうでないという人がもしいたら、「日本がオイシイ思いをするにはアメリカに逆らわない方が得だから(自分達さえよければいいのだ)」以外の理由があったら是非とも教えていただきたいものだ。
本エントリーにと書いたが、どうも冗談では済まない情報が出てきた。
「イラク帰還自衛隊員の自殺に関する質問主意書」
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a168182.htm
これに対する政府の答弁はこちら。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b168182.htm
注目すべき部分は、これ。
「平成十九年十月末現在で、テロ対策特措法又はイラク特措法に基づき派遣された隊員のうち在職中に死亡した隊員は、陸上自衛隊が十四人、海上自衛隊が二十人、航空自衛隊が一人であり、そのうち、死因が自殺の者は陸上自衛隊が七人、海上自衛隊が八人、航空自衛隊が一人、病死の者は陸上自衛隊が一人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人、死因が事故又は不明の者は陸上自衛隊が六人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人である」。
「事故又は不明」って何だ?
現地で米軍のパシリをやってるのでテロにあって亡くなったんじゃないのか?
テロ特措法をゴリ押し通すために、出てきては不利になる死者の存在を隠蔽していたのでは?
で、なぜ自殺が多いか?人殺しのやりすぎで狂ってしまうからですよ。米兵だってそうなんです。イラクで自殺する米兵はものすごく多いんですよ。もっとも、こっそりと戦死したことにしてしまうケースがほとんどですけどね。
『軍隊は国民を守らない』歴史の教訓ですよ。軍隊は国家権力による暴力装置であって、国民を弾圧することはあっても国民を守ったことはほとんどなかったんですね。そして、戦争が起これば国家権力を牛耳る人びとには莫大な富が転がり込む。権力者は絶対に戦場には立たない、戦争で死ぬのは社会的弱者つまり一般国民なんですね^^
広島・長崎の被爆者の半数が神経症を併発してるそう。
帰国自衛隊員の子どもに奇形も出始めたとか。
視覚的なショックもさることながら生命維持装置が放射能を感知したらパニクルのも分かるような気がする。