竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

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グリム童話の挿絵画家:朝倉めぐみさんが朝日新聞「ひと」欄で紹介されました!

2014年11月08日 | 民話
皆さま、お元気ですか?

3か月前のブログで
イラストレーターの朝倉めぐみさんが
ドイツ・カッセルのグリム兄弟博物館でイラストの展覧会をされるという
案内を書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか?

(まだそのブログを読んでない方はここをクリックしてください。)

なんとその朝倉めぐみさんが朝日新聞の11月4日付の朝刊の「ひと」欄に紹介されていました!

まず、その欄の写真を載せましょう。



朝倉さんは、前回のブログでも書いたように、旅のガイド・シリーズ「地球の歩き方」のシリーズの
「グリム童話を旅する」の巻にも素敵なイラストを描いておられます:


『グリム童話で旅するドイツ・メルヘン街道』(文:沖島博美、絵:朝倉めぐみ)

では、「ひと」欄の記事も載せましょう:

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人工透析を受けながらグリム童話を描く 朝倉めぐみさん(53)


白雪姫や赤ずきんなど世界の人々を魅了し続けるグリム童話。
その世界観を繊細なタッチで描いたイラスト展が今夏、
ドイツ・カッセルのグリム兄弟博物館で開かれた。
「浮世絵のような味わい」と好評で、
童話ゆかりのメルヘン街道でも展示が検討されている。

「バタくさい」と自嘲する作風は、幼い頃にはまった少女漫画が原点。
東京の美大を卒業後、出版社に就職した。
描く喜びを忘れられず、英国で修行を重ねて30歳でプロのイラストレーターに。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の挿絵など、ファッション雑誌から
絵本まで幅広く活躍する。

グリム童話と向き合ったのは、2年前。出版200年を迎えた
グリム兄弟とメルヘン街道を紹介する本の挿絵を手がけた。
羽田空港で展示された絵が、日本好きの博物館長の目にとまり、
ドイツでの展覧会が決まった。

幼い頃から腎臓を患い、40代から人工透析を受ける。
体調不良や食事制限の苦労はあるが、海外でのスケッチ旅行だけはやめない。
「自分の目で見たものでないと、満足いく作品は描けない」

旅の準備は、まず週3回の透析が受けられる病院の手配から。
金物作家の夫、中里研さん(51)が支える。
「人工透析をしていても、やりたいことを諦めたくない。
カメラマンのような絵描きになれたらいいな」

            (文・写真 玉川透)

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以上が記事ですが、


「日本好きの博物館長」とは、
グリミン(グリムと民間伝承研究会)でも、おなじみのベルンハルト・ラウアーさんです。
ラウアーさんとは、一緒にグリム・シンポジウム(東洋大学)もしましたよ。

「グリム兄弟とメルヘン街道を紹介する本」とは
もちろん、上に載せた写真の本『グリム童話で旅するドイツ・メルヘン街道』のことです。

挿絵は、朝倉さんですが、本文の著者は、沖島博美さんで
もちろん、沖島さんはグリミンのメンバーです。

私も初めて、朝日の記事を読んで知ったのですが、
朝倉さんは、人工透析を続けながら、旅をし、作品を制作されていたのですね。
その情熱、その苦労の中から、あのようなすてきなイラストも生まれたのですね!

これからも、お元気で絵を描きつづけてください。

その生き方が、わたしたちを勇気づけてくれます!


今日のブログは、朝日「ひと」欄の話題でした。


では、皆さま、来週までお元気で!御機嫌よう、さようなら!





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