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竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

民話祭りがネットでみれますよ!

2011年08月10日 | 日記
近鉄ケーブルネットKCNのファミリーチャンネルの番組「Kパラnext」で
奈良民話祭りが紹介されました。


番組のタイトル画面です


奈良民話祭りのシーンです。

下記のサイトをクリックすれば、放映のすべてが見れますよ!

Kパラnext火曜日

上記サイトを開いたら、左側の表示のMovieの「Kパラnext火曜日」を
クリックすると、奈良民話祭りの放映が見れます!

「奈良燈花会」の紹介のあとです。


さて、今日8月9日は、大乗院庭園文化園で最終日の「奈良民話祭り」があり、
盛会のうちに終わりました。





ナーミン・テラーの語りに熱心に耳を傾けてくださいました。

来年は、「古事記」1300年、グリム童話出版200年、東西の語りの文化の記念すべき年です。
来年もぜひ、来てくださいね。

夏の奈良民話祭・盛会!明日9日は大乗院庭園で!

2011年08月08日 | 日記
燈花会にあわせて、8月5日~6日に奈良町物語館で
「奈良なら民話祭り」が開催されました。

写真アルバムで報告しましょう!


燈花会のともし火が光る会場


「なら民話祭り」のノボリが雰囲気を盛り立て、いよいよ開催!


わらべ歌・手遊びを楽しむ!


ゲストの語り手:村上さんの話に聴き入る


ナーミン・テラーの語りに魅せられる男の子


フィナーレは「奈良の大仏さん」を歌い・踊る!


では、当日のアンケートから感想を紹介します。

★ゆったり、リラックスして聴くことができました。

★雰囲気がいいですね!

★自分が知っている地名がでてきて面白かったです!

★民話をあまり聴く機会が無かったため、とてもいい経験になりました。

★話し方、特に間の取り方がうまくて、引きこまれました。

★臨場感タップリで、みなさんのお上手な語り、面白かったです。

★子供さんの紙芝居もすてきでした。

★奈良に生まれ住んでいながら、民話をほとんど聞いたことがなく、これを機会に
 語りたいと思います。
 お話会でも、これからどんどん取り入れていき、子どもやお年寄りに聞いて欲しい。
 同じ話でも語り手が違うだけで、こんなにも変わるのかと思いました。
 本当に楽しめました。ありがとうございます。

★奈良人の主人にお願いして連れてきてもらった妊婦です。
 まだ奈良の地名もよく知らないので、お話に出てきた地名から、
 主人とデートめぐりして行けたら、いいなーと思っています。
 お腹のBabyがお話中ずっとポコポコ動いていました!
 奈良をもっと知って、大好きになっていくひとつのきっかけをいただきました。感謝です!

以上の感想文でわかるように、多くのみなさまに楽しんでいただき、
民話祭の前半の日程が終わりました。

なお、6日にはKCNの取材がありました。
下記の番組で放映されますので、
KCNケーブルテレビを見れる方は是非ご覧下さい。

KCNファミリーチャンネルの番組「Kパラnext」で
明日9日(火)昼前11:30からです。



明日8月9日(火)の大乗院庭園文化園での「奈良民話祭り」にも
是非、ぜひ、おいで下さい。

「ならまち民話地図」、「よしの民話地図」の展示も同時開催します!


詳しくは下記のサイトをご覧ください。

「夏の奈良民話祭り」8月9日:大乗院庭園文化園


プログラムは以下の通りです。

★8月9日(火)大乗院庭園文化園

前半 18:00~19:00

挨拶

六平さんと新平さん
蛙になった人間
蟻通明神
わらべうた・手遊び
紙芝居「いうなの地蔵」
猿の肝
くじら大王
紙芝居「帯解の龍」
園生姫のはなし
わらべうた・手遊び


★8月9日(火)大乗院庭園文化園

後半 19:30~20:30

挨拶

弘法清水
蟻通明神
伯母ヶ峰の一本足
わらべうた・手遊び
紙芝居「良弁杉」
采女神社のはなし
不審ヶ辻のはなし
園生姫のはなし
おじいさんきたでぇ
わらべうた・手遊び


以上です。


是非、ぜひ、いらしてください!!


「奈良民話祭り」が『ぱーぷる』8月号のイベント情報に載りました!

2011年08月01日 | 日記
奈良のタウン情報誌『ぱーぷる』8月号のイベント情報のトップ・ページに
私たちの「奈良民話祭り」が掲載されました。

デジタル版「ぱーぷる」にも載っていますのでご覧下さい。

上記のサイトの下欄の「イベント」をクリックして、「イベントニュース」のサイトに入り、
「一般のイベント」の12番目をご覧下さい。

奈良民話祭り2011
心あたたまるふるさとの語り 伝えゆく民話

 歴史ある奈良には鬼や龍の話から、仏教説話、悲恋や母子の人間愛の物語と実に多くの民話がある。
 このイベントでは、伝承の文化を未来に繋げるため奈良の伝統的な民話を、語りや紙芝居で分かりやすく
 実演するので、子どもから大人まで一緒に楽しめる。
 奈良燈花会に合わせた日程なので、奈良町散策の途中に立ち寄ってみては?
 おばあちゃんから子へ、子から孫へ、心あたたまるお話と出会えるよ。
        
奈良町物語館(奈良市中新屋町2-1)
日程 8月5日(金)・6(土)
第1回公演 18:30~19:20、第2回公演 19:30~20:20。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

「夏の奈良民話祭り」8月5~6日:奈良町物語館 8月9日:大乗院庭園文化園


あと1週間を切りました!

28人のナーミン・テラーズ(奈良の民話の語り手たち):
NMN28(エヌ・エム・エヌ・トゥエンティー・エイト)は
ただ今、特訓中です。
東京にはAKB48、大阪にはNMB48、奈良にはNMN28がいる!

      
リハーサルで、互いに語り合い、とても盛り上がっています。

詳しいプログラムを知りたい方は、こちらをクリックしてください。       

では、奈良燈花会の行き帰りに、ぜひ寄ってくださいね!!


2011夏の奈良民話祭りのプログラム決定!

2011年07月23日 | 日記
今年の民話祭りは、燈花会の期間に開催されます。
燈花会の行き帰りにぜひお寄りください。

今年の夏は、節電をして、ほの明かりの中でふるさとの民話を語り合おう!

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

「夏の奈良民話祭り」8月5~6日:奈良町物語館 8月9日:大乗院庭園文化園


プログラムが決定しましたのでお知らせします。



★8月5日(金)奈良町物語館

前半 18:30~19:20

挨拶

北林のたぬき
染八ぎつね
蟻通明神
わらべうた・手遊び
久米の仙人
紙芝居「いうなの地蔵」
庄やん
どーりーぱんっ
わらべうた・手遊び


★8月5日(金)奈良町物語館

後半 19:30~20:20

挨拶

染八ぎつね
猿の肝
園生姫のはなし
わらべうた・手遊び
紙芝居「良弁杉」
鬼子母神とザクロ
采女神社のはなし
肝だめし
わらべうた・手遊び



★8月6日(土)奈良町物語館

前半 18:30~19:20

挨拶

猿の肝
庄やん
わらべうた・手遊び
紙芝居「いうなの地蔵」
爺にすいつこう
弘法清水
伯母ヶ峰の一本足
紙芝居「良弁杉」
虫の知らせ


★8月6日(土)奈良町物語館

後半 19:30~20:20

挨拶

染八ぎつね
おじいさんきたでぇ
ふしぎな旅人
わらべうた・手遊び
園生姫のはなし
紙芝居「帯解の龍」
鬼子母神とザクロ
もっとの・広岡の腰痛地蔵
わらべうた・手遊び



★8月9日(火)大乗院庭園文化園

前半 18:00~19:00

挨拶

六平さんと新平さん
蛙になった人間
蟻通明神
わらべうた・手遊び
紙芝居「いうなの地蔵」
猿の肝
くじら大王
紙芝居「帯解の龍」
園生姫のはなし
わらべうた・手遊び


★8月9日(火)大乗院庭園文化園

後半 19:30~20:30

挨拶

弘法清水
蟻通明神
伯母ヶ峰の一本足
わらべうた・手遊び
紙芝居「良弁杉」
采女神社のはなし
不審ヶ辻のはなし
園生姫のはなし
おじいさんきたでぇ
わらべうた・手遊び


以上です。


ぜひ、ぜひ、いずれかの日の夕方、いらしてくださいね。

「吉野民話地図」が刊行されました!

2011年07月18日 | 日記
前回のブログでは「ならまち民話地図」を紹介しましが、
今回は「吉野民話地図」の刊行をお知らせします。



発行:奈良教育大学ESD推進プログラムまほろばプロジェクト
監修:奈良教育大学特任教授 竹原威滋 / 特任講師 青木智史
作画:デザイナー マスダ ケイコ

なお、この地図の裏には、吉野の民話を9話(再話:村上 郁)を掲載しています。

1.蛙になった人間
2.義経の隠れ塔     
3.犬を飼わない村       
4.狼の恩返し
5.蟻通明神       
6.井光の井戸
7.弘法清水       
8.伯母が峰の一本足   
9.ガタロウの薬

下記サイトをクリックして読んでみてください。

「吉野民話地図」日本語版       

もちろん、この地図も英語版、中国語版を来春までに刊行予定です。

実は、「吉野民話地図」の試行版は、2010年11月17日のブログで公開しました。



試行版からは図案がかなり変わっています。
よろしければ、下記のサイトをクリックして見比べてください。

「吉野民話地図」の試行版

この地図を手引きに今夏、吉野を訪ねてみませんか?

ならまち民話地図の中国語版が刊行されました!

2011年07月11日 | 日記
奈良観光の活性化に寄与するため、外国人にも奥深い奈良の文化に親しんでいただくよう
「ならまち民話地図」の英語版、ドイツ語版をすでに刊行しておりますが、
このたび中国語版も刊行しました!



詳しくは、下記のサイトをクリックしてください。

「ならまち民話地図」中国語版

なお、「ならまち民話地図」動画 Web版(監修 :青木智史)は
奈良教育大学「地域と伝統文化」教育プログラムホームページの
下記サイトでご覧になれます。

「ならまち民話地図」Web版、日/英/独/中国語版

上記サイトではあわせて、 Web版のあとに
日本語版、英語版、ドイツ語版、中国版も掲載しています。

これらの地図は、必要に応じて教育界および観光に携わる方々には、
気軽に利用していただけるよう取り計らう予定にしております。
奈良県の教職員や奈良の観光の活性化に取り組んでおられる方で
ご希望の方々には、「ならまち民話地図」を差し上げます。

下記にメールアドレス(=竹原)宛てメールで連絡ください。

 E-Mail : takehat(a)nara-edu.ac.jp <注>  (a)は @  に置き換えてくださいね。


奈良教育大学「奈良の民話・伝承文化を教材化し、奈良独自の教育力を発展・活用するプロジェクト」

プロジェクト代表
特任教授 竹原威滋

シンポ「<異界>へのいざない―比較文学文化の視点から」(7月9日東洋大)ご報告!

2011年07月11日 | 日記
前回のブログ:「民話における<異界>との交流を可能とする仕掛け:7月9日東洋大学で発表します!」の報告をします。

去る7月9日東洋大学日本文学文化学会2011年度大会の枠組みの中で、
シンポジウム「「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から」が行われ、
小生も「民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け」と題して発表しました。


写真:山本まり子氏提供

なにしろ、20分の持ち時間だったもので、みなさんに発表の意図が伝わったか、
とても心配していたのですが、早々と学習院大学の渡辺 学先生から
研究グループのメーリング・リスト宛に次のようなコメントをいただきました。

 とてもコンパクトで、あれだけの内容をよく20分で!と驚きでした。
 手書きのA4資料は貴重でわかりやすく、今後の問題点整理に役立ちそうです。
 いつも自分の領域にひきつけようとして恐縮ですが、
 「異界との交流(交感・交歓とも言えるかもしれませんね)」や
 「異文化理解(教育)」にも論及されたところは、
 わたしの「異文化コミュニケーション」の関心とも重なり、溜飲の下がる思いでした。

それから、さらに山本まり子先生のブログ
        石田仁志先生のブログ
も拝見し、小生のつたない発表にもかかわらず、こちらの意図を充分に汲み取っていただき、感謝です。

これも、奈良教育大学の英語・異文化理解専攻の大学院生と
    梅花女子大学の児童文学専攻の大学院生の前で
2回リハーサルをして、院生諸君のご意見を頂いき、ヴァージョンアップできたお蔭です。

ありがとうございました!


民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け:7月9日東洋大学で発表します!

2011年07月04日 | 日記
昨日は静岡で昔話学会がありましたが、
小生は残念ながら、参加できませんでした。

というのも、今週末に東洋大学で研究会があり、
発表しなくてはならないので、
昨日は準備で奮闘していました。

以下の研究会です。

----------------------------------

シンポジウム総合テーマ:
「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―

日時: 2011年7月9日 15時~17時
場所: 東洋大学白山キャンパス6号館2階6210教室
参加費: 無料(事前申請不要、入退場自由)
定員: 300名
主催: 東洋大学日本文学文化学会


プログラム
発表1:民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け
               竹原威滋(奈良教育大学・特任教授)

発表2: 黄表紙における「異界」表象
               松岡芳恵(東洋大学大学院博士後期課程3年)

発表3: 描かれた「異界」―日本の造形文化と異界表現―
               藤澤紫(東洋大学・非常勤講師)

発表4: 現代日本文学における「異界」の諸相
               石田仁志(東洋大学・教授)

質疑応答

司会: 大野寿子(東洋大学・准教授) 、木村一(東洋大学・准教授)
コメンテーター:中山尚夫(東洋大学・教授)

-----------------------------------

ポスターもあります。



詳しくは書きサイトをご覧下さい:

シンポ:「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―       

私の発表はこんな内容です。

竹原威滋:民話における異界への越境の仕掛け 

グリム童話から異界訪問譚「命の水」、「小びとの贈り物」を取り上げ、
また日本の民話からその類話「なら梨とり」、「瘤取り爺さん」を事例として挙げ、
主人公が異界に越境する場合、どんな手続きを踏んで越境をクリアーできるのか。
また旅の途上で出会う者(小びと、鬼、老人、老婆など)や
異界に住む者(王子、王女、獅子、龍、沼の主など)との会話、
歌のやりとり、呪物の使い方にどんなルールがあるのか。
以上を考察することのよって民話における越境の仕掛けを明らかにしたい。

関東方面の方でお時間があれば、いらしてくださいね。

もし、いらしたら、声をかけてくださいね。

今日は、研究会のお知らせで失礼しました。

夏の「奈良民話祭り」のポスターができました!

2011年06月27日 | 日記
今年もやります。夏の「奈良民話祭り」

以下の通りです。


★8月5日(金) ・ 6日(土) : 奈 良 町 物 語 館  

  ① 18:30~19:20 ② 19:30~20:20  1日2回公演 入場無料
                   
★8月9日(火): 名 勝 大 乗 院 庭 園 文 化 館  

  ① 18:00~19:00 ② 19:30~20:30  1日2回公演 入場無料

是非、お子さん、お孫さんときてくださいね!

そのポスターができました!



下記サイトをクリックしてください。
ポスターそのものがpdfファイルで見れますよ。
奈良民話祭り2011年夏

2年目の今年は燈花会にあわせて、夜に行います!
夕涼みがてら、是非、是非、来てくださいね。

詳しいプログラムは7月中旬にこのブログでお知らせします。

------------ご 挨 拶------------

心あたたまるふるさとの民話
おばあちゃんから子へ 子から孫へ 語り継ぐ伝えゆく民話

歴史のある奈良には鬼や龍の話から、仏教説話、悲恋や母子の人間愛の物語と
実に多くのお話があります。
奈良の民話を語りつぐ会では、奈良の民話を、語りや紙芝居で多くの人に楽しんでもらい、
伝承の文化を未来につなげることを目的とした「奈良民話祭り」を今年も開催します。

今年は奈良燈花会に合わせて上記の日程で行います。
奈良町散策のついでにお子さまと是非お寄りください!

 奈良の民話を語りつぐ会 
  代表  奈良教育大学 特任教授 竹原威滋

日本昔話学会・静岡文化芸術大で開催・7月2~3日

2011年06月20日 | 日記
今年も七夕が近づくと、「日本昔話学会の大会」がやってきます。
ちょうど、1年前にも武庫川女子大での大会を6月24日のブログで紹介しましたが、
今年は静岡文化芸術大学 を会場に開催されます。

関西の方にはすこし遠いですが、1日目には「公開講演会」と「昔話の夕べ」があります。
どなたでもご参加いただけますので、よろしかったら、ぜひいらしてださい。


日本昔話学会2011年度大会
 
日程 2011年7月2日(土)
場所 静岡文化芸術大学
最寄駅 JR浜松駅から徒歩15分

■公開講演会 第一部 13:00~15:20 南棟 176大講義室
  昔話と仕来りと形見と~Vagina detecta のばあい~ 奥西 峻介(大阪大学教授)
  語りの中の妖怪たち   田中 瑩一(島根大学名誉教授)

■公開講演会 第二部 16:10分~17:10 南棟 176大講義室
  昔話の力・声の力~今、子どもに語りかけることの意義~  
             辰巳 なお子(元浜松市こども家庭部長)

■昔話の夕べ 17時20分から18時20分 南棟 小講義室381・382・383・385

下記に挙げた語り手のグループが、四部屋に分かれて昔話を語られます。
おはなしつむぎの会・西遠ストーリーテリング同好会・読みんぐ語りの会・遠州民話の会

「ナーミン・テラーズ」(奈良の民話の語り手たち)もこんな機会に参加すると勉強になりますよ。


なお、翌日7月3日(日)には、「研究発表」と「シンポジウム:フィールドワークの可能性」があります。

研究発表では、6人の方々が、日本の昔話(蛤女房、山男の手袋、犬娘と蛇息子、ねずみ浄土)や文献「神国愚童随筆」、イソップ寓話を取り上げて、それぞれ発表されます。
シンポジウムでは、メキシコ、中国貴州省、沖縄でフィールドワークをされている方々がパネラーとして参加されます。
2日目も面白いですよ。

詳しくは、学会案内ポスターをご覧ください。



影絵画家・藤城清治「自宅スタジオ展」に行ってきました!

2011年06月13日 | 日記
6月1日NHKの「スタジオパークからこんにちわ!」で影絵画家の藤城清治さんが出演されており、
87歳とは思えぬ精力的なお仕事ぶりに感心しました。
藤城さんのメルヘンチックな影絵に久しぶりに出会い、楽しい気持ちになりました。

そこで、先週上京した折、思い切って、「藤城清治自宅スタジオ展」を見てきました。



さすが、TVで紹介されただけあって、多くの人が来られていて、1時間待ちました。



自宅スタジオだけあって、面白い趣向が凝らされていました。
藤城さんが飼われているペットの「ワライカワセミ」と人形劇の「ケロヨン」が「バハハーイ!」と出迎えてくれました。



それから、展覧会というと、写真は禁止なのに、ここではフラッシュなしであれば自由に写真撮影がOKなのです。

そこで、今回は「写真で綴るブログ」にしました。



白黒の影絵「日の出の踊り」。なつかしい!

それに、昔、読んだ「こびとと靴屋」



やはり、メルヘン「眠りの森のお姫さま」はいいですね。



宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」もありました。



藤城さんのもうひとつのジャンルが、聖書を素材とした作品ですね。



「聖フランチェスコと小鳥たち」

いかがでしたか? 今日は楽しいブログとなりました!


飯野賢治さんの「息子へ」が本になりました!

2011年06月06日 | 日記
4月18日のブログで飯野賢治さんの「息子へ」を紹介したのを覚えておられますか?

よろしかったら、下記のサイトをもう一度クリックして読んでみて下さい。

飯野賢治さんのブログ「息子へ」-今、日本人が議論すべき原発問題

飯野さんが息子さんと未来のエネルギー問題を真摯に論議されているのに感動しました。

その文章がなんと本になったのです。



飯野さんの文章は、日本人が、いや、世界のすべての人々が議論すべき原発問題が
テーマになっています。ですから、わたしはそのブログの末尾で

(どなたか「息子へ」を英訳して世界に発信してくれない?!)と訴えました。

そしたら、なんとその本には既に英訳も掲載されているのです!



ネットで広がったメッセージが本になった先例に池田香代子さんの「世界百人村」がありますね。

その池田さんがこの本の帯に推薦文を寄せておられます。

「ここに流れる沈着な愛、深い哲学、もうなんと言ったらわかりませんが、
原発に賛成とか反対とか言う前に、すべての方に読んでいただきたいと思います。」

飯野さんはこの本の印税をすべて日本赤十字社を通じて東日本大震災の義援金として
用いるそうです。

あなたも一度手にとって読んでみませんか!
そして、日本のエネルギー問題の未来をご家族で話合ってみてください。

飯野賢治『息子へ』


【欲ばりな願い】
この本の巻末に、原発と自然エネルギーについて国民的議論できるさまざまな客観的な資料が
あれば、いいのになぁ! 是非、資料つきの増補版を出版してください!



小澤俊夫:昔話へのご招待「昔話を語るときの言葉」をFM福岡で聞こう!

2011年05月30日 | 日記
ナーミン(昔話を語りつぐ会)では、いま夏の「奈良民話祭り」に向けて
語りのワークショップを開催しています。

約20人のナーミンテラー(奈良の民話の語り部)が
奈良で伝承された民話資料をもとに自分たちの言葉で語ろうと、
ともに議論しながら、再話テキストを作成中です。


ワークショップ風景(再話テキストを検討中)  奈良教育大学 図書館 絵本の広場

そして、その後、共に語り合い、話を自分のものにしていきます。

昔話を語るときは、どんな言葉で語ればいいのでしょうか?

昔話を語るとき、共通語ではどうしてもよそよそしくなるし、
自分たちの土地言葉で語れば、暖かく親しみがもてます。

本日は、そのことを端的に教えてくれるサイトを紹介しましょう!

昔話大学を全国で開催されている小澤俊夫先生がFM福岡で毎週金曜日に
「昔話へのご招待」という番組に出演されています。

先週の金曜日(5月20日)には、『昔話を語るときの言葉』と題してお話されました。
下記のサイトで聞けますので、是非クリックして聞いてください。約15分です。
昔話を語るときの言葉

このはかにも、語りの文化について楽しい話題が聞けますので
是非、ほかの番組も聞いてみてくださいね!
昔話へのご招待HP


口承文芸学会:神戸女子大で6月4~5日開催:昔話における山姥のイメージ・民話データベースの課題ほか

2011年05月23日 | 日記
昨日のブログでは、私も参加します【シンポジウム :「異界」へのいざない】を紹介しましたが、
同じく6月初旬に開催される別の催し【日本口承文芸学会】の案内をしましょう!

「口承文芸学会」は、文字通り、口伝えの文芸を研究対象としています。
昔話・伝説など「かたり」だけでなく、民謡・わらべ歌など「うた」も含みます。

プログラムを掲げますので、よろしかったら、是非いらしてください。
2日間にわたって、講演、研究発表、シンポジウムがあります。

★第35回日本口承文芸学会大会★

日時 2011年6月4日(土)・5日(日)

会場 神戸女子大学教育センター(三宮キャンパス)
       (神戸市中央区中山手通2-23-1)
三宮キャンパス案内

第1日目 6月4日(土)

★開会の辞 13:30         日本口承文芸学会会長 間宮 史子

★公開講演 13:40~15:50
 奥浄瑠璃「安達物語」―語り本文の時代認定― 神戸女子大学 阪口 弘之
 民話データベースの課題と可能性         専修大学 樋口 淳

★データベース紹介 16:00~16:35
 沖縄伝承話データベース(沖縄伝承話資料センター)
                     名護博物館 比嘉 久
 沖縄祭祀資料データベース(神戸女子大学古典芸能研究センター)
                   神戸女子短期大学 武藤 美也子

第2日目 6月5日(日)

★研究発表 9:00~12:00
[第1会場]
 白拍子伝承の一考察      立教女学院短期大学非常勤 内藤 浩誉
 乙女文楽―語られる大衆芸能― 沼津工業高等専門学校非常勤 神田 朝美
 日本昔話における山姥のイメージ-岩手県の場合-
               小澤昔ばなし研究所 泉  治恵
 昔話伝承における「会話」部分の働き 黄地百合子

[第2会場]
 サハリン島アイヌ民族の3人兄弟譚の成立仮説
       北海道大学アイヌ・先住民研究センター 丹菊 逸治
 アイヌ口承文芸における樹木神のpasekamuy型伝承について
       日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ 安田 千夏
 「佐銘川大ぬし由来記」の伝承世界   東京都市大学 保坂 達雄
 昔話「雀の仇討ち」の背景-北東アジアの類話からの考察-
                          齋藤 君子

★シンポジウム 13:00~16:40
 「口承文芸研究の再編成」
 怪談と口承文芸     国際日本文化研究センター 飯倉 義之
 史跡活用と口承文芸          早稲田大学 加原奈穂子
 録音資料と口承文芸        北九州市立大学 真鍋 昌賢
             (司会)神戸女子大学 川森 博司

少し前に紹介した「説話・伝承学会」と似ているようで
また、一味ちがった学会でしょう!

今回のシンポジウムは、口伝えの話をどのように記録し、
未来に伝え、活用するかをテーマとしているので
私たちにも大いに関心がありますね。

詳しくは、口承文芸学会HPをご覧ください。

シンポジウム :「異界」へのいざない―ドイツ、日本、中国の文学・音楽から― 聖徳大学・6月5日開催!

2011年05月22日 | 日記
今日は6月初旬に東京で行われるシンポジウムを紹介します。
ナーミンのみなさまは、遠いので参加できないと思いますが
情報として読んでみてくださいね。

私もコメンテーター(兼司会)で参加します。

関東にいらっしゃる方はよろしかったら、いらしてください。


シンポジウム テーマ:「異界」へのいざない―ドイツ、日本、中国の文学・音楽から―

日時: 2011年6月5日 13時~15時30分
場所: 聖徳大学生涯学習社会貢献センター (千葉県松戸市、JR松戸駅東口徒歩1分)
参加費: 無料(事前申請不要、入退場自由)
定員: 100名
主催: 聖徳大学言語文化研究所


(シンポジウムの趣旨)
「異界」を、「死後世界」(あの世、他界等)のみならず、「時間的空間的に異なった領域」
(ユートピア、非日常空間、空想世界等)をも指し示す、古来より現代に至る人間の精神生活の
「影」「裏」「奥」に存在しうる空間領域と定義します。
 その「異界」の表れ方、「異界」と「常界」とのコミュニケーションのかたちを、
ドイツ、日本、中国の文学・芸術作品において学際的視野より比較検証するとともに、
現代日本人の心の中の「異界」のあり方を、市民の皆様とともに考えていきたいと思います。


プログラム
発表1:異界への越境の音楽表現―グスタフ・マーラーを中心に―
               山本まり子(聖徳大学・教授)

発表2:ドイツの民間伝承における異界と異人
     ―ハーメルンの笛吹き男からメフィストフェレスまで―
               溝井裕一(関西大学・准教授)

発表3:日本の古典文学における異界への越境とその仕掛け
     ―「源氏物語」「夕顔」巻の場合―
               河地修(東洋大学・教授)

発表4:中国の古典文献にみる異界と異人―道教「神仙説」を中心に―
               山田利明(東洋大学・教授)

コメンテーター(兼司会):
  竹原威滋(奈良教育大学・特任教授)
  高橋吉文(北海道大学・教授)
  大野寿子(東洋大学・准教授)

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会場:聖徳大学へのアクセス

少し専門的ですが、シンポジウムの狙いどころを紹介します。

 本シンポジウムではまず、ドイツの伝承文芸や中世民衆本等に表れる「魔的世界」「ユー
トピア」とみなしうるマクロコスモス的な「異界」の表象とその越境の方法を考察の基軸と
し、ドイツ民間伝承を素材としたマーラー作品を中心に、音楽における異界(への越境)表
現とその限界を検証する。
 これらのドイツ語圏の文学文化研究をふまえ、日本古典文献における「死後世界」として
の「異界」との往還を『源氏物語』より検出し、ドイツの伝説における「異界」との整合性
や不整合性に言及する。
 さらに、古代中世日本に影響を与えた古代中国の神仙思想(道教)へと遡及し、「不老
不死の世界」としての「仙境」という「異界」の表象および、そこへ至るための功徳の存在
に論及しつつ、ドイツ語文化圏にも存在する錬金術的な不老不死思想との比較を試みる。
 これら日本および中国の古典文献研究をGermanistikの枠組みと関連付けつつ、「異界」
観の新しい位相における価値を探る全体討論へとつなげるものとする。

次回のブログでは、同じく6月初旬に行われる「口承文芸学会」の案内をしましょう!