中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

甲武信岳(破風山避難小屋泊)

2015-12-26 00:05:33 | 山梨の山

20151226日(土)~27日(日)

 

◆目的地:甲武信岳(日本百名山、2,475m

◆メンバー:M松さん、O川君、中隆

◆コースタイム:【1日目】8:17雁坂トンネル料金所横駐車場~8:53林道終点~10:53雁坂峠~雁坂小屋~12:30雁坂峠~15:05破風山避難小屋(泊)

【2日目】8:00破風山避難小屋~9:03甲武信小屋9:169:30甲武信岳~9:42甲武信小屋10:0012:37西沢渓谷駐車場 

◆天気:【1日目】晴れ    【2日目】晴れ

 

 

【概要】

今年は山で忘年会をやりたいと思った。

楽でもなくハード過ぎないコースで、美味しいものを食べ飲みたいと思った。

 

201011月に、西沢、東沢渓谷周回コースをやった時に、

ストーブのある破風山避難小屋を見て、いつかは泊まってみたいと思っていた。

今年は異常気象というほどの暖冬であり、稜線上の積雪は例年に比べて少なく、

忘年会の条件にはぴったりだった。

 

雁坂峠から破風山避難小屋までの稜線の雪はそれほどではなく、アイゼンも使用しなかった。

静かに忘年会ができると思っていた小屋は、我々3人以外に6人の利用者がいてびっくり。

美味しい料理とお酒を堪能して楽しい忘年会になった。

 

 

【山行概要】

(1日目)

車を1台西沢渓谷駐車場にデポして、

雁坂トンネル料金所の道路を挟んだ向かいの駐車場にもう1台の車を止める。

 

駐車場から舗装した林道を進み(車は通行止め)、林道終点を過ぎ、登山道に入る。

 

キンと引き締まった冷涼な空気の中、落ち葉の敷かれた登山道を進む。

気持が良い。

(雁坂峠直下。真ん中右が黒金山、その左が乾徳山)

 

日本三大峠の雁坂峠に到着。 ※他の二つは、三伏峠と針ノ木峠

(雁坂峠。右一番奥が金峰山。左奥のとんがりが黒金山)

 

(上の写真の左側、真ん中が世界文化遺産富士山)

 

破風山避難小屋では水場まで20分とあるが、

沢の上部の水場になりどこまで水が出ているか不明のため、

また、水場までの道の状態が分からないので、

峠から10分ほど埼玉県側に下った雁坂小屋の水場で水を採ることにした。

(雁坂小屋(閉鎖中、一部開放)

 

小屋の水場は止まっているので、小屋から1kmの豆焼沢まで行くことになる。

小屋から水場までは結構雪が積もっていたが、ほぼ平らな登山道で助かった。

(豆焼沢)

 

水を補給し、雁坂峠に戻り、破風山避難小屋に向けて出発。

奥秩父のこの辺りは立ち枯れの樹木がやたらに目につく。

雪もあまりなく締まっていたので、アイゼンやスパッツも必要なかった。

 

(真ん中奥が木賊山、その右のとんがりが甲武信岳)

 

 

(来た道を振り返る。真ん中が雁坂嶺。右が水晶山)

 

(富士山)

 

(埼玉県側。一番奥の白い山は谷川連峰)

 

(鞍部に破風山避難小屋がある。正面が木賊山、その右が甲武信岳)

 

破風山避難小屋に着くと先着者がいて、煙突から煙が出ていた。

12月初旬のヤマレコの記録に出ていた小屋の「主」がこの週末も滞在していた。

 

ストーブには周辺の枯れ木で作った薪があり、

「主」が薪を割ってストーブにくべてくれていた。

 

最終的に小屋は、単独行が2人、2人パーティーが2組、我々3人と、合計9人になった。

「主」はこの小屋が気に入り、人がいない時期を見計らって、

千葉から週末に結構来ているらしかった。

(小屋から見た破風山)

 

(小屋から見た富士山)

 

(夕焼けの富士山)

 

 

さあ、我々は忘年会を開始。

最初は定番になった「キャベツと塩昆布の胡麻油混ぜ」である。

次は、水餃子とワンタンスープである。暖かいスープが五臓六腑に沁みる。

メインは、すき焼き忘年会バージョン(高級国産和牛使用)である。

甘いタレに生卵が絡み絶品である。

 

お酒はビールにワインに焼酎。

今日のお酒のメインは、O川君の持参した名酒「獺祭(純米大吟醸)」。

噂には聞いていた日本酒を山の中で飲め最高に美味しかった。

本物の証明と雰囲気を重視して、ペットボトルに入れ替えず瓶のまま持ってきたO川君。

ありがとうございました。

 

(2日目)

今回の山行は忘年会のため全体に余裕がある。

朝も6時起床である。

 

朝食は昨夜の〆のうどんの残りと、

国産牛肉アンド野菜入り豪華醤油ラーメンである。

 

朝一の木賊山までの登りが一苦労だった。

甲武信小屋ではマイナス8度。

小屋は一部開放してあった。

(甲武信小屋)

 

荷物をデポし、甲武信岳頂上に向かう。

頂上は風が強いので写真を撮ってすぐに出発。

 (一番奥に金峰山)

 

甲武信小屋から木賊山までは少し雪が多かったが、アイゼンもスパッツも使用しなかった。しかし、ダブルストックは大いに役に立った。

(右が甲武信岳。木賊山に向かう急登)

 

 

徳ちゃん新道を下山。

今日は4時間ちょっとの行動だったが、それなりに適度に疲れた。

4時間でも疲れ、12時間近くも歩ける(前回の黒法師岳)、まあ、こんなもんですね。

 

下山後は、甲州市塩山の「そばまる」でおそばを食べて解散。

そば湯も非常に美味しく、この山行、最後まで二重丸でした。

 

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