酒酒落落

~しゃしゃらくらく~
本、漫画、観劇などの記録
【注意!ネタバレあり】

脂肪の塊 BOULE DE SUIF

2010年06月23日 | 
モーパッサン作 1880
水野 亮訳
岩波文庫32-550-1
1938年4月5日



意外にといってはなんだが、結構面白かった。
人間なエゴイスティックなところが淡々とした描写で書かれ、こういうことあるよなあと思う。
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サロメ

2010年06月20日 | 
岩波文庫6087
ワイルド作 1891年
福田恆在訳 昭和34年1月5日



前も読んだことがあると思うが、フランス語でも読んでみたい。ワイルドはイギリス人なので、イギリス人が書いたフランス語ってどんなだろう。

訳は旧漢字が読みにくい。戦前にでたものだからしかたないけど。

ピアズリーの挿絵がついてますが、私はあまりピアズリーが好きではない。あのグロテスクなのが、ピアズリーらしいのだろうけど。モローの幻想的な方が好き。

サロメを題材にした話はいつか書いてみたい。
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ホームステイのフランス語[CD付・改訂版]

2010年06月20日 | 
阿南婦美代 著
株式会社白水社
2003年5月20日



行く前に読んでおかなくては…情報が古いのもあるけど。まだまだ全然フランス語わからないけど、行ったことで馴染んだ単語も多いから多少はマシか。
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ドレ画 ラ・フォンテーヌの寓話

2010年06月20日 | 
現代教養文庫1206
株式会社 社会思想社
窪田般弓爾(や)訳
1987年9月15日



イソップからの話が多いせいかもしれないけど、結構知っている話が多くて驚いた。全然わからないのもあるけど
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増補フランス文学案内

2010年06月18日 | 
岩波文庫別冊1
渡辺一夫、鈴木力衛著
1961年10月30日
1990年3月16日改版


フランス文学を読んでみようと思ったけど、何から読んでいいのかわからないので、参考に。
とりあえず、読んでみたいものは以下。

『ロランの歌』

クレチヤン・ド・トロワ
『トリスタン物語』
『ペルスヴァル』1182?

『狐物語』
「ファブリオ」

ギヨーム・ド・ロリス
『バラ物語』1225~1240
ジャン・ド・マン
続編1275~80

マルグリット・ド・ナヴァール
『エプタメロン』1558~59

フランソワ・ラブレー
『ガルガンチュワとパンタグリュエルの物語』1534~1556

モンテーニュ
『エセー』1580~

デカルト
『方法序説』1637

パスカル
『パンセ』1670

シラノ・ド・ベルジュラック
『日月両世界旅行』

コルネイユ
『ル・シッド』1636

ラシーヌ
『アンドロマック』1667
『フェードル』1677

モリエール
『才女気取り』1658
『女房学校』1662
『ドン・ジュアン』1665
『ル・ミザントロープ』1666
『守銭奴』1668
『スカパンの悪巧み』1671

ラ・フォンテーヌ
『寓話誌』1668~

ラ・ファイエット夫人
『クレーヴの奥方』1678

モンテスキュー
『ペルシャ人の手紙』1721
『ローマ人盛衰原因論』1734
『法の精神』1748

ヴォルテール
『哲学書簡』1734

ルソー
『人間不平等起源論』1755
『新エロイーズ』1761
『社会契約論』1762
『エミール』1762
『告白』1765~70

アベ・プレヴォー
『マノン・レスコー』1731

ボーマルシェ
『セビーリャの理髪師』1775
『フィガロの結婚』1784

ラクロ
『危険な関係』1782

サド
『ジュスティーヌ』1791
『ジュリエット』1797

コンスタン
『アドルフ』1816

ユゴー
『エルナニ』1830
『レ・ミゼラブル』1862
『ノートルダム・ド・パリ』

サンド
『愛の妖精』

デュマ
『三銃士』
『モンテクリスト伯』
『アンリ三世とその宮廷』

デュマ・フィス
『椿姫』

バルザック
『人間喜劇』

スタンダール
『赤と黒』
『パルムの僧院』

メリメ
『カルメン』

ミシュレ
『フランス史』

フロベール
『ボヴァリー夫人』1857

ボードレール
『悪の華』1857

ゾラ
『テレーズ・ラカン』
『居酒屋』
『ナナ』

モーパッサン
『脂肪の塊』

ユイスマンス
『彼方』

ドーデ
『風車小屋頼り』1866

ベック
『鴉の群れ』1882

ヴェルレーヌ
『言葉なき恋歌』1874

ランボー
『見者の手紙』

プルースト
『失われた時を求めて』

ロマン・ロラン
『ジャン・クリストフ』

メーテルリンク
『ペリアスとメリザント』
『青い鳥』

ルナール
『にんじん』

アポリネール
『アルコール』「ミラボー橋」

コクトー
『オルフェ』

ラディケ
『肉体の悪魔』

デュ・ガール
『チボー家の人々』

コレット
『シェリ』
『ジジ』

ジロドゥ
『オンディーヌ』

サンテグジュペリ
『夜間飛行』

ダビ
『北ホテル』

アヌイ
『アンチゴーヌ』

サルトル
『蠅』

ボーヴォワール
『第二の性』

カミュ
『異邦人』

ジュネ
『泥棒日記』

クノー
『地下鉄のザジ』

サガン
『悲しみよこんにちは』

デュラス
『愛人』
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カペー朝 フランス王朝史1

2010年06月14日 | 
講談社現代新書2005
著者 佐藤賢一
2009年7月20日



佐藤さん独特の言い回しで多少読みにくいところはあるものの、物語のようで面白い。


あまりにも弱小なカペー朝の王が徐々にフランス王国を作り上げていく過程。カペーがカッパの意味だとは知りませんでしたよ


それにしても、本当に諸侯の反乱ばかり起きていたんだな。これがルイ14世の頃まで続くんですね。


それでも、やはり魅力的な人物は多い。偉大なというより、人間くささが魅力的。


ルイ7世とアリエノール・ダキテーヌ
離婚してアンジュー帝国の力が強くなったことがむしろフランス王の求心力を高めたとは思わなかった。

フィリップ2世(フィリップ・オーギュスト)

ルイ8世とブランシュ・ド・カスティーユ

ルイ9世(サン・ルイ)

フィリップ4世(美男王)と教皇捕囚、テンプル騎士団事件
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作曲家ダイジェスト ラフマニノフ

2010年06月05日 | 
2010年3月30日
柴辻純子
堀内みさ著
株式会社学研パブリッシング
開き2ページで作曲の背景、曲の解釈、曲にまつわるエピソードなどが紹介されている。
26の作品について紹介があり、それぞれ付属のCDに2分前後の演奏を聞くことができる。
他に作曲家についての記述もあり、最後に関連年表がついているので、作曲家について包括的に知識を得ることができる。名盤紹介もあり。新しいので、最近の出来事について触れられているのもよい。

ラフマニノフの曲について、今までなんとなく難しいイメージを持っていたけど、全体を聞いてみると甘くロマンチックでドラマチック、西洋的な手法を受け継ぎながら、あくまでロシアの自然を思い起こさせるような、雄大なイメージの曲であると思った。
そして、繰り返し用いられるのが、鐘の音(幼少期を過ごしたノブゴロイドの聖ソフィア大聖堂の鐘)とグレゴリオ聖歌の「怒りの日」の旋律。

気になった作品をいくつか。
・ピアノ協奏曲第2番ハ短調
フィギュアスケートにもよく使われるし(印象的なのはトリノシーズンの村主章枝のフリー。特に全日本の演技)のだめカンタービレにも使われた有名な曲。だけど、全編聞いたことがないような気がする。これの始めの音も鐘の音だそうだ。甘くてセンチメンタルで耳に残る旋律。
・パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏
トリノのエキシビションのアンコールで荒川静香が使った曲。美しくてロマンチックな旋律
・幻想的小品集
これの第2曲「前奏曲 嬰ハ短調」をオーケストラ用に編曲したものが、バンクーバーで浅田真央がフリーに使った曲。
元のピアノ演奏を初めて聞いたけど、ピアノの方がより鐘の音らしい感じがする。畳み掛けるようなピアノの音がより不安感を起こさせる。全編聞きたかった。もうちょっと、曲の背景も知りたい。

・14の歌曲 第14曲「ヴォカリーズ」
これもラフマニノフだったのか。というくらい有名な曲。

・チェロ・ソナタ ト短調 第4楽章
チェロが華やかで、気持ちのいいメロディー
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