2011年4月10日
初出「別冊文芸春秋」2008年1月号~2009年1月号
著者 万城目学
発行所 株式会社文芸春秋
映画になったので知ってはいたけど読んでみようかなと思ったのは、万城目さんが建築巡りの本で言及していたから。
確かに辰野金吾の建築ががかなり重要な役割を果たしている。
前半の謎に迫っていく部分は面白いけど、最後がちょっと拍子抜けでご都合的すぎるような。
キャラクターの描写も魅力的だし、脇役の人生もよく描かれていたけど。
まだ映画は見ていないけど、映画は鳥居と旭の性別が入れ替わっていると知ってちょっと微妙。
これって旭が女だからというのもたぶんに動機にあると思うんだけど。