2011年9月14日
著者 西部邁 佐高信
発行所 株式会社平凡社
Ⅰ 勝間和代『断る力』
この本読んだか覚えてないけど、確かに自分のあり方にまったく疑問を持っていないのは感じるかな。
Ⅱ 村上春樹『1Q84』
村上春樹は私もノルウェーの森で挫折しているので、この本ももちろん読んでいない。
なんでこんな国内外で評価されているかわからない。
ただちょうどこれが発売されたころパリにいて、向こうのフリーペーパーのコラムにパリのカフェで1Q84を読んでいる自分てちょっとおしゃれに思えるみたいな趣旨のことが書かれていたことを思うと、その「なんとなくおしゃれっぽい」ところがうけているのかな。
「ふかえり」が「フカキョン」を拝借しただけの感があるみたいなことが書かれていたけど、そういう俗っぽいというかおもねる感じもちょっとだめだ。
逆にオーウェルの『1984』を読みたくなった。
Ⅲ内田樹『街場のメディア論』
Ⅳ竹中平蔵『「改革」はどこへ行った?』
小泉政権からもう10年たつのか。
当時から小泉政権の政策については反対なんだけど。彼らが推し進めたのは「新自由主義」で、しかもそれはアメリカやイギリスではその当時すでに破たんしていたのになぜ日本でやろうとするのかと思ったんだよな。
そのあとの日本の状況も小泉改革の結果招いたことだと思うし。
不思議なのは、小泉を支持する人たちが彼の改革によって不利益を被る層に多いということだ。
まあある意味、そういったひとたちはイメージでしか政治を見ていなくて、それくらいの知的レベルだからこそ底辺レベルにいるのかもしれないけど。
私だってその層にいるわけだから、えらそうなこと言えないけど。
Ⅴ塩野七海『日本人へ リーダー篇』『日本人へ 国家と歴史篇』
『ローマ人の物語』なんかは私は好きで読んでいます。
このエッセーも確か読んだはず。たしかに小泉改革を支持するような内容があったと思う。
「小泉のようなちょっと表面的にはかっこいい男が、改革を志しているんですと言うと、いっぺんにイカれてしまう。」という指摘はその通りだと思う。
というのは、この前『十字軍物語』を読んでリチャード獅子心王に対する評価でも感じた。
リチャードは確かに戦上手なうえ、かっこいい。
しかしよく言われるようにサラディンは敵方に寛容だったのに対するリチャードの残虐性みたいなのに全く触れていないことに疑問をもったんだよな。
経済がわからないという指摘に対しては、私も経済わからないのでよくわかりません。
Ⅵ稲森和夫『生き方』
「日本の経営者ですごく嫌なのは、朝礼で説教することです。」という指摘にはうなずくばかり。
経営者が説教するのは自分の「生き方」のうえに自分の成功があると信じているからなんだろうけど、そういう考え方を社員は拒否できないのは確か。
企業に理念があるのはいいけど、結局のところ金儲けに思想なんか求めると薄っぺらい宗教みたい。
なんか日本の企業には宗教がかったところが多いようにも思う。
著者 西部邁 佐高信
発行所 株式会社平凡社
Ⅰ 勝間和代『断る力』
この本読んだか覚えてないけど、確かに自分のあり方にまったく疑問を持っていないのは感じるかな。
Ⅱ 村上春樹『1Q84』
村上春樹は私もノルウェーの森で挫折しているので、この本ももちろん読んでいない。
なんでこんな国内外で評価されているかわからない。
ただちょうどこれが発売されたころパリにいて、向こうのフリーペーパーのコラムにパリのカフェで1Q84を読んでいる自分てちょっとおしゃれに思えるみたいな趣旨のことが書かれていたことを思うと、その「なんとなくおしゃれっぽい」ところがうけているのかな。
「ふかえり」が「フカキョン」を拝借しただけの感があるみたいなことが書かれていたけど、そういう俗っぽいというかおもねる感じもちょっとだめだ。
逆にオーウェルの『1984』を読みたくなった。
Ⅲ内田樹『街場のメディア論』
Ⅳ竹中平蔵『「改革」はどこへ行った?』
小泉政権からもう10年たつのか。
当時から小泉政権の政策については反対なんだけど。彼らが推し進めたのは「新自由主義」で、しかもそれはアメリカやイギリスではその当時すでに破たんしていたのになぜ日本でやろうとするのかと思ったんだよな。
そのあとの日本の状況も小泉改革の結果招いたことだと思うし。
不思議なのは、小泉を支持する人たちが彼の改革によって不利益を被る層に多いということだ。
まあある意味、そういったひとたちはイメージでしか政治を見ていなくて、それくらいの知的レベルだからこそ底辺レベルにいるのかもしれないけど。
私だってその層にいるわけだから、えらそうなこと言えないけど。
Ⅴ塩野七海『日本人へ リーダー篇』『日本人へ 国家と歴史篇』
『ローマ人の物語』なんかは私は好きで読んでいます。
このエッセーも確か読んだはず。たしかに小泉改革を支持するような内容があったと思う。
「小泉のようなちょっと表面的にはかっこいい男が、改革を志しているんですと言うと、いっぺんにイカれてしまう。」という指摘はその通りだと思う。
というのは、この前『十字軍物語』を読んでリチャード獅子心王に対する評価でも感じた。
リチャードは確かに戦上手なうえ、かっこいい。
しかしよく言われるようにサラディンは敵方に寛容だったのに対するリチャードの残虐性みたいなのに全く触れていないことに疑問をもったんだよな。
経済がわからないという指摘に対しては、私も経済わからないのでよくわかりません。
Ⅵ稲森和夫『生き方』
「日本の経営者ですごく嫌なのは、朝礼で説教することです。」という指摘にはうなずくばかり。
経営者が説教するのは自分の「生き方」のうえに自分の成功があると信じているからなんだろうけど、そういう考え方を社員は拒否できないのは確か。
企業に理念があるのはいいけど、結局のところ金儲けに思想なんか求めると薄っぺらい宗教みたい。
なんか日本の企業には宗教がかったところが多いようにも思う。