岩波新書1893
立石博高
2021年9月17日
通史だからってのもあるだろうけど、思っていた以上にスペインもずっと分断対立しているって印象だな。
しかし、あれほどの宮殿をつくり植民地があった国なんだから、ある程度のまとまりをもって繁栄を誇った時期もあったんだろう。
フランスほど言葉と地理に馴染みがないから各勢力を理解するのに時間がかかる。
表層的かもしれないけど、ある程度中央から見た歴史をわかってからのがよかったかも。
フランコ独裁がなんだかんだ30年も続いたのも国内外の変化に柔軟に対応していったような。
内戦の後で反体制側に体力がなかったのもあるだろうけど。
後は内戦期共和国がソ連側だったのもあって西側の反共の波に同調できたのもあったかもしれない…
フランコ独裁から立憲君主制になったのが結びつかなっかったけど、フアン・カルロス国王はフランコが後継者に指名したのか。
スペインもまだまだ行ってみたいところ色々あるな。