2010年2月10日
著者 佐藤賢一
発行所 株式会社文藝春秋
初出「文学界」2008年4月~2009年11月号
デュマ3代の最後、デュマ・フィスの物語。
彼の話だけ一人称なのは、彼の作風が私小説的なのに加え、やはりペールとの葛藤が大きな部分を占めるからでしょうか。同じ作家とはいえ、ペールのように波瀾万丈の人生というわけではないし。マルゼルブ広場のデュマ・ペールの像はフィスが生きているうちに造られたものなんですね。
著者 佐藤賢一
発行所 株式会社文藝春秋
初出「文学界」2008年4月~2009年11月号
デュマ3代の最後、デュマ・フィスの物語。
彼の話だけ一人称なのは、彼の作風が私小説的なのに加え、やはりペールとの葛藤が大きな部分を占めるからでしょうか。同じ作家とはいえ、ペールのように波瀾万丈の人生というわけではないし。マルゼルブ広場のデュマ・ペールの像はフィスが生きているうちに造られたものなんですね。