こちらもお芝居ショー共に好みで楽しかった~
正塚先生久しぶりの大劇場新作。正塚×月組×退団公演ということで、バロンの末裔思い出したわ。正塚先生イギリス好きなのかな?
正塚脚本あるあるのセリフ回し、たまにわざとらしくて鼻につくときある時あるんだけど、月組の芝居だと普通に聞けるんだよね。
正塚先生初挑戦らしい映像も結構効果的だったと私は思う。
ストーリーはメアリースチュアートの生涯の知識と19世紀末のイギリスの世相の背景を知っていないとちょっとついていけないかもしれない。その辺りなんとなく知っていると面白い。帝国主義に邁進する大英帝国。一方で降霊術が流行ったり、精神的なものの関心が高まった時代。降霊術は前回の雪組でも出てきたけど。時代が同じだしね。
あとイギリスの宗教に関する知識かな。
主題が何かは分かりにくいけど、メアリースチュアートの自分の時代と同じように争わないでってことかな?
月組芝居のせいかキャラがたっているから印象に残ったのに出番あれだけ?ってキャラが多い。首飾りもってたうーちゃんとさちかさん夫妻とか、桃ちゃんメイドとか自由党員3人組とか。
りんきらさん、結構長く休演してるけど、代役やすくんなら安心!って思って実際に見てやはりなんの問題もなかった。さすがです。
ショーは全体的にほぼ好きなシーンだったけど、印象的なのをいくつか。
中詰め、みんなカンカン帽被っているけど、娘役だけで銀橋ずらっと並ぶのかっこいい!月組の娘役らしい。
初舞台ロケット、ロケットボーイがおだちんだったけど、おだちんも10年前同じ月組で初舞台ロケットやってたんだよな~
チェイサーでちょっと胸にくるものがあって泣いてしまった。
その後の荒城の月、狩衣のれいこちゃんが美しい。回りのみんなはちょっと宇宙人ぽい衣装なんだよね。映像の月が満ちると烏帽子を被り長い直垂を垂らしたれいこちゃんが階段を昇って月に帰ろうとしているから、やはりれいこのはかぐや姫だったのかもしれん。
群舞のピックアップもだけど、銀橋を四人で渡るシーンもあってこれからサヨナラショーもあるのに退団者にずいぶん手厚いなという印象。
デュエダンはこれまでのれこうみのデュエダンオマージュもあるのかな。
個性が際立っていながらまとまっているれいこちゃん率いる座組が好きだったし、れこうみの対等な感じのトップコンビが好きだった。
できれば東京でも一回くらいは見たいんだけどな~