どんな気持ちで見ればいいのか。
私の中の結論ははじめから決まっていて、舞台に立ち続けるという意志があるならば、私は今後も見続ける。それには応援する気持ちもあるし、見届けるという意味もある。
見続けるという気持ちは変わらなくても、この間いろんな思いや葛藤もあった。自分の中の醜い感情と向き合ったこともある。外には出さないように気を付けてはいたけど。
そして、彼女たちはどんな思いで舞台に立つのか。実際に見るまでそれが分からなくてそのせいで緊張していたところはある。
けれど、実際に見てみて感じたのは、彼女たちは起きたことを受け止めて、それでも前を向いていこうとしているということ。直接的な言葉はなくても、彼女たちの表情から伝わったし、舞台の上で表現する事こそ、彼女たちの仕事であり、選んだ道なんだということが、少なくても私にはそう伝わった。
正直、激やせしてしまった子もいて見ていて心配になるけど、それでも舞台に立つ彼女の決意に敬意を表したい。
ここからは、公演の感想。
プロローグからまず思ったのは、齋藤先生もよくよく宝塚好きよねってこと。まずロビーのピアノがEndlessDreamなのに気づいてニヤニヤしちゃった😅
そして、見物したことを振り返るという、本来の意味のレビューだった。プロローグはモン・パリから主題歌のLe Grand Escalierでその後は今までのショーでも使われたシャンソンメドレー。
プロローグの後は三人娘のシーンがあって、その後はセリ上がり(確かに爪先見えるまで結構時間かかる😅まだ脚あるの?って思う)からのもえこちゃんのまことの愛ですよ!!
稽古場風景見たときから期待してたんですよね~期待以上にかっこよかったし、期待以上に声が劇場に響き渡っていた。もえこちゃん好きになったのは声が好みだったのが大きいけど~(今では全部好きだけど)生で聞くとさらにいい声なんですよね~
空間を通して伝わるあの複雑な響きは映像にはおさまらない。そして、ずんちゃん中心の夜霧のモンマルトル。燕尾にシルクハット、ステッキで、長身が多い宙組の男役に映えるんだよな~
その後は夢人~BlueIllusion~ EndlessDreamで懐かしすぎて口ずさんでしまう~。
愛の旅立ちもいいけど、夢人の時のキキちゃんの表情が好き。
そして、何より特筆しなきゃならないのはさぁちゃんの進化よね!!エクスカリバーは見ていないけど、スカファンの時はちょっと自信ないようにも見えたのよね。声もきれいだけどちょっと弱いような。
それが今回は肝が座ったというか、押しも押されぬトップ娘役だった。
パッショネイト宝塚!!なんてドスが聞いていて一瞬誰かと思った。自信さえつければもともと身長高くてスタイルいいから存在感あるのよね。歌もいいし。しかも、シーンごとにいろんな表情出せるのが素晴らしい。
齋藤先生うまいなと思ったのが、ロケット前のアイラブレビューで宝塚のこれまでの歴史を振り返る映像が流れるんだけど、もえこってぃが銀橋で揃うときに宙組誕生の映像になるところですね。しかもその後のロケットの衣装が宙組公演だった98期の衣装ですよ😭
さらに、愛の旅立ちもそうだけど、未来へ、世界に求むなど、元々の歌詞ではあるけど、そう思おうと思えばそう読み取れる曲が続くところですよ。
それから、my初日キキちゃんずんちゃんもえこちゃんは相変わらず、さぁちゃんは今までよりずっと声が大きくなっていて安心したけど、今日はみんなもだいぶほぐれてきて声が出るようになったのか、その四人が際立って大きくは感じなくなってきたな。みんな声が大きくて良い☺️
エトワールのサラちゃんも、最初は(スカファンの時も)緊張しているのか上ずっていたけど、今日はマチソワとも声が伸びて素晴らしいエトワールだった。
パレードもショーの主題歌メドレーでなんか楽しくなっちゃう🤭
ちょっと萌え語り。
もえこちゃんの好きなところ、首の回しかた!
あと、白燕尾のヒラヒラ(ヒラヒラな時点で燕尾なのか?)の扱い方。身長のせいか、やたらヒラヒラ長いんだけど、処理がうまい。こういうのって娘役さんのスカート捌きと一緒で経験がものをいうところだと思うのよね~
しかし、見映えするスタイルなだけに、白燕尾とかタキシードにシルクハットとかシンプルな装いがノーブルさ際立たせて素敵です。