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ミサ曲ロ短調(BWV232)

2019-10-30 | つぶやき

バッハの声楽作品の最高傑作とみなされているミサ曲ロ短調は、バッハが人生の終わりの1748~49年に長いキャリアのハイライトのいくつかを纏めた総決算の作品と言える。このミサ曲にはバッハがまさに最後に作った声楽曲が、1714年に作曲された初期のカンタータの一つの編曲のすぐ隣に含まれているという。バッハがミサ通常文を選んだのは多くの自由度が与えられるからかも知れないといいう。大量のテキストがあり、どの楽章を合唱で歌い、どの楽章をアリアで歌うべきかは規定されていない他、楽章の数に関する規則もなく、さらに、カンタータと異なりミサの言葉は時代の産物ではなく普遍的だという。このミサ曲はその長さ故にバッハの生存中に教会の礼拝で全体が歌われたことはないそうだが、部分的には何年にもわたり演奏されてきたという。今日、殆どの研究者はバッハはこのミサ曲を殆ど過去に書いた作品(勿論主にカンタータから)から編集したと信じているそうだ。完全なミサ曲の先鞭は、バッハがドレスデンの王アウグスト3世にミサ曲ロ短調の一部を提供した1733年7月に遡り、それは一連の5つのルター派ミサ曲の最初の部分でキリエとグローリアからなり、1730年代に起源をもつという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-232/

Bach - Mass in B minor BWV 232 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society


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