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斉明天皇陵を裏付ける驚嘆の新古墳発見

2010-12-11 | つぶやき
奈良県明日香村の牽牛子塚(けんごしづか)古墳に隣接して、日本書紀の記述(*)通り越塚御門(こしつかごもん)古墳が発見され、考古学的には両古墳が斉明天皇陵と孫の大田皇女(おおたのひめみこ)の墓であるとほぼ確定したそうだ。従来、宮内庁は、同県高取町の車木ケンノウ古墳を斉明陵に、その南約80メートルの墳土を大田皇女墓と指定しており、今回の発見でも変更しない方針だという。「八角形の巨大な古墳が必ずしも天皇陵とは言えない」「日本書紀に、中大兄皇子が石槨(せっかく)を造る労役を民に課さなかったとあるのと合わない」というのが理由だという。斉明陵の陵墓指定は幕末の文久年間(1861~64年)に行われ、それ以来、発掘調査もなく、学界では学問的根拠がないとされているという。今回の発見で、学会として宮内庁に指定の変更を要望しようという議論は出ていないそうだが、21世紀に相応しい陵墓の指定や公開について、国民的議論を期待しているようだ。その越塚御門古墳で本日11日、現地見学会が開かれ、大勢の考古学ファンらが全国から訪れたそうだ。
(*)日本書紀には、斉明天皇と娘の間人皇女(はしひとのひめみこ)が667年に合葬され、斉明陵の前に大田皇女が葬られたと記されているそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/12/09/20101210k0000m040077000c.html

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