昨年末から今年にかけて、世界各地で野生動物の大量死が報じられているが、特に野鳥の死体が各地で発見されている。この原因をめぐってさまざまな仮説や憶測が流れているが、ここにきて強毒タイプの新型インフルエンザの疑いがでてきたという。日本でも昨年暮れ以来、各地で強毒性の高病原性鳥インフルエンザウィルス(H5N1亜種)が野鳥から検出されている。昨年10月の北海道稚内を皮切りに、2月7日までに10県で、家禽については5県で検出されている。(詳細は農林水産省HPに掲載されている)昨年来アジアの11カ国で野鳥や家禽の感染が見つかり、WHOは再流行が始まったとして5段階中「3」の警報を発令。また、過去に例が無いほど野鳥の感染が見つかっていることから、自然界に広がっているとの指摘もあり、ミュンヘン工科大学のライヒホルフ教授らは「新型インフルエンザのウィルスは既に食物連鎖に入り込んで自然界を広く汚染している可能性が高い」と発表したそうだ。国連環境計画(UNEP)の専門家も、今回のウィルスは以前に比べて格段に強い毒性をもっており野生生物への感染拡大の恐れを警告しているという。 ⇒ http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20110208/105833/
(関連:2011/1/9マイブログ)
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