国際廃炉研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は福島第1原発1号機の原子炉を宇宙線「ミュー粒子」で透視し、溶け落ちた核燃料の位置を調べる実験に乗り出したそうだ。コンピュータ・シミュレーションでは1号機の燃料は全て下に落ち圧力容器内には残っていないとの結果が出ており、この結果が正しいか透視で確認するそうだ。溶融燃料が圧力容器に残っているとの試算が出ている2号機については、東芝などがミュー粒子を使って3次元で把握する似た手法で調べる予定という。●地球に降り注いでいるミュー粒子は物質を透過する能力が高いが、ウランなど密度が高い物質に当たると、吸収されたり、方向を変えたりする性質を利用する技術で、これまでも火山やピラミッドの内部調査に使用されてきた。 ⇒ 2/10読売新聞夕刊
この技術については、マイブログでも今までに何回か取り上げてきた。
(関連:2014/1/24、2012/1/8、2011/1/9マイブログ)