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原発事故の放射性物質が「無主物」とは

2013-07-17 | つぶやき

旧聞で恐縮だが、私自身は初めて知った話なので取り上げることにした。2011年8月に福島第1原発事故でゴルフコースが放射性物質で汚染された福島県のゴルフ場が、東電に除染を求めた訴訟で、東電は「放射性物質は『無主物』であり、東電の所有物ではないため、除染の責任はない」と主張したそうだ。『無主物』とは聞きなれない言葉だが、霧や、海で泳ぐ魚のようにだれのものでもないという意味だそうだ。また、放射性物質は土地にくっついているので、東電が所有している訳ではないと主張したそうだ。裁判所は、「無主物であるかどうか」には立ち入らず、除染も賠償も、国が立法を含めた施策を講じているとして、ゴルフ場の訴えを退けたそうだ。 ⇒ http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/product/2012021700007.html
自然界に存在する放射性物質が「無主物」というのは分かるが、原発事故で撒き散らした放射性物質が「無主物」とは誰も納得しないであろう。そのような無責任な態度で、原発再稼働に向けて地元住民の理解が得られる訳がないのではないだろうか。


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