米国のバイオリニストRachel Barton PineがNPR Tiny Desk Concertに登場し、バッハの無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)から、パルティータ第1番からブーレ、ソナタ第3番からラルゴ、ソナタ第1番からフーガの3曲の演奏を披露した。バイオリンは1742年(バッハ没年の8年前)に製作されたガルネリ・デル・ジェスだそうだ。●Rachel Barton Pineは4歳の時に教会でバッハを弾き始め、18歳の時には International Johann Sebastian Bach Competitionにおいて、米国で最初でかつ最も若いゴールドメダリストになっているそうだ。最近、上記ソナタとパルティータの全ての小節を分析し、独自の解釈による新版を用意したそうだ。上記ソナタとパルティータはバイオリニストにとってエベレストのように立ちはだかる存在で、テクニカルな要求にあふれているが、Pineはそれらを弾くときはいつも、ベストフレンドと会話するように弾くと語っているそうだ。 ⇒ http://www.npr.org/2016/07/27/487663767/rachel-barton-pine-tiny-desk-concert
3曲目のフーガは私の好きな曲の一つ。Pineはこの複雑な曲を軽快なテンポで歯切れ良く明瞭に弾いている。