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PEZYグループのスパコン、Green500のトップ3を独占

2015-08-04 | つぶやき

日本のベンチャー企業、PEZYグループが開発したスパコンが、スパコンの省エネ(単位消費電力当たりの演算性能)ランキング「Green500」で1~3位を独占したそうだ。1位は理研に納入した「Shoubu(菖蒲)」で、7031.58MFLOPS/Wを記録し、7GFLOPS/Wを超える初のスパコンとなったそうだ。2位と3位は高エネルギー加速器研究機構に納入した「Suiren Blue(青睡蓮)」と「Suiren(睡蓮)」で、それぞれ6842.31MFLOPS/W、6217.04MFLOPS/Wの性能という。●同グループが開発しているスパコンの特徴は、ExaScalerが開発した液浸冷却技術とPEZY Computingが開発した独自プロセッサー[PEZY-SC」を採用していることだそうだ。 ⇒ http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20150801/430380/?n_cid=nbptec_neml&rt=nocnt

●同グループを率いる齋藤氏は元々放射線科の医師で、東大医学部付属病院に勤務後、シリコンバレーで医療系先進画像処理システムの研究開発会社を設立し、東日本大震災後、日本に拠点を戻して、独自大規模プロセッサに特化した開発を始め、2014年に入ってから本格的にスパコンの開発プロジェクトを立ち上げたそうだ。スパコン開発に至る経緯はHPCwire Japanのインタビュー記事に詳しく書かれている。⇒ http://www.hpcwire.jp/archives/6346

スパコンはパワー・イーターなので省エネ・スパコンは価値が高いと言えよう。日本のベンチャーではあるが、インタビュー記事を読むと、やはりシリコンバレーで起業したことが、今日の成功に繋がっているようだ。ところで、スパコンから出る熱を発電に再利用すれば、全体として、より省エネのスパコンができないだろうか?

(関連:2013/11/21マイブログ