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「ブーメラン星雲」の真の姿が明らかに

2013-11-03 | つぶやき

ブーメラン星雲は地球からケンタウルス座の方向に約5000光年の距離に位置し、温度がマイナス約272度(絶対零度より1度高いだけ(1ケルビン))と宇宙で最も低温の天体として知られている。これまでハッブル望遠鏡により砂時計のような形状が観測されていたが、今回、「ALMA」望遠鏡(@チリの標高5000mのアタカマ砂漠)でブーメラン星雲を覆う微小な塵の雲の内部の一酸化炭素の分布をミリ波等で観測することで、雲の内部を見通すことに成功したそうだ。その結果、塵の雲は中心にある白色矮星にかぶさっており、そこから中心星の光が互いに逆方向に細く漏れ出て、砂時計のような形に見えているという。●ブーメラン星雲が低温な理由は、星雲の中心部から秒速164kmという超高速の「風」が吹いており、それが宇宙空間に拡散し、膨張する際に温度が下がる(i.e.断熱膨張による温度低下)ためと考えられているそうだ。尚、星間空間の背景温度は、2.8ケルビン(摂氏マイナス270度)で一定しているそうだ。また、ALMA望遠鏡は今年10月に全機が稼働開始したそうだ。 ⇒ http://wired.jp/2013/10/28/coldest/
(関連:2012/9/2マイブログ