デンマークのニールス・ボーア研究所の研究チームがアルマ望遠鏡を使った観測で、地球から400光年の距離にある太陽と同程度の質量の恒星2つからなる連星系の周囲にグリコールアルデヒド(C2H4O2)というRNA(リボ核酸)の構成要素の1つである糖分子を発見したそうだ。この糖分子は過去に宇宙の2か所で見つかっているが、惑星が作られるような場所での発見は初めてのことで、地球以外の惑星にも生命が存在する可能性を示唆しているという。●アルマ望遠鏡は、チリ北部の標高5,000mの高地に建設中の、直径12mと7mの高精度パラボラアンテナ66台からなるミリ波・サブミリ波の電波望遠鏡で、今回は16台のパラボラアンテナを用いた科学評価観測の段階で発見したそうだ。アルマ望遠鏡の高性能が示された形であり、フル稼働時の成果が大いに期待される。 ⇒ http://scienceportal.jp/news/daily/1208/1208311.html、http://news.mynavi.jp/news/2012/08/30/120/、http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120830004&expand#title
(関連:2011/10/3マイブログ)