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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

暗黒物質、7割が銀河外に

2012-05-10 | つぶやき

既知の物質の約6倍、宇宙全体の約23%を占めるとされる暗黒物資(ダークマター)の7割以上は銀河外に分布しているそうだ。暗黒物資は正体不明であるが、「重量をもつ(だから物質と呼ばれる)」ため、遠くの銀河からの地球に届く光が途中の暗黒物資の重力によって曲がる「重力レンズ」現象が起り、それを利用して、暗黒物資の量を調べることができる。観測結果とコンピュータシミュレーションを突き合わせて、現実に近い分布を割り出した結果、暗黒物質は銀河とその周辺に集まっているが、銀河外の宇宙空間にも薄く広がっており、7割以上は銀河外に存在する計算になるそうだ。●今年末からはハワイ島の「すばる望遠鏡」に重さ約4トンの超高性能デジカメを取り付け、数千もの銀河を同時に観測することにより、暗黒物資の分布をさらに詳しく探る取り組み(東大カブリ数物連携宇宙機構の「スミレ計画」)始まるそうだ。10年かけて、暗黒物資の3次元地図作りを目指すそうだ。暗黒物資の分布の時間的な変化が分かれば、宇宙膨張の様子を探る手掛かりになる他、暗黒エネルギーの解明や宇宙の未来予測にもつながると期待されているそうだ。●今年4月南米チリの欧州南天天文台は太陽系の周りには暗黒物質が多くないとの意外な観測結果を発表したそうだ。太陽から13000光年以内にある400以上の星の動きは、既知の物質の重力だけで十分説明できる結果だったそうだ。従来理論では星の周りには大量の暗黒物資がある筈で、事実なら、新しい解決策が必要になるが、難しい観測で、精度などについて検証が必要との指摘もあるようだ。 ⇒ 5/10読売新聞夕刊


スペインは発電量の約1/3が再生可能エネルギーに

2012-05-10 | つぶやき

2011年のスペインは再生可能エネルギーによる発電量が全体の約32%を占めたそうだ。内訳は、風力発電が15.7%、水力発電が10.3%、太陽熱と太陽光発電が計3.6%、小水力発電が1.9%。スペインでは1980年代に原発施設の新規建設を停止し、代わりに再生可能エネルギーを増やしたそうだ。同国で送電制御を統括するREE社によれば、2020年に発電量の40%を再生可能エネルギーで賄う事を想定したインフラ準備を進めているそうだ。●REEによれば、2011年末時点で2080万kWの風力発電は、15年に2790万kW、20年には全体の40%に相当する4000万kWにするのが目標という。それに向けて、(1)風力発電を電力系統に接続したままで、電圧変動を抑え込む「Fault ride-through」技術の実装の徹底、(2)天候などによる発電量変動の予測システムの精度向上、という技術的課題があるそうだが、いづれも急速に解決に向かっているそうだ。 ⇒ http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120509/217136/?ST=energytech
日本はいつの間にか再生可能エネルギー後進国になってしまった。やはり原子力発電偏重政策がもたらした結果と言えるのだろう。

(関連:5/9マイブログ