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急増する世界の風力発電容量(Part2)

2012-05-09 | つぶやき

新興国での急拡大に比べて、主要工業国では停滞するケースが見られるそうだ。●米国は2011年に680万kW(中国に次いで2位)分を新規導入し、風力発電の総発電容量は4690万kWに達したそうだ。しかし、再生可能電力生産税控除(PTC)が更新されず、期限切れとなるなどにより風力発電産業の短期的な見通しはあまり明るくないそうだ。●カナダの風力発電は成長が目覚ましいそうだ。2011年には130万kW分の発電容量が新規導入され、総風力発電容量は500万kWを超えたそうだ。オンタリオ州が導入した再生可能エネルギー電力の固定価格買取制度(FIT)が同州の風力発電産業を活性化しているそうだ。●ドイツは2011年に200万kWの設備容量を導入し、総発電容量はEU加盟国中最大の2930万kWになるそうだ。しかし、ドイツ沖の北海とバルト海沿岸での送電線敷設作業が遅れているため、複数の大型風力発電PJが大きく遅れる見通しの他、2030年までに沖合風力発電で2500万kWを発電するという目標が達成できる見込みは全くないという。●スペイン、フランス、イタリアでは2011年にそれぞれ約100万kWの風力発電を導入。しかし、スペインは債務危機への対応策の一環として、最近、再生可能エネルギー事業への助成金の打ち切りを決定、また、ドイツおよび英国では太陽発電に関するFITが大幅に縮小されたことから、次は風力発電が削減対象になるとの懸念を風力発電事業デベロッパーが抱いているそうだ。只、全体としては、ドイツやスウェーデンの陸上風力発電や英国の沖合風力発電、さらに東欧諸国の陸上風力発電により、落ち込みは十分にカバーされるとの見方もあるようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2876769/8910594