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「有事の金」、11年の輸出量、34%アップ

2012-02-05 | つぶやき

財務省の貿易統計によると、2011年の金の輸出量(加工品や貨幣用を除く)が前年比34%増の122.8トンと初めて100トンを突破したそうだ。「有事の金」で世界的な需要が伸び、金の国際価格は昨年9月に史上最高値の1トロイ・オンス(約31g)=1896.5ドルを付け、また、田中貴金属の11年の平均小売価格は前年より16.7%アップし、10年前の3.7倍に達したそうだ。一方で、国内では、金を現金に換えるチャンスととらえる個人が増え、田中貴金属では11年の販売量35.9トンに対し、買取量は75.7トンと2倍を超えたそうだ。●世界の金の流通量は16万6600トン(10年末)で、約50%は宝飾品で、インドや中国での需要が堅調に伸びているそうだ。また、欧州危機や米財政悪化を受けて、各国の中央銀行も金の保有量を増やしている他、北アフリカや中東情勢の混乱も金需要の押し上げ要因となっているそうだ。 ⇒ 2/5読売新聞