MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

祝日レッスン

2009年07月21日 | 音楽教室

昨日は海の日、祝日でした。

もう夏休みに入っている学校は当然休み
2学期制の学校も、祝日は休みですが
音楽教室はありました。

本来はお休みだったのですが
もともと祝日の多い月曜日
インフルエンザが原因の休講があったため
ここで補講するしかありません。
ごめんねー、みんな。

幸い補講レッスンをお休みする生徒さんは無く
無事、補講終了

生徒さんには申し訳ないのですが
1日休みの日だと、みな良く練習してきてくれるなあ

さすが自衛隊

2009年07月20日 | Weblog

食道楽な友人から
アフリカ料理を食べに行こう
というお誘いをいただき
月末、ガーナ料理を食べに行ってまいります。

思い返せば
趣味(作る方です)のエスニック料理
いつか作ろうとレシピを控えていたのが
『アフリカ餃子』とでもいいましょうか
オムライスくらいのサイズの餃子みたいな食べ物で
今回どんなものか分かれば
年末年始の年越し料理、今度はアフリカ料理で決まりです

せっかくですから
ガーナについて調べてみました。

正式名称は『ガーナ共和国(Republic of Ghana)』
1957年に独立しています。
国の面積は日本のおよそ3分の2
イギリス植民地だったこともあって、公用語は英語。
ハイライフ(アフリカのポピュラー音楽)発祥の地。

ところで
ガーナの国歌ってどんな曲?
素朴な疑問を抱きまして
さしあたりインターネットで検索したところ
国歌の歌詞(英語)はごろごろ出てくるのですが
音源がなかなか見つかりません。

じゃあ、世界の国家大集合!
みたいなCDならあるのではと調べると
ありました。

自衛隊の音楽隊による演奏のものです

そりゃそうだ。
どこのオーケストラよりも
国歌を演奏する機会が多いでしょうしね。

非常事態

2009年07月19日 | Weblog

どちらかというと苦手なので
生徒さんがいない時には なるべく頼らないように、
本当にもう頼るしかない
という時に初めて助けを借りる

そんな感じで毎年(主に夏)お世話になって
かれこれ7年のお付き合いでしたが


使わなさすぎてストライキ起こしたのでしょうか

エアコンが壊れました。

        
よりにもよってピアノを置いている部屋のが・・・
隣室の、暑がりの父が夏中フルに使っている
10年もののエアコンは元気なのに。

スイッチをいれると程なくして
温風を出した後、(設定は冷房です)
送風口が閉じてしまいます。

とりあえず電気屋さんにSOS。

遊びましょう

2009年07月18日 | 音楽教室

情報が多いということもあるのでしょうが
昔に比べて、今のお子さんはいろんな事を知っているし
しっかりしているというか
大人びているような気がします。

じゃあ、理解力も上って、
本当によく理解しているかというと
実は、分かっていない事も多い。

なまじ受け答えがしっかりしているので
あ、わかったんだ、と思ってレッスンを進めると
やっぱり分かっていなかったりする。
分かっていないのに「わかった」と返事をしてしまうのです。

つまり「わからない」が言えない。

わからなかったり、間違ったりするのは
当たり前のことなのになあ、と思うのですが
子どもなりにプライドがありますし
「わかった」と答えておけば物事がスムーズに流れる
と習慣的に「わかった」と返しちゃう子もいるのです。

こういう生徒さんには『ゲーム』です

鍵盤カードや音名・音符カードなどの
グッズを利用して
あくまで「遊び」として繰り返す。

間違っても笑って終わり
ゲームが上手になっていく様子を見ていれば
理解しているかどうかはわかります。

間違う事が怖くて
音名を答えるのに30秒くらいかかる子が
ゲームになると1秒で答えたりする(笑)

間違っても平気。

本音?

2009年07月17日 | 音楽教室
7月も半ばを過ぎ、そろそろ学校は夏休み。

とはいうものの
学校によっては2学期制になったため、
夏休みのスタートが遅いところもあり
また、例のインフルエンザ騒ぎで休校した学校などは
1週間夏休みが減るという噂も。
(かく言う私も、まだ補講レッスンが終了しておりません

        
それはさておき
夏休み前にいただくモノといえば「通知表」ですね。
もらうのが楽しみでもあり、怖くもあり・・・。

昨日の新聞に『通知表での表現と先生の本音』
についての記事があり、それによりますと

「今の先生方は、お子さんの様子をストレートに書かず、
 かなりソフトに書く」とのこと。

例えば
騒がしい明るく活発
口が悪い自分の意見が言える
反抗的 →自立した       という感じ。

ということは、
騒がしくて反抗的」な生徒さんのことは
明るく活発で、自立した性格」と書くわけですね?
深読みしないと、現実が見えない。怖いな~。

        
ちなみに、音楽教室で
いろんな生徒さんを教える身といたしましては

この「言葉の言い換え」、
『発想の転換』として、本気でそう信じてレッスンします。

心穏やかにレッスンできるようになります。

兄弟姉妹レッスン。

2009年07月16日 | 音楽教室

音楽教室には、ご兄弟できている生徒さんは多いです。
私が担当している生徒さんの中でも6組くらい。
        
最初に上のお子さんをみていて
後に下のお子さんが習いに来るパターンが一般的ですが
同時に習いにこられたり
逆に下の子の発表会を見て
私も…と上の子が習いにきたりすることも。

同じ家族だからこそ、役割分担といいますか
それぞれ個性があっておもしろいものです。

【N姉妹の場合】
妹:練習はそんなにしないけれど、目立つのが大好き
  舞台に上るとなると張り切るノリの良いタイプ。

姉:真面目で几帳面、責任感強い反面
  極端にさぼらないけれど、急にがんばることもない
  よくも悪くもマイペース。

【U兄弟の場合】
男の子同士だからか ライバル意識がすごい。

兄:こつこつ自分でがんばるタイプ。
  当然、お兄ちゃんの方が進度は早く
  グレードも先へ進んでいるのですが
  弟さんが後から新しいグレードに進むたび
 「○○(弟)に抜かされる~」と涙ぐむ。

弟:ノリが良いタイプでして
  上手に弾けたわね~と褒めると
 「じゃあ、もう一回弾いたろうか」(←偉そう)
  と 威張って全曲弾いてくれます。

どちらかというと
上のお子さんは自立してコツコツがんばる感じ、
一方下のお子さんの方は真似をしてつかむ要領がよく
ノリがよい(お母さまいわく『調子が良いのです』)
ように思えます。

真面目な上のお子さんを いかに自由に遊ばせ
下のお子さんを 「自分で演奏を考える」ようにもっていくか
が、今後の課題かな・・・

窓を開けても30度

2009年07月15日 | Weblog
レッスン室では3月からエアコンが入っていましたが
自宅の練習では、エアコンを使わずにいました。

少々汗をかいたって、
後でシャワーを浴びればよいことですし
自宅で自分が練習する分には
暑くてもまあいいや、と
時々窓を開けて空気を入れ替えがんばっていたのですが

今週になり
さすがにエアコンをつけました。

無理

ベランダで梅干が作れるくらい
毎日のかんかん照り
防音対策として窓を閉め切って練習していると
倒れそうです。


いまだ原因不明

2009年07月14日 | Weblog

毎日パソコンは使っておりますが
その実
パソコンについて基本的な知識はさほどありません

スパイウェアが入り込んだらしい
文字化けする
等のトラブルのたび
インターネットで原因を検索して
試行錯誤で回復させるか
幸い周囲にいるPC関係の仕事をしている友人に
SOSを発信して、乗り切ってきました。

                
スパイウェアとウイルス対策は必要なので
5年くらい前から、セキュリティ・ソフトを入れていますが
これのせいなのか 何なのか
何かをダウンロードしようとすると
自動的にウインドウが閉じてしまうことが多く

エレクトーンのレジストデータをダウンロードするのに
10回くらい挑戦するはめとなりました。
前回やった時は、1回でできたのに何故…。

さしあたり、生徒さんに使うデータは
手に入ったからまあ良いのですが

(失敗してもやり直せる)時間のあるうちに
他のデータもまとめてダウンロードしておいた方が
よさそうです・・・

毒グモの踊り

2009年07月13日 | 音楽
『Tarantella』という曲があります。
タランテラ、或いは タランテッラ。

ピアノを習ってきて最初に弾く「タランテラ」は
ブルグミュラー25の練習曲中の1曲でしょうか。
オルガンピアノの本や ギロックの曲集など
探せば、結構あちこちに。

            
では「タランテラ」の名前の由来は?
南イタリアの都市「タラント」の名前からきている
毒グモ「タランチュラ」に関する伝説からきている
さて、どっちでしょう。

実は『どちらも正しい』ようです。

そもそも「タランテラ」は南イタリアの舞曲でして
南イタリア・プッリャ州の都市「Tarant(ターラント)
に由来するといわれています。
そして
そこは「南ヨーロッパ産タランチュラ」の生息地だったとか。

ちなみにタランチュラは体長2~3センチくらいの
その地方では やや大きめのクモです。
クモは見るのも嫌という方もいらっしゃるかと思いますので
写真は載せませんが、見たい方はこちらへ。→


その「ちょっと大きめ」の目立つお姿ゆえの伝説が
「こいつに噛まれたら毒がまわって踊り狂う、
 いわば『舞踏病』になる説」と
「毒にやられてしまわないためには
 必死になって猛スピードで踊るしかない説」。

まあ、その踊りが「タランテラ」というわけでして
「とにかく速く踊る」8分の6または8分の3拍子の舞曲
一時(15~17世紀)は大変流行したようです。

それが一旦すたれて、19世紀に再び楽曲として復活。
今度はそのスピード性ゆえに
「どうだ、速いだろう!」
と、演奏者の腕自慢的な作品が多く作曲されました。

実際のところ、同じ地方に生息する
1センチ弱のちびクモの方が、猛毒を持っており
南欧タランチュラの毒で人が死ぬことは無いそうなのですが

タランチュラくんにとっては
『姿が悪目立ちしてしまったが故』の
濡れ衣的舞曲なわけです

要らない名称

2009年07月12日 | 音楽教室

私が小・中学生の時、同じ学年に
『養護学級』に行くという子が数人いたのですが、
小中合わせて9年間、同じクラスになったことは無く
初めて直接向き合ったのは、大学生になってから。

教育実習で向かった中学校で、
HRも担当することとなったクラスの子でした。
担任の先生からは、自閉症の子です、と。

???の状態で、実際に会って話してみて
どうやら
自分の興味のある事以外は見えないタイプ』らしいと感じ
その子の興味の向いている先を見て話しかけたら
びっくりするくらい打ち解けてもらえました。
         
それから十何年。
現在、仕事先である音楽教室で、
受付スタッフさんから
他のクラスに新しく来られた生徒さんが
知的障害がある子だと教えられたので
どこか変わっているのかと尋ねたところ

「言葉の発達が遅くて、人の話を聞けないらしいです」

そんな子なら、うちのクラスにもいましたけど?
大変ではあったけど、音楽が好きなら問題ないですよね、
今でもその子、がんばっているし
「まあ、そうですね。」

後日、私のその生徒さんも
知的障害があるらしいですよ、と教えられたのですが
今更そんなこと言われても、といいますか
それがどうかしましたか?としか言いようが無い…

「障害」別に名前なんか付けられなかったら
レッスンでは
皆、単なる『手強い生徒さん』で ひとくくりです。
私達を「先生」に育ててくれる。