MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ピアニストのイメージ

2009年07月11日 | Weblog

時々、仕事とは全く関係ない
「大人の遠足の会」
みたいなグループで集まります。

参加メンバーの方々は、私を含め
職業も年齢もばらばらで
寺社仏閣を巡ったり、季節の行事を楽しんだり
いろんな話ができますから、毎月楽しみにしています。

        
前回、初夏の京都を楽しむ
と題しまして、京都を散策し
夕食をご一緒したのですが

音楽のことはよく知らないという方から
ピアノ弾く時は、やっぱり
 うわ~っと感情移入してのめり込んでいったり
 するのですか?
という質問をされました。

ああ、そういえばTVドラマなんかだと
登場人物がピアノ弾く時、
陶酔しているようなシーンもありますね。

まあ、そういう方もいらっしゃるかもしれませんが

どちらかといいますと私は
集中が高まって、音楽に乗ってはいくけれど
むしろ
どこかに とても冷静に音を聴き続ける自分がいて
我を失ってのめり込む、という感じでは無いです。

たぶん、『陶酔』してしまうと
弾いた本人だけが満足している状態で
演奏はいただけなくなってしまう気がしますし
たとえ陶酔して見えていても、実際はしておらず

ドラマなどの あれは、いないことは無いと思いますが
(特にクラシックでは)少数派なのでは

と お話したところ
とても残念そうな顔をされてしまいました。

うーん、正直に話しすぎたかな・・・