MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

遊びましょう

2009年07月18日 | 音楽教室

情報が多いということもあるのでしょうが
昔に比べて、今のお子さんはいろんな事を知っているし
しっかりしているというか
大人びているような気がします。

じゃあ、理解力も上って、
本当によく理解しているかというと
実は、分かっていない事も多い。

なまじ受け答えがしっかりしているので
あ、わかったんだ、と思ってレッスンを進めると
やっぱり分かっていなかったりする。
分かっていないのに「わかった」と返事をしてしまうのです。

つまり「わからない」が言えない。

わからなかったり、間違ったりするのは
当たり前のことなのになあ、と思うのですが
子どもなりにプライドがありますし
「わかった」と答えておけば物事がスムーズに流れる
と習慣的に「わかった」と返しちゃう子もいるのです。

こういう生徒さんには『ゲーム』です

鍵盤カードや音名・音符カードなどの
グッズを利用して
あくまで「遊び」として繰り返す。

間違っても笑って終わり
ゲームが上手になっていく様子を見ていれば
理解しているかどうかはわかります。

間違う事が怖くて
音名を答えるのに30秒くらいかかる子が
ゲームになると1秒で答えたりする(笑)

間違っても平気。